きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

雨が降る

2015-09-17 | 今の会社
ボタンがどうしても一つつけられない喪服で通夜に行く。
会社で着替えて直接行くことにしていたが、黒いバッグを持って来なかったことに気が付いた。
困っているとAさんから電話があった。

「黒いバッグを忘れました」と言うと、「少しの間だから貴重品も車に置いておいて大丈夫だよ」と言う。
そうね、ちゃんと鍵だけ閉めて隠すように置いておけばいいんだわ、と思い直すが、トイレで良く考えたら車のカギを入れるポケットもないのだ。ずっと手のひらで握り続けなければならない。

更衣室で着替えていると、その時黒いビニールの小ぶりのトートバッグがあった。その中にはスーパーの袋がいっぱい入っている。それは会社でいただいた野菜や果物を社員で分けて持って帰る時に必要なのだ。だから私が家からスーパーの袋をたくさん持って来てそこに入れておいているのだ。
(これでもいいか・・)思い、不謹慎ながらもその中のスーパーの袋をバサッと机にばらまき、そのバッグを持って行くことにした。

葬儀場ではお手伝いをしていたり、まだ来てなかったりで、誰も知り合いがいない。
「記帳を終えたかたは中へどうぞ」と盛んに言われているが、遠い知り合いなので、何となくまだ入るのもためらわれる。

そんな時に知り合いのTUKAさんが来た。(あぁ~よかった)と思ってTUKAさんに「中に入ります?」と尋ねると、そうですね、等と言いながらあちこち見ながら、私には目もくれずに一人でとっとと中に入ってしまったので、一緒に入るタイミングを逃してしまう。まもなく時間になり、外で一人で用もなくぼーと立っているのもどうかと思い、中に入るが、1番前の列しか空いていなかった。通夜も慣れないとどう行動してよいか難しいのだと知る。

その後、男性陣は集まってどこかで飲みに行ったようだ。私は関係なく帰る。以前ここから車で帰るのに道に迷ってなかなか大通りに抜け出せなかったことがあったが、今日は野生の勘を働かせたのがうまいこと当たって、つまづくことなく帰れた。


家への帰り道、これからの人生を考えて虚しくなる。
私はこれから何をしよう。
車の運転はもう慣れてしまったし、料理もそこそこやっているけど夢中になるほど好きではない。
旅行もいいけど一人ぼっちで行くにはコスパが悪いし、かと言って友達もあまりいない。
もう生きている意味がないかもしれない。(と言いつつまだ生きるけど。)


ここでブログを終えるつもりだったが、今日またTUKAさんから電話があった。
「sakeさん、すみませんが」と恐縮しながら「お願いがあるんです。」と言う。
そこのテーブルの上の段ボールの中のマニュアルを2部づつコピーしてください、と言う。「時間があればでいいですけど」と言われるが「ありませんからできません」とも言いにくい。電話を切ってから段ボールを覗いてみる。するとぎょうさん、マニュアルが入っているではないか。
カラーコピーは1枚20円もするので少しでも白黒で済まないかと思い、TUKAさんに「機械の写真はカラーではなく白黒でもいいですか?」と言うと、「できればカラーで」と言う。

できるか、できないかと言われればできることなのでカラーコピーを取るが、1枚20円である。白黒で良ければ白黒でもかまいませんと言ってほしかった。昼休みも半分なくなってしまい、またこれからカラーコピーの続き。上司でもないのにそんなの自分でやってくださいよ、とも言えず。

落葉の桜並木

2015-09-15 | 日記
いつもの道をゆくと、並木道である。

信号待ちをすると道路に並んでいる木の葉が何枚か黄色く色づき始めている。
(この葉っぱたちも、もう散ってしまうのか・・・)そんなことを考えながら、ここは半年たったら、あの桜並木になることを思い出した。

