今回、てんかん保有者の人権擁護についてのコメントがTVで発表されたがもちろん十分理解できる。ところが今回の事故は8人の方が車にはねられてなくなっている。加害者(という表現は適当かどうか疑問であるが)の人権云々がTVでいわれると、おそらく亡くなった方のご家族は「じゃあ被害者の人権はどうなるのよ」ということになる。最近、司法の場でも、あの「光市母子殺人事件」以来、被害者の人権が擁護されるようになってきた。また一番いけないのはこの運転手が病院で何度も禁止されていたにもかかわらず車を運転していたことである。おそらくこのような事件の後では「被害者の人権擁護」の機運がますます高まり、きっとあらためててんかん患者自体を制限する流れになるのではないだろうか。