軽いめまいを覚えながらも「じゃあ、そこは『吉田』にしてください」と告げた。次にその店員は聞いてきた。「但し書きはいかがいたしましょうか?」 私は(また「いかがいたしましょうか」と聞いてきやがったな、この店員は・・・と思いつつ)「では品代でお願いします」といったところ、「あ できませ~ん」と答えたのである。 私:「え? なんでだめなの? じゃあ空欄でいいですよ」 店員:「空欄もお受けできませーん」 私は少し切れかかった。さっきこの店員が過去の領収書控えをパラパラとめくっている際に、空欄のままや「品代」と記載されている但し書きを見ているのである。 私:「前に出した控えには品代って書いてあるだろ、なんで私の場合だけだめなの?」と少し強めに言った。その若い女性定員は少しオロオロしてきた。事情を知らない周りの人間は、若い店員をいじめている悪いオヤジ・クレーマーに見えているだろう。どうみても私のほうが悪役に見える。冗談じゃないよ。悪いのはこの店員だ。