これから葉は散り、真っ裸になって寒い冬を越す。
そして、春にまた見事な花を咲かせるのだ。

そう、前にここでコメントを置いてくださった方がいた。
寒い冬を越し、あれだけの花を咲かせ、あっという間に散る桜を見て涙が出そうになると。

これから寒い冬の時期に、この木々たちはあれだけの花をさかせる準備をしているのだ。


私はあれから何度涙を流しただろう。

でも、それはちっとも無駄ではない。

私の花もいつか咲ける日が来る。


大輪の花ではなくても、誰の目にも見えない花であっても
花咲く春がやってくる。

だから今は悲しければいっぱい泣けばいい。

その悲しみは私をまた一つ大きくさせるだろうから、それから逃げずに抱え込んで生きていけばいい。


人は経験しないことには気持はわからない。

どんなに想像しても、私は震災にあう人の気持はわからないし、病気になる人の気持もわからない。
分からない中から一生懸命言葉を選ぶ(もちろんその気持ちはありがたいが、)その言葉より、経験のある人からの「私はあの時こうだったの。」と言う体験談の方が、はるかに支えられたりするものだ。

冬ばかりの人生だったら、私はそうなろう。

悲しみばかり見えるなら、私はこれからはもっと悲しみを背負って生きて行こう。

「私も前にそんなことがありましたよ。」
そんな言葉が一回でも多く言える、
それが私の春なのかもしれない。


これからの目標。








餃子のタネの利用法

2015-09-14 | ぶきっちょさんの家事一般
昨日、二子玉川に行った帰りから頭痛がする。

こんなことは久しぶりである。昔は時々あったような気がする。
どうも風邪ではなく、熱中症かもしれない。(晴天ではないのだが。。)それとも更年期なのだろうか。

ぜいぜい家に帰ると、台所に洗ったニラの束があった。
朝、野菜の店で買ってきて、一通り水洗いして、コップに立てておいたのである。(最近はこうして買った後にすぐ水洗いし、ある程度かわいてから根元を濡らしたクッキングペーパーで巻いて冷蔵庫にして待っている)

見るともうしなだれているニラが部分的にある。
これは早く使わないとすぐに悪くなるだろうと思い、そういうのと、先っちょをハサミで切って、元気な部分のニラをしまった。

さて、この早く使った方がいいニラの部分を、私は餃子にすることにする。
何故なら2週間前に買った白菜もそろそろやばいので餃子にしたかった。ついでにこの前作った餃子の皮も6枚ぐらい残っていた。

私は料理のレパートリーが少ないので、「餃子」と思ったら、餃子にするしかないのだ。
だから、白菜とニラをみじん切りにし、これからスーパーに行ってひき肉を買う。
頭が痛い。でも、白菜もニラも、餃子の皮も無駄にできない。今日の今しなければ、また来週になってしまかもしれない、なぜなら私は怠け者だから。餃子みたいな一大料理を平日の夜にちまちま作れるかどうか自信が無い。

だから体をひきずるようにスーパーに行って、豚ひき肉とバナナを買った。
バナナは余計である。見たら食べたくなったのだ。また余計なものをついつい買ってしまった、でもそれぐらいたまにはいいか。。。

そして予定通り餃子を作る。
もうやめたい。しかしここまで来たら後にはひけない。
白菜もニラもみじん切りになっていて、あとはひき肉を混ぜればいいのだ。
しょうがはすりおろしたが、ニンニクは入れなかった。
元気だったらすりおろしただろう、でも頭が痛いのだ。

そして餃子を包む。
なんと、保存状態が悪くて残っていた皮がやぶけている。
うまく包めない。何のためのこの場の餃子なのか、でも無理やり包んで、冷凍庫に入れておしまい。

よし、これで心置きなく横になりたいところだが、まだ問題がある。
餃子のタネが残ってしまったのだ。でもまた餃子の皮を買ってまで作るほどには残ってない。

でももう疲れた!


