津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

明治42年のごみ

2013-11-09 15:08:39 | 徒然

 明治42年発刊の宇野東風著「細川霊感公」の表紙が、綴じてあった四つの穴が破けて取れてしまった。表紙の端は破損もひどく、経師屋さんよろしく、少し厚手の強い紙をあてて補強して体裁を整えた。四つの穴は長さ3~4ミリで刀子でほがしたような細いもので、二つ一組二ヶ所を糸で綴じてあった。その紐も切れてしまい適当な紐(実は靴ひも)を通して締め付けて、どうやら補修を完了・・・・
作業の途中で、どのようにして明けたのか不思議に思えるこの穴から、ばらばらと明治42年のごみがこぼれ落ちてきた。 

オークションに登場して長い間売れ残っている同じ本は、なんと10,000円もする。

                                          細川霊感公 著:宇野東風
                               http://page21.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j76257270

 

私のこの本は購入して10年以上経ち売ろうとも思わないが、素人補修故に価値はダントツに下落したが、所持しているだけで豊かな気持ちに成れる本である。

 

コメント
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