最近すっかり有名になった二俣橋の二俣渡がつくるハート型がすっかり全国区になった。今の時期が一番の見ごろ(?)である。
紅葉シーズンも重なり見物客もさぞかし多く成ることだろう。
美里街商工会サイトから
(左手にわずかに見えるのが福良渡、ハート型を作っているのは二俣渡、新二俣橋は福良渡の左手に当たる)
釈迦院川と津留川が合流するところに、二つの石橋が90度に懸けられている。見事なアーチ式の石橋である。二つの橋をまとめて「二俣橋」といっているが、江戸時代には、釈迦院川に架かる橋を「二俣渡」、津留川に架かる橋を「二俣福良渡」と言っていた。二俣渡のアーチ部分に太陽が当たるお昼前の頃見事なハート型が浮かび上がる。
新日本風土記アーカイブス・NHK映像マップ「みちしる」
若いカップルのみならず、老若男女がカメラ片手に記念撮影している様は微笑ましい。
一方福良渡の数メートル離れたところに、新二俣橋がある。じつはこの橋がなんとも見事なのである。
これは鉄筋コンクリート造のアーチ式トラス構造の橋なのだが、現代式の無味乾燥なトラスではない。土木屋さんがよくぞこのような複雑な仕事を仕上げたものだと感心させられる。ぜひとも福良渡と新二俣橋を橋を下から見上げていただきたいものだ。そしてどなたか写真を提供していただけないかと、相変わらずの他力本願である。随分以前に眺めたのだが、理工系人間にとっては見事な構造美が忘れられない。