因みに「副反応」と言う言葉があります。これはワクチンの時に使われる言葉ですが、薬のときに用いる「副作用」とは異なるものです。この「副反応」とは、ワクチンを接種して1ヶ月に以内に発症したすべての報告された症状を指します。つまり、1ヶ月以内に起こったものということであるため、ワクチンが原因かもしれないし、ワクチンとはまったく無関係かもしれません。しかしすべてが「副反応」になってしまいます。現在種々のワクチンの添付文書にかかれている「副反応」がありますが、すべてにワクチンとの因果関係が証明されているわけではありません。自然発生した何らかの重篤な病気がワクチン接種後1ヶ月以内にたまたま重なったものも含まれており、これらも自動的に「ワクチンの副反応」とされたものもあるということも知っておく必要があります。先進国の中でワクチン接種は日本は遅れていると言われています。日本よりワクチン行政の進んでいる国でも当然ワクチンの副反応は日本と同じように起こっているはずですが、他国ではどのように対処しているのか知りたいところです。