彼女達は「嘘」でも「虚構」でも何でもいいがとにかく非日常を売っているのである。イメージが大切である。ということはその各人それぞれのイメージは脚色があってしかるべきである。否定はしない。あそこのステージで「他のメンバーに対する本音」をバンバン言われたらそれこそギクシャクとなるどころか舞台で取っ組み合いの喧嘩になりかねない。やはりコントロールセンターできちんと統制がなされているのであろう。通常、スピーチ内容をあれだけ感動的にするには各人に「歌心」や「詩的センス」がないと言葉としての表現は難しい。しかしながらあの大人数全員が「歌心」を持っているとは到底思えない。またスピーチの内容自体は感動的なのだが、その盛り上げ方や喋り方は「機械的」であったり「画一的」であったりするように感じる。まあ「誰か」にやらされていたとしても、あれだけ人前でできれば大したものである。社会人としてスピーチ研修会で学んできた技法と考えれば、それこそ今後の人生での大きな財産となるのでそれもよいことなのである。