吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

応急手当普及啓発活動 その5

2014年08月05日 06時14分34秒 | インポート

   この協会が行っている心肺蘇生の講習会にタレントであるオードリーの春日が参加したと機関誌に記事が載っていた。この映像はTVで放映されたそうであるが、その放映をみた人たちから協会に講習参加申し込みの電話がたくさんあったそうだ。何人かの人が申込時に「春日さんができたのだから私にもできると思って・・」と言ったらしい。まあ参加することのモチベーションは何でもよい。とにかく一人でも多くの人をまずは講習に参加させてしまうことが大事である。しかしこの電話の主の言葉は「あの春日ですらやることができた」という意味だったのであろうか? だとしたら春日が可哀想であり事実とは異なる認識である。彼は学生時代アメフトの関東代表だったらしいし、しかもお笑い番組でも脅威の身体能力を見せている。元オリンピック選手と種々の競技で遜色なく競り合っているのである。お笑いというイメージからその身体能力を低く見られていたのかと思うと、人のイメージや評価というものはいい加減なものなのかと呆れてしまう。まあとりあえず誤解であっても応急救護普及への入り口が広がっただけでよしとすべきなのだろう。