ボタンがどうしても一つつけられない喪服で通夜に行く。
会社で着替えて直接行くことにしていたが、黒いバッグを持って来なかったことに気が付いた。
困っているとAさんから電話があった。
「黒いバッグを忘れました」と言うと、「少しの間だから貴重品も車に置いておいて大丈夫だよ」と言う。
そうね、ちゃんと鍵だけ閉めて隠すように置いておけばいいんだわ、と思い直すが、トイレで良く考えたら車のカギを入れるポケットもないのだ。ずっと手のひらで握り続けなければならない。
更衣室で着替えていると、その時黒いビニールの小ぶりのトートバッグがあった。その中にはスーパーの袋がいっぱい入っている。それは会社でいただいた野菜や果物を社員で分けて持って帰る時に必要なのだ。だから私が家からスーパーの袋をたくさん持って来てそこに入れておいているのだ。
(これでもいいか・・)思い、不謹慎ながらもその中のスーパーの袋をバサッと机にばらまき、そのバッグを持って行くことにした。
葬儀場ではお手伝いをしていたり、まだ来てなかったりで、誰も知り合いがいない。
「記帳を終えたかたは中へどうぞ」と盛んに言われているが、遠い知り合いなので、何となくまだ入るのもためらわれる。
そんな時に知り合いのTUKAさんが来た。(あぁ~よかった)と思ってTUKAさんに「中に入ります?」と尋ねると、そうですね、等と言いながらあちこち見ながら、私には目もくれずに一人でとっとと中に入ってしまったので、一緒に入るタイミングを逃してしまう。まもなく時間になり、外で一人で用もなくぼーと立っているのもどうかと思い、中に入るが、1番前の列しか空いていなかった。通夜も慣れないとどう行動してよいか難しいのだと知る。
その後、男性陣は集まってどこかで飲みに行ったようだ。私は関係なく帰る。以前ここから車で帰るのに道に迷ってなかなか大通りに抜け出せなかったことがあったが、今日は野生の勘を働かせたのがうまいこと当たって、つまづくことなく帰れた。
家への帰り道、これからの人生を考えて虚しくなる。
私はこれから何をしよう。
車の運転はもう慣れてしまったし、料理もそこそこやっているけど夢中になるほど好きではない。
旅行もいいけど一人ぼっちで行くにはコスパが悪いし、かと言って友達もあまりいない。
もう生きている意味がないかもしれない。(と言いつつまだ生きるけど。)
ここでブログを終えるつもりだったが、今日またTUKAさんから電話があった。
「sakeさん、すみませんが」と恐縮しながら「お願いがあるんです。」と言う。
そこのテーブルの上の段ボールの中のマニュアルを2部づつコピーしてください、と言う。「時間があればでいいですけど」と言われるが「ありませんからできません」とも言いにくい。電話を切ってから段ボールを覗いてみる。するとぎょうさん、マニュアルが入っているではないか。
カラーコピーは1枚20円もするので少しでも白黒で済まないかと思い、TUKAさんに「機械の写真はカラーではなく白黒でもいいですか?」と言うと、「できればカラーで」と言う。
できるか、できないかと言われればできることなのでカラーコピーを取るが、1枚20円である。白黒で良ければ白黒でもかまいませんと言ってほしかった。昼休みも半分なくなってしまい、またこれからカラーコピーの続き。上司でもないのにそんなの自分でやってくださいよ、とも言えず。
会社で着替えて直接行くことにしていたが、黒いバッグを持って来なかったことに気が付いた。
困っているとAさんから電話があった。
「黒いバッグを忘れました」と言うと、「少しの間だから貴重品も車に置いておいて大丈夫だよ」と言う。
そうね、ちゃんと鍵だけ閉めて隠すように置いておけばいいんだわ、と思い直すが、トイレで良く考えたら車のカギを入れるポケットもないのだ。ずっと手のひらで握り続けなければならない。
更衣室で着替えていると、その時黒いビニールの小ぶりのトートバッグがあった。その中にはスーパーの袋がいっぱい入っている。それは会社でいただいた野菜や果物を社員で分けて持って帰る時に必要なのだ。だから私が家からスーパーの袋をたくさん持って来てそこに入れておいているのだ。
(これでもいいか・・)思い、不謹慎ながらもその中のスーパーの袋をバサッと机にばらまき、そのバッグを持って行くことにした。
葬儀場ではお手伝いをしていたり、まだ来てなかったりで、誰も知り合いがいない。
「記帳を終えたかたは中へどうぞ」と盛んに言われているが、遠い知り合いなので、何となくまだ入るのもためらわれる。
そんな時に知り合いのTUKAさんが来た。(あぁ~よかった)と思ってTUKAさんに「中に入ります?」と尋ねると、そうですね、等と言いながらあちこち見ながら、私には目もくれずに一人でとっとと中に入ってしまったので、一緒に入るタイミングを逃してしまう。まもなく時間になり、外で一人で用もなくぼーと立っているのもどうかと思い、中に入るが、1番前の列しか空いていなかった。通夜も慣れないとどう行動してよいか難しいのだと知る。
その後、男性陣は集まってどこかで飲みに行ったようだ。私は関係なく帰る。以前ここから車で帰るのに道に迷ってなかなか大通りに抜け出せなかったことがあったが、今日は野生の勘を働かせたのがうまいこと当たって、つまづくことなく帰れた。
家への帰り道、これからの人生を考えて虚しくなる。
私はこれから何をしよう。
車の運転はもう慣れてしまったし、料理もそこそこやっているけど夢中になるほど好きではない。
旅行もいいけど一人ぼっちで行くにはコスパが悪いし、かと言って友達もあまりいない。
もう生きている意味がないかもしれない。(と言いつつまだ生きるけど。)
ここでブログを終えるつもりだったが、今日またTUKAさんから電話があった。
「sakeさん、すみませんが」と恐縮しながら「お願いがあるんです。」と言う。
そこのテーブルの上の段ボールの中のマニュアルを2部づつコピーしてください、と言う。「時間があればでいいですけど」と言われるが「ありませんからできません」とも言いにくい。電話を切ってから段ボールを覗いてみる。するとぎょうさん、マニュアルが入っているではないか。
カラーコピーは1枚20円もするので少しでも白黒で済まないかと思い、TUKAさんに「機械の写真はカラーではなく白黒でもいいですか?」と言うと、「できればカラーで」と言う。
できるか、できないかと言われればできることなのでカラーコピーを取るが、1枚20円である。白黒で良ければ白黒でもかまいませんと言ってほしかった。昼休みも半分なくなってしまい、またこれからカラーコピーの続き。上司でもないのにそんなの自分でやってくださいよ、とも言えず。