言うまでもないことでしょうが、今日イチローがダブルヘッダーの2試合目で9年連続200本安打を達成しました。正真正銘の前人未到の新記録です!これまでの記録は、ウィーリー・キーラーという人が1894~1901年にかけて作った記録だそうです。年間最多の262安打に続く金字塔ですが、シスラーが作った記録も1920年ごろの話です。これだけ眠っていた記録を塗り替えるのですから、今後塗り替えられることがあるのか?という感じですね!
さしものイチローもここ数日はナーバスになっていたようで、記録達成については「解放された」と語りました。やや足踏み感はありましたが、それもわずかなことで、軽やかに記録を駆け抜けていった感があります。しかし、誰もが手放しで誉めたたえ、あの王さんですら「褒める以外に言うことがない」というに至ると、却ってイチローの孤独は深まりそうですね。常に目の前の試合での一本一本の積み重ねを意識しているイチローと言えども、あまりの高みに登りつめ誰も苦言、指摘、喝を言ってくれないとしたら、それはそれで辛いでしょうね。
来年以降のモチベーションの行方に注目です!
一方、イチローに比べると、満身創痍で、地味ではありますが、松井秀喜も着実に活躍しています。今日も本塁打を放ち、打率.275、打点81、本塁打24と伸ばしてきました。ベストに近い成績をあげる可能性もありますが、米紙に「どんなに活躍しても来年の契約ない」と書かれただけに来年どうなるか分かりません。しかし、彼はそんなことには我関せずで目の前の試合に集中していると思います。同じように、来年も必要とされるところで、黙々とプレーしていくのでしょうね。世界一厳しいファンがいるNYで愛されたマツイですから、どこへ行ってもその献身的なプレーはファンの心を掴むでしょう!
上原、松坂など悪戦苦闘している選手もありますが、それがまた後に続く日本選手への轍となるでしょう。アスリートとしてより高い頂きを目指す選手を応援する気持ちとともに、日本球界の行く末が気になります。アマチュアとの関係、裾野の拡大を含めた、オールジャパンとしての取り組みが何で出来ないでしょうかね。
今日のジョグ
5km 27分17秒