きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ピアノに励む夏

2013-09-04 | 歌謡曲・カラオケ
この夏はピアノを弾いてみた。

曲目は「ルパン三世’80」。誰もが知っているルパンの曲なのだが、80年バージョンはちょっとジャズっぽくて、youtubeを見ながら「やるならこの曲だな!」と思った。
(実力が無い割に、めざす所が高いのが昔からのクセなのだ。)


譜面を見ながらコツコツ練習するのが億劫で、昔は弾ける曲しか弾いていなかった。
なのでイヤイヤ先生の元で恥をかきながらやっと弾くので、新しい曲をマスターするのに1年ぐらい掛かっていた。

離婚して数年してから「ピアノがほしい」と思い立ち、無理して買った。
ピアノから離れて10年は経った頃だ。やはり何か不意に思ったのだろう。
だがしかし、買ったにしてはたいして弾く時間がないまま、放っておいた。
kekeに「これは何のために買ったのか(冷やかな笑)」と何回言われたか。。。

そしてこの夏、久しぶりに譜面を読むことから始めたのである。
25年ぶりだ。

なんせ、こういう初見弾き(譜を読んで弾く)が嫌いなので、ものすごく時間が掛かる。
しかも困ったことに、私の音感が長い月日が過ぎている間に1音づつズレているのだ。
自分では「シ」を弾いているのに、耳から聞こえる音が何故かどうしても「ド」なのである。
これが混乱を招きとてもやりにくかった。最初は「ピアノの調律からしなくてはならないのか。。」と挫折しそうになったが、よく考えるとこれは電子ピアノである。ネットで検索すると「調律は必要ない」と書いてある。
(実家のピアノの方が調律をしてないので、おかしかったのだろうか。)

ということで、何より最初は4小節から、そして8小節、そして1ページ・・・。
少しづつ弾く長さを広げていった。
弾けないから、何度も何度も繰り返す。


その作業はプラモデルみたいだ(と思う)。
一つ一つの細かいパーツを時間をかけてコツコツ組み立てていく。
それはたぶんこの作業ととても似ているはずだ。
完成した姿だけを夢見て、小さなパーツをまた1つ組み立てていく。
そこにあるのは「根気」である。

もしかしたら「山登り」とも似ているかもしれない。
最初は頂上まで行けるかどうかも分からない。やたら高いように見える。
でも、どうしても行きたい!と思って登ってみる。

昔と違って、やたら肩がこる。
年だからしょうがないけど、30分以上は続けて弾かないようにした。
(またそうでもしないと、ますます家事をしなくなるから)
その分、毎日必ず弾いてみることにした。

もしかしたら挫折するかも・・と思いながら、でも挫折しても掛かった費用は譜面代だけ。
何も怖れることは無い。。。


そして、3週間が過ぎ・・・

ジャン!
やっと1曲通して弾けるようになった。(5ページ)
だんだん曲っぽくなってきたし、どうにか弾けるようになりそうだよ。(^_^;)
(早くは弾けないけど)

sakeうれしい。。。

お正月に姪っ子達に披露できるようにさらに練習したい。
あのできるかどうか分からなかった4小節の日々が、今は遠くにかすむ。
「やりたい!」と思う気持は、いつかたどりつくのだろうか。


次の曲は「炎のたからもの」にしようかと思っているところ。。。
(それまでピアノ熱が続いているかどうか分からないけど)

汗もかくから体にも良いかもしれない。