私は鍋に水を少な目に入れて、火にかけ、煮立てた出しの中に、それらをボシャン!と入れた。
後で味付けしてスープでも味噌汁でも何にでもしよう、とにかくもう今は横になりたい。

そして、横になっても痛みはおさまらず、私は30代の頃、よくこんなことがあったなぁなんて思い出しながら、そのまま眠った。


コケコッコー。

朝である。
まだ若干の不安もありながら、頭痛は嘘のように治った。

昨日やけくそになって鍋で煮た例の「餃子のタネの残り」がそこにはある。
さてこれをどうするか。

私はもう一度火を入れ、醤油を足してみた。
それから出しの素とか、塩コショウも強めに入れてみた。
ひき肉とニラと白菜のみじん切りが沈んだそのスープを、スープ弁当箱に入れた。
それと同時に、麺をゆでた。それは弁当箱に入れた。

こうして今しがた、そのラーメン弁当を食べている。
美味しいとは言い難いが、どうにか食べられる。味はちょっと薄かった。
欲を言えば、ごま油や酒、鶏がらスープを加えても良かったかもしれない。

これからギョウザのタネが残った時は、こういう利用法もあるということを覚えておこう。
(スープだけこして、チャーシューやネギを乗せて食べるとさらにおいしいかもしれない。)









sakeの散歩(二子玉川ライズと蔦屋家電)

2015-09-13 | 車の練習
下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」

中野ジェームズ修一さんの↑上記タイトルの本を読んでいる。運動をしない人はだんだん筋肉が衰えてくるので、下半身の筋肉を落とさないように運動をしましょう、と言う内容の本である。今まで運動をしていない人は、毎日階段の上り下りからでいいのです、と書いてある。(まだ読み始めたばかり)

(そうだよな、休みの日ぐらい時間を取ってでも歩かねば。。)と思い、今日は電車で街まで出かけることにした。今日の行き先は、二子玉川である。

駅を降りると、すぐに「二子玉川ライズ」と言う大型モールがある。分かりやすく「大型モール」と書いたが、その広い敷地内には高層マンションも立っており、散歩したり子供を遊ばせたりすることもできる。イベントなどもやっているようだ。


どうせ歩くならウィンドウショッピングでもしながら・・・と思ってグルグル歩き、せっかくだから一通り見てみることにした。ひょいと見上げると「マーガレットハウエル」の店が入っているようだ。それは最近私が気にいっているブランドである。でもあまりに高額なので見るだけで買ったことは無いのだが。。。服屋、雑貨屋、バッグ、インテリア・・・みんないまどきに洗練されている感じ。高い店ばっかりか~・・と思ったが、上階に行くとそこそこ安い割と見かける服屋も入っている。

一通り見て、更に置くに進むと「蔦屋家電」という家電屋さんがあるようだ。「あのTUTAYAで家電も始めたのか~」と思い中に入るとそこはオシャレなカフェ風の本屋さんになっている。

本もインテリア屋さんみたいにオシャレに飾られていて、しかしよく見るときちんと本は内容別に分類されていて、「カメラの本」のコーナーはカメラの本ばかりある。また歩くと谷川俊一郎の詩集がある。手に取る。読みやすそうな本が並んでいる。本棚の合間合間にオシャレな雑貨も飾ってあり、それも買えるようである。

しかし驚くのはそれだけではない。真ん中に広いカフェがある。
そこで多くの人がくつろいで、コーヒーを飲みながら本を読んでいる。

そこに札があり「外部から持ち込んだ本はご遠慮ください」みたいに書かれている。
ということは、ここの皆さんはこの店にある本を読みながらくつろいでいるのだろうか。

それにしても店員がいない。グルグル回ると、やっとレジ?だか受付のおじさんがいる。
私はカフェを指差し、「あそこで読んでいる本は買わないといけないのですか?」と尋ねると、おじさんは「いいえ。」とニッコリほほえみ、「自由に読んでくださってかまわないのですよ。」等と言う。
つまり、ここにある本は立ち読みならぬ「カフェで座ってくつろいで」自由に読んでかまいません、と言うのである。私が驚くと、受付のおじさんは、また満足そうににっこりほほ笑んだ。

