私の会社での仕事は、基本「先入れ後出し法」である。
まずAと言う仕事をしていたとしよう。
机の上にAの書類(本来の自分の仕事)を出して作業をしていると、たいてい誰かから「sakeさん、Bをやって」と言われるので、その場合Aの書類の上に、Bの書類なりを上に乗せて今度はBの仕事を始めるのである。
すると、また誰かから「sakeさん、これをコピーして」みたいなことを言われるので、Aの上にBの書類を広げたまま、コピー機に行き、それをコピーしていると、プルルルルと電話が鳴るので、コピー機に書類を置いたまま電話を取りたい所だが、さすがにそれをすると社長に怒られる場合があるので、コピー機の脇に書類を置いて電話を取る。
そして、電話が終ると、コピー機に戻ってコピーを取り、次にBの書類を済ませ、その書類を片付けてから、Aの仕事に取り掛かる。。。。このように後から言われたことを先に済ませてしまう習性があるのだった。
いちいちメモを取るよりも、まず1度机に広げておけば、上に乗っている仕事を片付けているうちに下から出てきて「そうだ、これもやんなきゃ」と思い出せるからである。
だが机の上に置かないものについては、コピー機の横に書類が置かれたままだったり、鉢植えに水をあげるジョーロみたいなものがそこらに転がっていたりしていて、偶然通り掛って「あ!」と思い出したりするのであった。
それはともかく、今日はnanuさんに頼まれた書類を作っていた。
それを一部、修正しなくてはならない箇所があり、その場所を修正テープで消して、テプラで文字を作り直して貼り、コピーを取って作る、と言うせこい技が求められていた。
最近、私はテプラで小さい文字(6mm幅)を貼るのが、見難いのだ。
悔しいけど、老眼である。近眼用のメガネを頭の上に持ち上げ、作っていると社長が「この見積のココ直して」と持ってきて、「あとでSBRさんが来たら渡すから、できたらここに置いといて。」と言う。
私はテプラをやりかけのままにして、修正テープを胸ポケットにグイと刺し、見積を作って言われた通りに置いた。そして、「SBRさんが来るならトイレぐらい掃除するか」と思い、男子トイレも女子トイレも掃除することにした。
手を洗うボールにお風呂洗剤をシュシュシュと吹かして、汚れを浮かせている(つもり)のうちに、便器をトイレブラシでこするのだが、女子のはともかく、男子は誰の汚れだか知らんが、いつも必ず汚れている。やった人がその場でこすってくれればすぐに落ちるのに、固まってからだとほんとに落ちなくて困る。(もっとこまめに掃除すればよいだけなのだが。。)
もぉ~と思って、更にブラシに力を注いで左に右に動かしていると、電話が鳴った。
「あ、電話だ」と思い、顔を上げふり向いた瞬間に、胸ポケットに刺していた修正テープがみごとに便器に落ちた。
そして私は反射的に「このまま流せない!」と思い、修正テープを拾い上げて気がついたら手を洗う所でささっと表面を流していた。そして雑巾で拭いてしまっていた。
せっかくきれいにしたので使ってみると、少々水分が出ているが使えたので、ちゃんと乾かせば普通に使えそうである。私は手を何度も何度も、ハンドソープで洗った。
その後しばらくたっても、あの乾燥中の修正テープが気になる。
「もう一度きれいに汚れを拭き取れば使える!」と思い、濡れたティッシュで何度もよく拭き、バイキンはもういないだろうと思うほど、力強く拭き取った。
そして再びしっかり手にしてみたけど、どうしてもあの光景が思い浮かぶ。
しかも男子トイレの方である。もしかしてウンはついてくるかもしれないが。。。
やっぱり使う気にはなれず、かと言って捨てることもないような気がして、nanuさんの机に転がっていたのと取り替えてしまった。(ふぅ)
まずAと言う仕事をしていたとしよう。
机の上にAの書類(本来の自分の仕事)を出して作業をしていると、たいてい誰かから「sakeさん、Bをやって」と言われるので、その場合Aの書類の上に、Bの書類なりを上に乗せて今度はBの仕事を始めるのである。
すると、また誰かから「sakeさん、これをコピーして」みたいなことを言われるので、Aの上にBの書類を広げたまま、コピー機に行き、それをコピーしていると、プルルルルと電話が鳴るので、コピー機に書類を置いたまま電話を取りたい所だが、さすがにそれをすると社長に怒られる場合があるので、コピー機の脇に書類を置いて電話を取る。
そして、電話が終ると、コピー機に戻ってコピーを取り、次にBの書類を済ませ、その書類を片付けてから、Aの仕事に取り掛かる。。。。このように後から言われたことを先に済ませてしまう習性があるのだった。
いちいちメモを取るよりも、まず1度机に広げておけば、上に乗っている仕事を片付けているうちに下から出てきて「そうだ、これもやんなきゃ」と思い出せるからである。
だが机の上に置かないものについては、コピー機の横に書類が置かれたままだったり、鉢植えに水をあげるジョーロみたいなものがそこらに転がっていたりしていて、偶然通り掛って「あ!」と思い出したりするのであった。
それはともかく、今日はnanuさんに頼まれた書類を作っていた。
それを一部、修正しなくてはならない箇所があり、その場所を修正テープで消して、テプラで文字を作り直して貼り、コピーを取って作る、と言うせこい技が求められていた。
最近、私はテプラで小さい文字(6mm幅)を貼るのが、見難いのだ。
悔しいけど、老眼である。近眼用のメガネを頭の上に持ち上げ、作っていると社長が「この見積のココ直して」と持ってきて、「あとでSBRさんが来たら渡すから、できたらここに置いといて。」と言う。
私はテプラをやりかけのままにして、修正テープを胸ポケットにグイと刺し、見積を作って言われた通りに置いた。そして、「SBRさんが来るならトイレぐらい掃除するか」と思い、男子トイレも女子トイレも掃除することにした。
手を洗うボールにお風呂洗剤をシュシュシュと吹かして、汚れを浮かせている(つもり)のうちに、便器をトイレブラシでこするのだが、女子のはともかく、男子は誰の汚れだか知らんが、いつも必ず汚れている。やった人がその場でこすってくれればすぐに落ちるのに、固まってからだとほんとに落ちなくて困る。(もっとこまめに掃除すればよいだけなのだが。。)
もぉ~と思って、更にブラシに力を注いで左に右に動かしていると、電話が鳴った。
「あ、電話だ」と思い、顔を上げふり向いた瞬間に、胸ポケットに刺していた修正テープがみごとに便器に落ちた。
そして私は反射的に「このまま流せない!」と思い、修正テープを拾い上げて気がついたら手を洗う所でささっと表面を流していた。そして雑巾で拭いてしまっていた。
せっかくきれいにしたので使ってみると、少々水分が出ているが使えたので、ちゃんと乾かせば普通に使えそうである。私は手を何度も何度も、ハンドソープで洗った。
その後しばらくたっても、あの乾燥中の修正テープが気になる。
「もう一度きれいに汚れを拭き取れば使える!」と思い、濡れたティッシュで何度もよく拭き、バイキンはもういないだろうと思うほど、力強く拭き取った。
そして再びしっかり手にしてみたけど、どうしてもあの光景が思い浮かぶ。
しかも男子トイレの方である。もしかしてウンはついてくるかもしれないが。。。
やっぱり使う気にはなれず、かと言って捨てることもないような気がして、nanuさんの机に転がっていたのと取り替えてしまった。(ふぅ)