吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

うその110番して逃走…「ポリ鬼」17人を家裁送致 その2

2014年08月25日 06時09分50秒 | インポート

   昔、自分は救急隊指導医として大手町にある東京消防庁の司令室に月に1回程度詰めていたことがあった。そこには都内からの全119番通報が入ってきた。救急隊が現場で判断に窮する時に医学的な助言をするのが仕事であった。時に「いたずら119番通報」もあった。電話口で子供などのいたずらであると発覚した場合は厳重に注意された。しかし注意のみにとどまった。この虚偽の119番通報で救急隊が出動している間に、どこかで秒をあらそう急病や火事が発生したなら、それら本当の事例が受けられるはずであった便益は受けられなくなる可能性がある。つまりは警察へのいたずら電話と同じで、人の生命と財産を脅かしていることになるわけであるの。したがって同様にこのいたずら電話というものは厳罰に処せられるべきであると考える。消防での対応は少し優しすぎるのではないかと思ってしまう。電話をかけてきた相手などは簡単に特定できるので捕まえようと思えば簡単なのである。しかしまあ警察なら逮捕権もあるが、消防の場合ではわざわざ警察に連絡して捜査をお願いし・・・というステップを踏まなければならないためいたずら119番通報はことが大きくならないのかもしれない。<o:p></o:p>