「皆さんの飲み物はどこで買うんですか?」と尋ねると、「1Fにスターバックスとコンビニがあります。」と言う。(え!さらにこの下にもフロアがあるの?!)と思い、下にも降りてみる。そのフロアも本や雑誌がいろいろあり、自由に本を座って読めるスペースもあるし、パソコンもつながるようでネットをやっている人も大勢いた。(そのパソコンはここのか自前なのかは分からなかった。)

本当だったら、写真も撮って紹介したかったが、人も大勢いるし、あまり写真を撮れる雰囲気ではないので、1枚しか撮れなかった。


家電もあるが全ての家電があったかどうか・・?スマホ、パソコン、カメラなどオシャレな電気モノはあったが、洗濯機や掃除機のような生活臭ありありの電化モノは無いかもしれない。
小さいコーナーではあるが、レンタルCDもあった。

いい加減歩き回って疲れてきた。
本来の目的(散歩)は達する事ができたので、帰ることにする。

H&Mもすごく広そうで覗いてみる気もなきにしもあらずだったが、もう疲れたし腹も減ってきた。食べ物屋もあるが、それに散財するのがもったいなくて、家に早く帰ることにする。

今日のニコタマの散歩はおしまい。

参考に蔦屋家電のホームページ







ずっとそうしておればいい。

2015-09-12 | 今の会社
昨日、社長がある人からのメールを待っていた。

お客様に出す資料の手直しを頼んでいたのである。
「ここをこう直してくれ」と指示したメールを私が社長に言われて送ったのだ。

そしてとうとう社長は待ちきれなくなって、その人(TUKAさん)に電話をした。

そしたら彼はなんと言ったか。
「送られたメールに添付ファイルがついてないから。」と平気で言ってのけたのだ。

私はビックリして、自分の机にすっとんだ。そして履歴を見た。
たしかに言われた通りだ。私がその指示メールに添付するのを忘れたのである。

だがしかし。
普通の人間だったら、そう言うメールを受け取って知らん振りして済ませるか??
TUKAさんは2日に1ペンぐらい私を顔を合わせているのである。そう言う時普通なら電話で
「sakeさん、さっきのメール添付ファイルがついてないのでどこを直すのか分かりません。」
と言うとか、メールを開いたのが夜中ならそのことをメールで送るとか、何とか連絡するだろう。
2日前に送っているのだから。

「メールに添付してなかったから、その仕事をしなくていい。」
どこにそう考えるヤツがいるのだ。

前にも、お中元のお礼状の切手が不足(2円)していたのをしっかり受け取り拒否にしたり(自分がお中元を贈る立場なのに)、ちょっとおかしな人だなと思っていたが、今回の件で確信した。

お礼状の受け取り拒否はまだしも、添付がついてない連絡ひとつせず知らん振りされては業務に支障をきたすだろ。それも考えないのか、アホ。どう考えてもアクションおかしいだろ。しかも人のせいにするように単純に仕向けたのが軽薄さながら。何も考えてない!

今度会ったらハッキリ言おうかと思ったが、それ以上に腹が立ったので、黙っていよう。
自分さえ「あの人には絶対そういうことがないように!」気をつければいいことだ。

ずっとそうしておればいい。









土井義晴さんの肉じゃが

2015-09-11 | ぶきっちょさんの家事一般
朝、会社に着くと珍しくZENさんが席に腰かけてカタログを開いていた。
「あ、ZENさんが朝くつろいでいるなんて、珍しいですね!」と思わず言ってしまうと、nanuさんが「これから2人でシブヤに行くんだ。」と言う。

