■側室のお墓

　先の史談会の例会後、泰勝寺近くの慈眼庵跡の細川刑部家の墓地を訪ねた。忠興の側室・円通院の御墓がここにあるというので見つけたのだが徒労に終わった。正室ではないから当然本家の墓地には入れない。子供である宇土細川家の立孝の関係でも同様の扱いであったのだろう、故に円通院の二男・興孝の刑部家一族の墓地にその場所を得たということであろうか、真偽のほどは判らない。
ちなみに円通院は、清田主計鎮乗入道素閑女である。 

いわゆる側室と言われる人たちのお墓を確認しようと思っているが、これが意外と難儀である。

　　　　　　・郡主馬宗保女・（藤・松之丸）・・・・・・・・・忠興女・古保（長岡佐渡興長室）生母　　　　　　　　　　　　　　熊本市子飼町・松雲院
　　　　　　・明智次右衛門光忠女（小やや）・・・・・・・忠興女・万（烏丸中納言光賢室）生母　　　　　　　　　　　　　　　　不知
　　　　　　・真下梶之助元重女（才）　後・長岡勘解由延元に再嫁・・・・・・・忠興末子・寄之（松井家養子）生母　　　　不知
　　　　　　・立法院・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・忠興養女・三又ハ佐舞（細川立孝室）生母　　　　　　　　　　　　宇土細川家墓地か、未確認 

■熊本藩の支配機構--5 「小物成方」

■御郡方「小物成方」
一、忠利公御代より御軍之御貯ニて他之御役人江は知せ不申候様堅被仰付置候処 堀平太左衛門勝名大御奉行被仰付候砌迄ハ いつの比より怱ニ相成候故 手寄／＼願ニよって拝借
　　も容易ニ成行 又ハ御本方御不足ニ付追々余計之米銀払替ニ相成 剰返弁も相滞 至て御手薄有之候付 平太左衛門儀厳密ニ仕法相立候事
一、小物成方ハ御本方物成之外 従前々納リ之稜々有之候を以ふやし之仕法も以前ゟ段々有之 御軍用之御備と被成置候 御郡頭有之候と記 其局ハ御奉行ニ附属するといへども金銀
　　米銭之事ハ御奉行ニ伺候稜々 大御奉行 御勝手方上聞ニ直ニ相伺候稜々大抵究リ有之候 不慮之御備銀高御青印奉請候御帳ハ御郡頭 当時ハ右御聞之根取ゟ大御奉行御勝手方
　　上聞之外ハ相関不申候 尤御勝手向御差支ニ付 小物成納之内享和三年ゟ四千五百石御本方ニ相渡ニ相成 今以毎歳御加勢ニ相成 引戻出来兼申候事
一、御米銀数量等は態と顕し不申候事 

■暖房解禁

 師走に入って一昨日あたりから急に冬模様、１日の１８℃から突然１０℃前後に下がり、今朝は雨模様とあって散歩も取りやめたが・・・寒い。
天気が良いとお天道様のおかげで室内は２０℃位にはなり暖房もいらないのだが、いささか風邪気味の奥方がこらえきれず、我が家にもついに暖房が入った。
観葉植物も部屋の中に避難させるなど熊本の冬も本格的となった。
調べものがあって外出したいところだが、着替えるのもおっくうでさてどうしたものかと思案している。