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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

初めての沖縄拾遺集 残された写真から

2019-11-28 02:13:50 | 旅行

 過日の初めての沖縄への旅、何回かにわたってレポートしてきましたが、その文章との関連などで載せきれなかった多くの写真があります。
 それらを以下に載せます。

 沖縄を車で案内していただいて、まず気づいたのが私が住まいする地方との植生の違いです。まずは、空港前の道路で見かけた並木が南国風で、ナンやらというヤシの一種だそうです。小さな実をつけていて、熟したものは赤く色づいていました。ヤシと聞くと食べられそうな気がするのですが、これがどうなのかはわかりません。
          

 以下は、那覇で見かけた花をつけた街路樹です。その花の拡大は下のようです。名前はわかりません。
              

          

 これはご存知ガジュマルで、あちこちで見かけました。無数の気根に取り巻かれた様相は、なんだか王者の貫禄すら感じました。
          

 下はどこかで見かけた、たぶん蘭の一種だと思います。  

          

 この幹が膨らんだバウワバブのような木もあちこちで見かけました。徳利木綿というきれいな花をつける木の幹もこんな感じでした。
              

 ブーゲンビリアンは至るところで見かけましたが、これはそれを生垣風にしつらえた家で、ひときわ目立ちました。
          

 下は辺野古漁港の近くで群生していた木の花でしょうか。潮風に強い植物なのでしょう。 

          

 平和祈念公園の庭園のリュウキュウマツの若木たちです。右からの浜風にやや傾斜しながら、どこか清々しく伸びていました。
          

 以下は街の風景です。
 那覇は、2日目の夜に泊まったのみで、あまり街を散策することもなかったのですが、想像以上に立派な街でした。ただしその郊外は、本土と同じ、大型のチェーン店やフランチャイズが並び、そこだけだと、沖縄らしさはあまり感じられませんでした。

 ただし、街なかの色彩感、街路樹、ハーレー(沖縄国時のボートレース)に使う船のオブジェ、などなどはまさに沖縄ならではのものでした。 

          

          

              

 下もやはり都市部で、沖縄市(かつてのゴザを中心とした都市)の商店街です。沖縄県第二の都市ですが、その中心部の繁華街は、やはりシャッター通り化してやや寂しいものがありました。
              

 これは初日に泊まった安田(あだ)の集落で、朝方の散歩の途中に、私たちを案内してくれたOさんの友人で、この集落に住む女性がわざわざ届けてくれた自家製のサーターアンダギーです。芭蕉の葉で作ったバッタ(巧いなぁ!)とメッセージが添えられていました。そのメッセージは以下です。
 「ありがとうございました。
  ウチナーヘマタン(?)
  イ(?)メンソーレ
  沖縄へまた次もいらっしゃいネ」
 何という粋なことをする人でしょう。

              

 そのサーターアンダギー、那覇での夜、全国歌謡コンクールで一位をとったというOさんの歌声をカラオケルームで聴きながら、泡盛やオリオンビールとともに頂きました。品の良い程よい甘さのそれは、私のような辛党の口にもピッタシ合って、美味しかったです。

          
 

 初めて食べた本場のソーキそば。スペアリブと三枚肉の両方が付き、手前は沖縄独特のやや硬めの豆腐。これが肉類と調和してとても美味しかったのです。

          
 

 空港へ向かう最後の食事もソーキそば。加えてジューシーという沖縄独自の混ぜご飯。私が作るような混ぜご飯とどこか違うのだが、それがなぜなのかはわからずじまいです。

 

           

 オリオンビールには終始お世話になりました。もちろん、こちらでも飲んだことがありますが、やはり彼の地で飲むのは味わいまで違うようです。土地と歴史が育んだアウラが加味されるからでしょう。

          
 

 最後にまた辛口の写真です。これは海の特攻隊、人間魚雷の残骸。爆弾付きのこれに乗って、相手の戦艦に体当たりですから、もちろん操縦者は生きて帰ることはできません。日本軍が、兵士を消耗品としてしか考えていなかった事実のひとつがここにあります。

          

 もう一度、辺野古の美ら海を。この向こうが埋め立てられようとしているのです。

              

 辺野古の漁港付近の岸壁に、祈るかのように並べられていた白い貝殻です。

          

 

 沖縄シリーズの私のレポートはこれで終わりです。
 長々としたものをお読みいただいた方々に感謝します。
 また改めてご案内頂いたOさん、ご同行の皿塩組に感謝いたします。
 Oさんの素敵な歌声、いまも耳に残っています。
 ニフェーデービタン!


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