父の様子はまた一段と進んだように思う。
今日は、自分の兄弟の事を何度も繰り返し思い出そうとしていた。
一番上のお兄さんはどうしているか?と訊かれたので、分からないと答えておいた。
もうとっくに亡くなっている叔父さんだった。
男兄弟の名前は出てくるが、叔母はもう思い出せないようだ。
一番近い兄さんの事を訊いてきたので、「元気だよ。たまにここにも(妹と)来てるよ。」と答えた。
誰と住んでいるの?と言うので、叔母さんの名前を言った。
二人は兄弟かい?と言うので、違うよ夫婦だよ、と答えた。
お前はどこで誰と住んでいるのか?と言うので、kekeと二人だよと答えた。
それからまた、兄弟を一生懸命思い出そうとしていた。
何度も何度も繰り返していた。
どうしているか?と言われると困った。
「ここはどこなの?」も何回も言われた。
舌の感覚がおかしいのか、野菜や魚が口からなくならないと出していた。
痛いわけではないらしい。口からなくならないのが気になるようだった。
母が祖母の介護をしている時に「年を取ると子供に戻る」と言っていた。
今の父は「あれは何?」「これは何?」の2歳児のようだった。
でも、まだ今は意志の疎通はできている。
「お前の兄弟は誰だ?」と言うので、妹の名前を言った。
二人だけかと言うので、そうだよと言った。
自分の母親の名前を思い出そうとしたが、思い出せない。
私も、そう言えば思い出せなかった。
どうしているのかと言うので、「いないかなぁ」と小さくつぶやきながら、「よく分からないけど」と言い替えた。すると「お前のお父さんとお母さんは?」と私に訊く。
昨日の夜は寝られなくてオムツをちぎったり歩き回ったり、介護士さんも大変だったらしい。
昼と夜が逆転するのは、家に居た頃もよくあったのだが。。。
そろそろ帰るねと言うと、何度も話しかけてくる。。。
帰りのラジオで長淵剛の歌が流れてきた。「蝉」と言うらしい。
この歌は、きっと父がハマったに違いない。
父の声でリアルに聞こえてきそうな歌だ。
元気だったら。。
こんな時メソメソするのは、何か違うと思う。
ウソっぽいような気がした。
本当に可哀想だと思えば、即効病院から父を連れ出すのだけがホントだと言う気がした。それ以外は、みんなウソっぽかった。
♪蝉が泣く・・・チキショウと・・・
私は父が元気だった、得意だった時代を思い出すことにしよう。
実際に、父はいつも楽しそうだったし、好きなことをしたから悔いは何もないと言っていた。
この歌の方がよっぽどそれっぽい気がした。
そして、私も元気で楽しく暮らしていよう。
その姿をkekeにしっかり見ていてもらおう。
今日は、自分の兄弟の事を何度も繰り返し思い出そうとしていた。
一番上のお兄さんはどうしているか?と訊かれたので、分からないと答えておいた。
もうとっくに亡くなっている叔父さんだった。
男兄弟の名前は出てくるが、叔母はもう思い出せないようだ。
一番近い兄さんの事を訊いてきたので、「元気だよ。たまにここにも(妹と)来てるよ。」と答えた。
誰と住んでいるの?と言うので、叔母さんの名前を言った。
二人は兄弟かい?と言うので、違うよ夫婦だよ、と答えた。
お前はどこで誰と住んでいるのか?と言うので、kekeと二人だよと答えた。
それからまた、兄弟を一生懸命思い出そうとしていた。
何度も何度も繰り返していた。
どうしているか?と言われると困った。
「ここはどこなの?」も何回も言われた。
舌の感覚がおかしいのか、野菜や魚が口からなくならないと出していた。
痛いわけではないらしい。口からなくならないのが気になるようだった。
母が祖母の介護をしている時に「年を取ると子供に戻る」と言っていた。
今の父は「あれは何?」「これは何?」の2歳児のようだった。
でも、まだ今は意志の疎通はできている。
「お前の兄弟は誰だ?」と言うので、妹の名前を言った。
二人だけかと言うので、そうだよと言った。
自分の母親の名前を思い出そうとしたが、思い出せない。
私も、そう言えば思い出せなかった。
どうしているのかと言うので、「いないかなぁ」と小さくつぶやきながら、「よく分からないけど」と言い替えた。すると「お前のお父さんとお母さんは?」と私に訊く。
昨日の夜は寝られなくてオムツをちぎったり歩き回ったり、介護士さんも大変だったらしい。
昼と夜が逆転するのは、家に居た頃もよくあったのだが。。。
そろそろ帰るねと言うと、何度も話しかけてくる。。。
帰りのラジオで長淵剛の歌が流れてきた。「蝉」と言うらしい。
この歌は、きっと父がハマったに違いない。
父の声でリアルに聞こえてきそうな歌だ。
元気だったら。。
こんな時メソメソするのは、何か違うと思う。
ウソっぽいような気がした。
本当に可哀想だと思えば、即効病院から父を連れ出すのだけがホントだと言う気がした。それ以外は、みんなウソっぽかった。
♪蝉が泣く・・・チキショウと・・・
私は父が元気だった、得意だった時代を思い出すことにしよう。
実際に、父はいつも楽しそうだったし、好きなことをしたから悔いは何もないと言っていた。
この歌の方がよっぽどそれっぽい気がした。
そして、私も元気で楽しく暮らしていよう。
その姿をkekeにしっかり見ていてもらおう。