きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

K女史がお休みの日

2007-04-21 | その前の会社
今日はK女史がお休みをとっている。

朝から誰も戻って来ないし、電話もほとんどない。
K女史が居ると、暇でも「こんなお気楽にしていてはいけない!」と自制が働くのだが、1人なので隅から隅まで暇なのであった。

そんな時、年配の下請けさんが請求書を持ってやってきた。
お茶でも入れましょう~と言うと、「アンタ、前も建築会社に居たんだってね」と言う。
「そうなんですよ、○○会社に居たんです」と名前を言うと彼は、なんだ知ってるよ、社長を追い出してからパッとしなくなったあそこだろ、と言う。

「え?!追い出した?・・追い出した訳じゃなくて、どっちかって言うと出てっちゃったと言うか・・あのぉ、・・・まぁ、そうなんですよ。」
「去年、一緒に仕事をしたんだよ。腕利きの社長がいいのを連れて行っちゃったんだろ。何て言ったっけ。」
「いいのを連れてった?どちらかと言うと出てっちゃったんだけど・・・う~ん。」
「そうそう・・・アンタの事もエート誰だっけ?聞いたんだよ。。。ま、追い出された社長の方が客連れてうまくやってるみたいだな。」
「その・・追い出したって言うのは・・・何と言うか、う~ん(悩)。。。いったい世の中ってそんなものなんですかぁ~?どう思いますぅ???」
「そうだな~(困)・・・今は強いものが勝つって言うか・・弱肉強食って言うだろ?・・・そんなものよ。それであまりやり過ぎりゃ、また人は去っていくしな。」
「そんなものですか。。。。」
「アンタも良かったじゃないの。ここに入れて。」
「えぇ、あぁそうですね。たまたまですが社長に声を掛けられて良かったです。」

そして、グイとお茶を飲むと、今日は一人でネズミに食べられないように気をつけなよ、と出て行った。(ここは夏にゴキブリがよく出るとK女史が言っていたが、なぜネズミ?)


巷では「追い出した」事になっているとは少々ビックリだ。
且、腕利きのイイのを連れて行ったとか。(なんじゃそりゃ)
それが真相かもしれないし、そうじゃないかもしれん。
当事者ながら、私自身も事の真相は何も分からん。

そんな中で頭の回転が鈍い私にできることは、毎日コツコツ誠実に生きていくことしかない。
真面目に、でも程よくガス抜きをしながら、誰も裏切らず、できれば傷つけずに、自分がされたら嬉しいようなことをコツコツ積み重ねていこう。それしかない。
鈍い私が、この先どんなに惨めになってしまっても、そこまで誠実にやってきた事だけは間違いないから、たぶん胸を張って歩いていけるだろう。男と違って、どんなにビンボウになっても、悲しい仕事をするようになっても(そもそも仕事に悲しいなんていう定義もおかしいのだが)、子供を育て上げりゃ立派なのさっ!・・・そう思いたい。そう思おう。

そんな事を言いつつ、今日はブログを書いて仕事終了。(すみません・・)
とうとう事務所には誰も戻らず。
電話数本有り。来客は2名と宅配業者。

以上。



【写真】
製氷皿で凍らせた生姜のすりおろしを取ろうとして、菜ばしを割りました。。。
もともと長い箸なので、それでも不便なく使えるようです。捨てようと思いつつ、まだ使えるのでそのまま使っています。^^;