きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

親の介護に思うこと

2007-04-17 | 父の記録と母の思い出
妹が春休みに子供を連れて旦那さんの単身赴任先に遊びに行った。(本当は1週間の予定だったが、旦那さんが週末一緒に帰りたいと言うので滞在は4日間だった)

で、どこか遊びに行った?~料理は何食べた?と思って「どうだったよ?」と尋ねた所、妹の最初の返事は

「お爺ちゃんのコト、全然考えなくていいからすっごく楽しかった~!(^◇^)」
だった。

(えぇ~そういう意味?)と唖然としてしまったが、それが親の介護なのだと思う。同じように在宅で姑の介護をしている友達が居るそうだが、その友達と妹の会話は結構エグい(ようだ)。でも、それが実態なのだと思う。妹だから、二階に上がってそこらのタオルをぶん投げているだけで済んでいるが、私だったら後ろからどついていたに違いない。それが親の介護の実態なのだ。

それでも以前は月に1度2度週末にじいさんを訪ねて、一緒にカラオケに行ったり、眼科の通院につきあっていた。新しい会社になってからは土曜休みがないので、まだ一度もカラオケに行っていない。これではいけない、たまには親孝行もしないといけないと言う気持はあるが、たった一日の日曜休みを掃除洗濯図書館・・・買い物する時間があったら、じいさんの相手もしなきゃいけないと思いつつ、やっぱりできてない。

妹はそんなに気を遣わなくていいよ、と言ってくれる。
それに甘えている現状。
 

母は精神状態が悪いたびに昔の話をよくした。
母子家庭で母親が仕事で帰りが遅かった。一人で待ってた。ある日男と駆け落ちして帰ってこなかった。夜中に一緒に連れてってとすがりついたけど、一人で行ってしまった。2~3日後に帰って来たけれど、抱きしめてくれたのは母親ではなかった知り合いのおばさんだったと言う。

「でも、それでも女手一つで育ててくれた事は一生忘れなかった。絶対におばあちゃんが選んだ人と結婚するつもりだった。おばあちゃんを一人にはできなかった。だから、絶対kekeもそうなるよ。だから、kekeだけの事を考えて。必ず面倒をみてもらえると期待しちゃいけないよ。でも忘れないから。」


私の心のどこかに「kekeが私を見捨てまい」と言う気持があるのも事実。
でも、自分の父に対する態度を思うと、期待はできない、しちゃいけない。ましてや、面倒を看るのはkekeじゃないかもしれない。嫁さんだったらたまらない。

妹がああなのだ。まして嫁じゃぁ・・・・。
うちらの世代が辟易している親の介護を、次の世代が出来るわけない。
そして、する必要も無い。

やっぱり子供は子供の人生がある。物質的にフォローはできても精神的にまで面倒は看切れない。それを期待しちゃいけない。
自分の人生を楽しむには、自分自身でしっかりするしかない。

もしもkekeが大人になって、必要以上に私に同情するなら、やめてほしい。お前はお前の人生を生きろと言いたい。
親の為に夫婦仲が崩れるなんて最悪だ。それより大きくなってこそは、ちゃんとした家庭を作ってほしい。それは私の夢でもあったから。
私が一緒に酒が飲めるようになったら、何度も何度も耳にタコができるほど、そう言い続けるだろう。その言葉の意味をいつか分かる日が来るはずだ。


なんて言ってみたけど、GWにはじいさんとカラオケに行ってこよう。
なんせ3連休と4連休だ。
やりたい事はたくさんある。夏服も買いに行こう。海も見に行きたい。
いいぞ、夏が楽しみだ。