
豊後街道を行く
著者:松尾 卓次
定価:1700円+税
発行:弦書房
【内容】 (弦書房サイトから引用)
熊本城から大分・鶴崎まで、阿蘇・九重の雄大な風景を望みながら九州を横断する全長31里(=124キロ)の往還。加藤清正によって開かれ肥後藩主の参勤交代路としても栄え、幕末には吉田松陰、勝海舟、坂本竜馬らも長崎へ向かう道として駆け抜けた。「街道の達人」の著者が全ルートを踏破、杉並木、里程木、石畳や石橋、山頭火ゆかりの温泉など味わいのある歴史の道をわかりやすく案内。写真100点と地図付き。
現在熊本県立図書館では、貴重史料展「古文書に見る旅~江戸から明治にかけて~」が催されている。そこには、豊前街道・豊後街道・薩摩街道・日向街道のルートが、大きな地図に朱書きで示されている。(昭和54年・60年/熊本県文化財調査報告による)これらを眺めていると、歩いてというわけにはいかないが、このような本を携えてゆっくり訪ねてみたいと、そんな気にさせられる。