帰宅途中につらつら考えた。何でこんなトンチンカンの対応をするのか? 私がついに切れてしまった最後の彼女の言葉は「品代でよろしかったでしょうか?」である。変である。こちらは最初から「品代」と書くようお願いしていたのである。それをダメだといっておきながら、最後には「品代と書いてもいいのですか?」とこちらに了解を求めているわけである。この対応を誤りと思わなくてはいけない。正しくは「お待たせして申し訳ありませんでした。では品代とお書きいたします」でいいのである。ダメならダメでその理由をきちんと説明すればいいのである。「あ だめです できませーん」の一点張りではこちらも気分が悪い。たぶんこの店では手書きの領収書は、以前は「上」でも「品代」と書いてもよかったのだろう。しかしつい最近から「名前をきちんと書くこと」「但し書きは商品名をいれること」と指示されていたのかもしれない。だから前の控えには「上」とか「品代」のものが残っていたのだろう(と好意的に解釈した)。そんな中で私が以前の控えの束をめくる際に「品代」という文字を見てしまったのである。そうなれば前の客はOKで、なんで自分はだめなんだと疑問もわいてくるのは道理である。