吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

蒸し返し その7

2018年11月13日 06時27分57秒 | 日記
 11月1日 朝の情報番組スッキリを見た。コメンテーターに東海大 金慶珠教授が出演していた。いろいろ今回の最高裁判決について解説を加えていたが、司会の極楽とんぼ 加藤氏と少し論争があった。
 加藤氏が「それではこの問題は国際裁判で第三者に判断してもらったらいいじゃないですか」と・・。
 もちろん国際裁判になったら、国際協定がすでに2国間にあるのだから、韓国最高裁の判決は無効にされるのは(韓国人が見ても)容易に想像がつく。韓国側は国際裁判になると旗色が悪くなることを知っている。

 そこで金氏は述べた。「国際裁判開催は韓国側が承知しないと思います」 と 
加藤氏「何故ですか?」  
金氏 「それは韓国が最初から正しいので国際裁判をする必要がないからです」と・・・・。

 唖然とした。いくら言い訳とはいえ、「自分は正しいので裁判の必要はない」というのは身勝手な論理である。
 どちらが正しいのか決着がつかないから裁判をやろうと言っている所で、自分が正しいのは間違いない、(だから日本が間違っている)、だから国際裁判など必要ないという論理である。

 国際間の協定を勝手に破棄し、そして「自分たちは正しい」とばかりに最初から議論の俎上にも乗ってこないならば、とても法治国家とは思えないのである。
 お付き合いするのに疲れる。でも隣人として仲良くする必要はある。

 因みに、過去ナチスドイツに徴用されたギリシャ(だったか?)が国際裁判で補償請求して棄却されたという歴史があるらしい。今回の場合と似たような事例であるが国際裁判に持ち込もちこもうとしない韓国の理由は明らかである。