そういえば元モーニング娘の元アイドルであるが、旦那の留守中に起こした彼女のスキャンダルが報道された。たぶんこのままもう出てこれないかもしれない。一般社会も政治家の世界も、そして芸能界であってもスキャンダルが発覚すれば一発で足元をさらわれるのである。ところが一方「それでも彼女を応援する」というAKB総選挙の世界はなんなんだ?と感じてしまう。研究生に降格され頭を丸めたからそれでよしとしているのであろうか?それが「頑張っているから」ということで逆に応援材料となってしまったのだろうか? 通常の社会では「私、頑張っています」という自身の姿勢をみせてもチャンスは与えられず多くは這い上がってこれないのである。このAKBの世界は、「通常の社会」とも、また「通常の芸能界」とも違う世界である。この特殊な世界をもし秋元某が意図的に作り上げたとしたらそれはものすごいことである。たしかにこのように云々言っている自分が「順位など興味はない」といいつつもこの総選挙の様子をTVで見ているのである。つまり結果的に視聴率がとれる世界を作った秋元某の勝ちなのである。この勝者である秋元某もすごい努力をしているであろう。しかしヒットに恵まれなかったおニャンコからAKBまでの間だって努力していたはずである。努力が報われた云々は後付けの脚色であり、要は「結果」、つまるところは「勝てば官軍」ということなのである。