「どうしたんですか?」
「漏水で困っているお客さんがいて頼まれた。」

そう言って、nanuさんは「こういう時にいい仕事をして、次の仕事につながるかも。」なんてことを言って2人で出て行った。
「窓を開けちゃったけど、適当な時に閉めて。」と寒がりの私を気遣って言う。

nanuさんは最近ポットのお湯も沸かしてくれるようになった。
あるやっかいなお客さんの電話にはあまり出たがらなかったnanuさんだが、最近は(もちろん我慢はしながら)すぐ電話してくれるようになった。

家庭を持って幸せになって変わったのかなぁ~と私は思う。
北澤も秀クンも頼もしくいいお父さんになった。

そりゃ17年も経っていれば、みんなそれぞれ成長するよね。

でも、私はどうだろう。
料理も大きく変化は無いような気がするし、相変わらずツライカナシイで文句ばかり言っている気がする。

ま、いいか!


久しぶりの晴れた空がまぶしい。



今日は肉じゃがレシピの紹介である。

いつも作る肉じゃがが、kekeに評判がイマイチで「水っぽい」と言われていた。そんな折、先月号の「きょうの料理」に土井義晴さんの肉じゃがレシピがあった。そこには「水もだしも入れずにこの時期のじゃがいもの水分を引き出して煮ます」とある。

具体的には具材(肉とじゃがいも)を炒めて、酒1/2カップと砂糖だけで蒸し煮にするのである。(蒸し煮の前に玉ねぎとしらたきもかぶせ入れる)
そして最後にしょうゆを回し入れて最後に5分煮る。
(詳しくはここのリンク先にその肉じゃがレシピがあります。)

これを見て「だしも水も入れなくて焦げないのかね」と思いながらも、この通りに煮てみた。すると確かにじゃがいもから水分が徐々に出て来て、いい感じで煮えている。時々(小さな土鍋で煮ていた)鍋の蓋を開けてじゃがいもがまんべんなく味がつくようにしてみた。いつものようにひたひたの水分で煮ていないので、こげないか味が偏らないか心配だったのだ。

そして食べる。
そうしたら、旨いなんのって!まさにThe肉じゃがだわと思った。

お友達が育てた素材がいいじゃがいもだったこともあると思うが、本当にじゃがいもの味がよく生きていると言うか。
また近いうちに、同じものを作ろうと思う。

しらたきや青ネギは入っていない。しばらくこの肉じゃがにはまりそうである。

kekeにも出してみたけれど、眠かったみたいであまり感想は訊けなかった。
最近、朝晩にすれ違うぐらいで、ほとんど会話らしい会話は無い。

でも眠いながらよく頑張って仕事に行っていると思う。







浸水のニュースを見る

2015-09-10 | 巷の話題
みなさんも書かれている通り、ネットで栃木・茨城の映像を見て驚いている。
台風の雨でもここまで水が上がってくるものだとは。。。

TVは見てないので、ネットからの画像である。
それでも驚く。
TVニュースならもっといろんな映像が出ていることだろう。

他のことを書く気力もなく、今日はブログもお休みにすることにした。

被害に遭われた方が一日でも早く生活が落ち着かれることを願っています。

トモゾウさんにコピペ

2015-09-09 | 今の会社
昨日は自営業のトモゾウさんが会社に来た。

社長の飲み仲間でもあるトモゾウさんだったので、「今社長はお出かけしてます」と残念そうに言おうとするが、そうではなく、エクセルを教えてくれと自宅のノートパソコンを抱えている。

「これが新しいパソコン」とトモゾウさんは言い、フタを開け、スイッチを入れるとパソコンが起動した。
そしてデスクトップにあるアイコンをクリックして出てくるのはトモゾウさんが作った文書である。

「ここのセルをつなげるのを教えて」と言う。


エクセルと言うプログラムを御存じない方のために詳しく説明すると、トモゾウさんの質問は割と小学生レベル(と言うと小学生に失礼ぐらい)の動作なのである。それをその場に及んで、パソコンをわざわざ車に積んで別会社まで来て質問するとは、この人は今まで書類をどうしてたのか。

