熊本地名研究会主催の「砂取・出水地区現地の町歩き」に参加、午前9~12時まで3時間を徒歩で回った。
そのほとんどが私の幼少期の遊び場所であったところだ。
集合場所は旧・水前寺体育館の在った場所、ここから熊本洋学校教師館・ジェーンズ邸、夏目漱石第三番目の旧居、砂取小学校(熊本第二師範学校跡)、熊本県立図書館裏の芭蕉林、希首座の祠から国分寺、熊野坐神社等を廻った。さすがに3時間の徒歩はこたえて、左足のふくらはぎがつってしまい何とも情けない次第となった。しかしながら良い天気に恵まれるなか、かって知ったるそれぞれの場所を、地名研究会の錚々たる先生方の詳しい説明を聞きながらへめぐり、よい時間を過ごさせていただいた。感謝・・・
早速埼玉のTK様からいつもの如く詳しい資料をお送りいただいた。ただただ感謝申し上げ全文をご披露する。
『肥後守家來ニ齋藤采女と申候者居申候、是ハ秀頼御局之子ニ而御座候故、大坂陣之節拔出、大坂江籠申候、其砌美作、丹後諸事心を付、大坂へ送申、其上大坂落城已後も上方邊ニ而逢申候』(向山誠齋丙午雜記及雜綴所載外聞書)
『右京大夫[結城權介カ母]』(松原自休大坂軍記)『齋藤采女、秀頼公ノ乳母ノ子、大坂ニテハ結城權佐ト改ム』(加藤肥後守忠廣之事)
『一、細川與市郎〔長岡與五郎興秋〕、一、結城權之助、一、伊木七郎右衞門〔常紀〕、一、名島民部、一、淺井周防〔井頼〕、一、三浦飛騨、一、稻木三右衞門、一、南部久左衞門〔北十左衞門直吉〕、一、多田藤彌、右之衆小身もの也、五騎十騎つヽ持申候、大野修理ニ目見いたし、塀裏に罷居申候、牢人とも少々、騎馬のもの後に抱申候』(大坂陣山口休庵咄)諱勝朝(難波戰記、大三川志)。毛利豐前守吉政の相備組頭たり(安永三甲午改小濱御家中由緒書松田一郎左衞門秀世書上)。組子に早水助兵衞、折下外記〔吉長〕、松田一郎左衞門〔主水重勝〕、藤岡縫殿助、橋本十兵衞あり。慶長二十年五月七日天王寺より二町程南に備を立る(部分御舊記所載早水助兵衞大坂ニ而之働)。天王寺南門前毛利豐前守吉政本陣の左備として淺井周防守井頼備、其左結城權佐備、其左竹田永翁備(大坂役天王寺陣塲圖)。組子橋本十兵衞は小笠原秀政の大小姓川手才兵衞近友等に生捕らる(大坂御陣覺書、笠系大成、國朝大業廣記、異本難波戰記、武編年集成)。若州小濱酒井家中松田一郎左衞門重勝家に大坂にての組頭結城權佐方よりの書状等傳來す(安永三甲午改小濱御家中由緒書松田一郎左衞門秀世書上)。
岩越惣右衛門与
九百九拾参石七斗六升九合 岩越惣左衛門
弐百六石七斗 森 九郎右衛門
百参拾石 湯浅千介
百五拾石 清水八郎右衛門
弐百弐拾石 横地彦左衛門
弐百石 山口平四郎
弐百石 岩原七左衛門
百五拾石七斗 湯浅少介
百七拾四石 梶川才兵衛
弐百石 湯浅与一兵衛
弐百六拾石八斗 福原九兵衛
弐百四拾石弐斗壱升 横地十郎右衛門
弐百五拾壱石四升六合 寺島太郎兵衛
弐百石 中村弥一右衛門
四百六拾弐石 平井長兵衛
参百石 丹羽五郎兵衛
六人扶持 池田半太夫
弐百石 井原内蔵助
弐百五拾石 辻 角右衛門
弐百石 宮川又八郎
竹田前兵衛与
八百九拾弐石壱斗七升 竹田善兵衛
百五拾石 竹田小左衛門
百六拾四石 堀田無兵衛
弐百石 上田勘太夫
弐百六拾石 杉山太郎八
弐百四拾石 吉村織部
参百六拾五石弐斗八升 横井権蔵
弐百五拾石 高森新兵衛
四百参拾石 森 次右衛門
八人扶持 新開喜平次
拾人扶持 堀田加右衛門
百廿九石八斗壱升八合 宮脇源右衛門
