きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

他人の結婚式

2013-08-22 | 今の会社
nanuさんが結婚することになったらしい。

「おめでとうございます。」と言ってみたものの、本心は大してめでたいと思っていない。
たぶんおそらくもっと近い間柄とか、今まで不遇を抱えて来た同性の友達ならば、「よかったね!!」と思うかもしれないが、日頃自分に関心のない人が結婚しようが幸せになろうが、興味がもてない。

非常識とも思うが、興味がないのだから仕方ない。
あるとしたら結婚式に招待されるかもしれないと言う恐怖だが、それも今回はない。
何故なら、数年前の秀くんの結婚式の招待を断ると言う不義理を犯しているからである。

それにはいろんな事情があったのだけど、一番分かりやすく言うと、「ここで出席したら、これから社員が結婚する度に毎回毎回披露宴で祝い金を包まなければならないではないか」と思って断ったのだ。うちの会社はボーナスがないから、家電の買い替えや冠婚葬祭などのワンポイントの出費は全部貯金をおろしてまかなっており、ここで出席したら、のちのちまで「たかられ」てしまうと思ったのである。

秀クンは私の断りに対して、当然のごとく「非常識だ!」と思ったようで、Aさんやnanuさんにブースカブースカ文句を言っていただろうことは顔を見るとよく分かった。そして私との間は不自然なギクシャクした空気が流れたのだが、今では(たぶん)何事もなく水に流してもらっている。

そしてその渦中にnanuさんがボソッとつぶやいた。
「それぐらい行ってやればいいのに。」と。



何日か前にTVを見ていたら、アンガールズのおかっぱじゃない方の人が、TVで騒いでいた。
その番組では実のお兄さんと一緒に出ていたのだが、お兄さんの子供達(3人)はアンガールズの(以下略)から、一度もお年玉をもらったことがないそうで、「え~」と会場の女子からブーイングが起きたのだ。

その時にアンガールズ(以下略)はこう言った。

「どうして私があげなければならないんですか!私にはもうお金しかないんです。合コンも帰れ呼ばわりの私にはもう結婚がないんです!あとはお金しかないんです!それをどうして幸せそうな人達に毎年振舞わなければならないんですか!私にはもうお金だけが最後の砦なんです。それでもしかしたらいつか女性が結婚してくれるかもしれませんからぁ!」
(原文通りではないけど、こんなイメージ)


心境としてはまさにそんな感じ。

私がもしも結婚したとしてその時に招待しておいて自分は行かなかったのならまさしく不義理であるが、私がもうそんなことは無いと明らかに秀クンは当時見下していて、それで自分は一方的に祝ってもらえるのが当然!と思いこむのは、思いあがりではないだろうか。

でもnanuさんを見ていても、これから結婚しようとする人達はおしならべてどこか舞い上がっており(私のヒガミ妄想も充分入っているが)、誘えば祝ってもらえるのが当然と思っているようだ。
せめて、お祝い返しをナシにして、お祝い金も半額でいいことにしたら、もっとずっと皆心から祝福できるだろう。
少なくても17万の手取りの人間に3万円は高すぎる。


と思ってしまう私は了見が超狭いのだろう。
両親が元気だったら「祝っておあげなさい、そうすればきっといいことがあるよ」と言っただろう。
父は「お祝い金なら心配しなくていいから」ぐらいのことは言うかもしれない。
あぁ、なんて不義理な奴なんだろう。

でも、私だって例えば姪っ子の結婚だったら心から祝福するだろうし、祝い金も貯金をおろしても包みたいと思う。
日頃、用事だけ言いつけて、「ディズニーシー行ったこと無いの?行って来れば、1人で。」なんて事を言うから(by秀クン)「めでたい」と言う気になれなかったのかもしれない。

と、何気なく最後に言い訳がましく書いてみる。