それでは、とやってみようとするが、そこに居た課長がとても親切に一からトモゾウさんに説明し始めているのを見て、「あぁなるほど、課長は親切な人なんだなァ」と思う。課長は子供の野球チームのコーチもしているので、教えるのが上手である。きっと子供達に慕われていたんだろうな、と想像した。

ひとつの問題がクリアされたところで、トモゾウさんは「それではその下の行のこの文章をその上の行の最後につけてほしいんだけど。」と言うのである。
役所に書類を持って行ったら、「この行の文章を上の行に最後につけてください」と言われたそうで、軽く怒っている。それがために、わざわざこの雨の中をノートパソコンを車につみ、やってきたのである。

「そんなこと、どうでもいいじゃんなぁ」と言うトモゾウさんに、また課長がこれまた丁寧に、「文章のここをドラッグするでしょ、それを右クリックして、切り取りをして、ここで貼り付けて・・・」と教えている。簡単に言えばコピペならぬ「キリペ」である。これは携帯でもスマホでも自然に行われる動作だと思っていたが、トモゾウさんはまだ経験がないのだろうか。

しかもこのコピペ(文章を上段に移す)が最終的な目的なら、もともと「セルをつなげる」必要はなく、そのままどんどん文章を打って行けば、次のセルが空白なのでそのまま用は済むのだ。でもたぶん、トモゾウさんはそれすら知らず、セルを一つにしないと、その大きさの文章は打てないと思ったのだろう。これまたツッコミどころ満載だが、余計なことを言うと混乱すると思い、黙っていた。

トモゾウさんは文書ができあがると「ありがとうありがとう」と喜び、ノートパソコンをパタン!とたたみ、「特にここの役所はうるさいんだ」等と言いながら車に乗って帰って行った。

私は特に言わなかったが、(車に乗って来なくてもメールと電話で用事は済んだのでは。)と思った。
でも、トモゾウさんに失礼なので、その話題をその後で課長をすることはなかった。

仕事上でよく今までトモゾウさんの個人会社にメールを送っているが、それらを開けているのはどなたなのだろうか。


それから、今現在TVを見てない自分だが、やがてトモゾウさんのコピペのように原始人並みに時代に取り残されるかもしれない。
それも恐ろしい気がするが、受信料を払ってまで見たくないのでもう少し頑張ってみる。














kekeを振り返る

2015-09-08 | 息子keke
昨日はkekeは仕事がお休みだったようだ。
少しだけパソコンをして、あとはほとんど寝ている。
疲れているようだ。

1年前の自分の記事は「ツッコミどころ満載にて」という記事である。
さらに1年前(今から2年前)の記事を読んで、「働かない息子をダメ呼ばわりしていた去年の自分に反省」している記事である。

今から4年前、kekeは大学を辞めた。
その間2年ぐらいは辞める・辞めるなで揉め、kekeは部屋から出てこなくなった。

離婚してからの私は、kekeを大学を出して安定した企業についてほしいのが夢だった。

服も離婚の時に社会人になると言うことで何着か買ったものの、その後はkekeの着れなくなった服を着たり、会社の作業着にキュロットスカートを合わせて着ていた。亡き母が買ってくれた靴は穴があき、北澤と言う同僚が「俺の靴あげましょうか」と言われたほどであった。
息子を大学にあげて、ある程度の大きな会社に勤めてもらいたい。。。。
その線路に乗せるべく、せっせせっせと金を溜めていたのである。

しかしkekeは大学に行かなくなった。
不良になったわけでも、親を困らせようとしたわけでもなく、何か心に引っかかる重いものがあったのだろうと思っている。

当時は言われても分からなかったが、子供の人生を自分の延長のように思って、私は子供に覆いかぶさっていたのだろう。
私は自分の夢と子供の人生をはき違えていたのだ。
今になって振り返るとそんな気がする。

kekeはずっとその重荷を違和感と感じていたのだろう。



そんなkekeが自分1人で仕事をみつけ、働き出して1年が過ぎている。
今月は特に休みも少なく、休日はほとんど寝ているほど働いている。
そして私自身も、そんなkekeに「頑張ってるね」と素直に言える。

kekeとの生活も、車も、職場も、他にも見た目で大きく変わったものはほとんど無いけれど、こうして1年前、2年前と振り返ると、自分の考え方も変わっている。
毎日の積み重ねがいつしか大きな流れに変わっていく。

