津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

正月は読書

2006-01-03 11:57:39 | 書籍・読書
 正月(一日・二日)は読書三昧で過ごそうと思い、乱読。
   佐々木久子「酒縁歳時記」
   安藤鶴雄 「わが落語観賞」 
   戸坂康二 「久保田万太郎」
   渡辺三男 「見本の苗字」など

 佐々木久子は雑誌「酒」の発行に全霊を打ち込み、その交遊は多岐
に渡っている。火野葦平などは無報酬で原稿を出していたらしい。
飲み屋の壁で見かけた「酒徒善人」の言葉は、葦平の言葉だそうな。
私が坂口安吾を知るきっかけとなった、夫人三千代の「クラクラ日記」
がこの雑誌で発表され、のちTVドラマ化された。(安吾=藤岡琢也、三
千代=若尾文子)。「クラクラ」とは、フランス語だという事は後で知っ
たが、可愛いそばかす娘ということらしい。三千代夫人が経営したバー
の屋号である。佐々木は俳号「柳女」、俳句も素晴らしい。
                       
 元旦のTV番組表を見ていたら、橘屋円蔵の「鰻の幇間(たいこ)」を
やることを知って、その時間はTV前に・・・いいねー円蔵。
そして翌日、安藤の本から該当項を読む。

 「久保田万太郎」は俳句のお手本、すごいねーこの人。
今年は句集を何とか手に入れたい。

 「日本の苗字」は読み返してみると、新しい発見があってGOODだった。




コメント
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