参百石 浦上源兵衛
弐百七石七斗 桑木源八
九百六拾五石六斗九合 金守右近
七百九拾六石五斗四升四合 西村五右衛門
弐百石 西村又十郎
佐野弥五右衛門与
四百弐拾弐石五斗 佐野弥五右衛門
弐百参拾石 安部五兵衛
参百六拾石六斗壱升壱合 留田藤左衛門
参百石 憎(増カ)田小兵衛
四百弐拾参石弐斗六升 竹中弥二右衛門
弐百石 中尾武左衛門
弐百石 鴨 左藤太
五百石 庄村外記
五百石 庄村伊右衛門
弐百七石六斗 木村専右衛門
弐百石 吉田次左衛門
八人扶持 黒部次郎八
百弐拾四石 三原弥次兵衛
百五拾石 守部六兵衛
八人扶持 深江与三兵衛
七人扶持 吉益少右衛門
五百石 久徳次兵衛
拾人扶持 多治見十右衛門
四百石 加幡市右衛門
参百石 豊永藤兵衛
島田助右衛門与
五百参拾八石五斗七升 島田助右衛門
千弐百参拾参石壱斗四升 水谷甚右衛門
百石 駒井太左衛門
弐百四拾六石 横地助丞
四百八石 坂原伊右衛門
五百拾石 細 源太夫
六拾人扶持 鉄炮之者 弐拾人
弐百石 中川孫左衛門
弐百四拾参石 竹間平兵衛
参百参拾七石七斗五升弐合 林 安大夫
百石 古橋孫安郎
弐百石 奥村藤右衛門
百八拾四石 清水久二郎
百五拾七石八斗 手島孫太夫
百六拾五石 山本半兵衛
八人扶持 浅山孫九郎
六百石 水野平兵衛
参百七拾四石六斗六升八合 小代権十郎
千五百七石 石田源介
五百五拾石参斗 牧 頼母佐
六拾人扶持 鉄炮之者 弐拾人
五百石 丁 弥五兵衛
梶原喜平次与
四百九拾六石 梶原喜平次
弐百石 児玉十郎兵衛
四百六拾四石八斗五升参合 後藤弥次兵衛
参百四拾石八斗五升参合 吉田佐左衛門
五百石 毛利外記
六百六拾石参斗八升 小代角介
四百拾九石弐斗八升九合 中村靭負
五百弐拾参石壱斗五升 石川半太夫
六百七拾七石八斗九升 井上小源太
五百石 保々清太夫
参拾人扶持 久武茂介
百五拾参石五斗五升 林 喜市郎
四百五拾八石八斗五升五合 加藤主馬
五百拾参石八斗五升壱合 奥村久馬助
拾参人扶持 小野彦之進
六拾人扶持 鉄炮之者 弐拾人
拾五人扶持 水谷与二右衛門
八人扶持 吉田半平
八人扶持 佐野忠太夫
八人扶持 長原七助
弐百五拾石 長沢九兵衛
五百石 坂本重右衛門
四百石 杉浦十兵衛
弐百五拾石 門池二郎兵衛
拾人扶持 志賀少兵衛
四百九拾五石七斗壱合 鎌田八右衛門
久米彦之允組
五百弐拾四石五斗参升 久米彦之允
弐百石 近藤助之進
参百弐拾壱石弐斗参升 福武兵大夫
参百参拾石参斗参升壱合 服部二郎左衛門
参百弐拾七石 柴村右近衛門
千石 天野大蔵
四人扶持 大蔵与 山口四郎右衛門
六拾人扶持 鉄炮之者 弐拾人
弐百五拾八石六斗弐升八合 甲田弥市郎
弐百四拾石壱斗四合 橋本左兵衛
弐百石 茨木惣右衛門
百七拾石 大田少九郎
弐百廿七石六斗弐升六合 内五拾石は親之跡加増 森部治郎左衛門
弐百拾壱石参斗 池村七蔵
拾人扶持 北川孫介
参百石 出田刑部左衛門
百五拾参石六斗六升弐合 池村忠五郎
弐百弐拾石六斗九升五合 服部権平
弐百五拾四石 宮崎平蔵
弐百参拾六石九斗参升七合 佐々平馬
四百弐拾壱石弐斗四升参合 下川小三郎
四百七拾石 久竹文左衛門
弐百八拾七石九斗六升七合 久竹千介
百六拾石 山岸久右衛門
九百九拾五石五斗七升五合 時田右京
九百九拾壱石八斗八升八合 下川亀之介
拾五人扶持 坂川角太夫
拾五人扶持 小堀長右衛門
八人扶持 古橋少之介
八人扶持 青山文介