と言うことは、今どんなに辛いことや哀しみがあったとしても、いつかはきっと解決する日が来る。
無理に今引きはがすようなことをしなくても、きっといつか答えは見つかる。

私はだから、今日も当たり前に働き、料理を作り、部屋を片付け、静かに今日が過ぎていくのを見届けるのだよ。

kekeが健康で、元気で楽しくしてくれればいい。
今はそう思う。

そして悲しいことや辛かったことは、その後で必ず自分の身になるような気がする。
(だからそこから無理に逃げようとすることはないのかも。)















土曜日のお出かけと料理メニュー

2015-09-06 | ぶきっちょさんの家事一般
朝帰ってきたkekeにハンバーグとバラ焼きとソーセージ。

大きなお皿が洗ってなくて、小さな皿に入れた。
こういうメニューだとkekeは何も食べずに帰ってくる。(^_^;)

行き違いに私は出かける。
まずは9時から野菜の店に行き、11時からは皮膚科の予約、1時からは美容院で白髪染めの予約が入っている。

皮膚科の予約は同じ時間の予約だと、先に来た人から診てくれるそうなので、1時間前から本を携えて覚悟して待っていたところ、思ったより流れが早く10時半ぐらいに診てもらえた。美容院に行くまでに時間が空いたので、図書館で本を返したり、麺屋さんで麺を買う。

白髪染めはいつもの美容院なのに、今回はやたら薬がしみて痛いぐらいだった。
虫かぶれの件と言い、最近皮膚が弱っているのだろうか。ちょっとショックである。

シャンプーしてもらうたびに思うのは、「他におかゆい所はございませんか~」と言う問い掛けに、「それじゃここもっと洗ってください」と答えられる人はいるのだろうか。少なくても私は(例えそう思ったとしても)そんな風に答えたことはない。しかし更に疑問に思うのは「流し足りないトコロございませんか~」と言う問い掛けである。それは頭を差し出して寝ているだけの私より、今こうして手で洗っているアナタの方がよっぽど分かるのでは?!と毎回思う。(だがそうとも言えず)

帰りは駅前で服や雑貨を見たりするが、特に買うことも無く、kekeが出かけに食べるようにパンを買って帰る。2つで400円以上もした。結構高いパンだと思うが、私が焼いたパンだとたぶん食べないので買っていく。
パイ生地みたいなのは好きだが、外で食べにくいと言うので、ピザパンとチョコベイグルにした。(写真撮り忘れた)

自分用にゴーヤチャンブルーを炒める。

最近、ゴーヤチャンブルにコーンを入れるのがマイブームである。
とうもろこしを買いすぎた時に蒸した後に粒にして冷凍しておいた。それをゴーヤチャンブルに入れる。そのほのかな甘みが自分の中でブームになっている。(あくまで自分の味覚なので、これが他の人にもおいしいものかは分からない。)


これは「たまちゃんの夫弁当」と言う本にあった、「野菜の揚げびたし」なるレシピから。
漬け汁は
・出し汁2カップ
・みりん大さじ4
・しょうゆ大さじ1
これに揚げたナスやパプリカをつけて一晩置く。(私はこの半量の漬け汁で作ってます。みりんと醤油は一応火も通している。)なすがたくさんある時に「どんな味だろう?」とやってみたら、おいしかったので、それからよくやっている。やや薄味かもしれないが、素材の味が生きる味でおいしい。幾らでも食べられる。

この日は万歩計も1万歩を超えたようだ。私は1万歩を超えると歩く気力がなくなるぐらい疲れるようである。