津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

「旧陪臣代数及原禄根帳」

2008-09-20 19:04:59 | 徒然
去る7月6日のブログ「完成と着手」でお約束した、細川家家臣184家の家来(陪臣)のお名前を一覧にする、「旧陪臣代数及原禄根帳」の作成が大幅に遅れている。「何とか一ト月を目途」と、でかいことを云ったが、いろいろ難問があって遅々として進まない。ある方から「そろそろだと思いますが・・」とのご質問を受けたが、何とも申し訳ない限りである。あいうえお順に名前を列記して、その方の主家や身分をご紹介しようと思っていたが、暫く進めている内に、これが途方もない作業を伴う事と思い至った。やはり主家別でないと仕方がないかと頭を抱えている。近々状況報告を申上げたいと思っている。今しばらくの猶予を頂戴したい。
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「くまもと城下の地名」

2008-09-20 16:39:19 | 書籍・読書
 熊本日日新聞に毎日連載されている、「くまもと地名あらかると」は今日で367回を向かえている。熊本地名研究会の会員の皆さんが、手分けして執筆された。一時期切り抜きでもしようかと思い、該当頁を積み重ねていたら見る見る内に、新聞が小山を作り始めた。史談会でご一緒する、執筆者のお一人であるF様に、出版の予定の如何をお聞きしたら「予定あり」とのお返事、新聞の山は廃棄処分と相成った。昨日の新聞に紹介されている。(記事引用)
   熊日新書【くまもと城下の地名】
   県内各地のさまざまな地名を取り上げ、その由来や伝承、歴史や民俗
   などを中心に紹介している本紙連載『熊本地名あらかると』の中から、
   熊本城下町とその周辺の地名百七十余編を抜き出して一冊にしました。

   【編著】熊本地名研究会【体裁】新書判、216㌻【定価】1000円(税込み)
   【発行】熊本日日新聞社【制作・発売】熊日情報センター・096-361・3274

 ちなみに今日現在「熊日コム」の「熊本の本」ではまだ紹介されていません。
 

      
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千代姫様の江戸お引越し

2008-09-20 13:55:51 | 歴史
 9月13日のブログで「大名妻子の江戸引越し」を書いた。
元和二年の文書を二つご紹介したが、その近辺での藩庁の記録「日帳」に忠利夫人の引越しの記事が出てこない。どうしたものかと考えていたら、東京在住S氏から、山本博文氏の著「江戸城の宮廷政治--熊本藩細川忠興・忠利父子の往復書状」に記載がある旨のご教示をいただいた。あわてて本棚から取り出して確認、「大名妻子の江戸居住令」という条があった。これによると、忠利夫人・千代姫の江戸下向は元和九年(1623)十月十四日・小倉出立とある。まことに言い訳がましいが、「福岡県史・近世資料編」に於いては、元和九年十月が抜け落ちているのである。全く偶然のことであるが、どうぞご確認をいただきたい。

 さて元和二年頃から噂されていた、大名妻子の江戸定府がこんなにもずれ込んだのは何故なのだろうか。元和五年には世子光尚が生まれているが・・・

 江戸細川藩邸の間取図を見ると、いわゆる「奥」の建物が大きな構えを持っていることが分かる。何といっても、将軍秀忠の養女である。千代姫の江戸下向に当たっては、幕府閣僚の意思が大きく動いていたようで、当然のことながら忠利が一緒に旅をする事はない。愛息・光尚が迎えた。千代姫は江戸藩邸に入り、亡くなる慶安二年(1649)十一月まで二十六年間を過ごす事になる。
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