日本史の森をゆく - 史料が語るとっておきの42話 (中公新書 2299) | |
中央公論新社 |
この本は先に ■御恵贈御礼「日本史の森をゆく」 でご紹介したが、42名の著者のその内容をご紹介しようと思い目次を書いてみた。
目次
■文書を読む、ということ
・正倉院文書は宝の山 山口英男
・俊寛自筆書状をめぐって 尾上陽介
・「婆沙羅」から考える 遠藤基郎
・史料は正しく伝えられるか 西田友広
・不完全な文書の魅力 久留島典子
・明智光秀の接待 金子 拓
・秀吉は「唐入り」を言明したか 鴨川達夫
・手紙が返される話 松澤克行
・歴史資料と言説 小宮木代良
・自分の花押を作ってみよう 林 譲
■海を越えて
・鳥羽宝蔵の「斯波国剣」 田島 公
・杭州へのあこがれ、虚構の詩作 須田牧子
・中世の航海図を読む 黒嶋 敏
・一休と遣明船 岡本 真
・大航海時代、海を渡った日本人 岡 美穂子
・オランダ人は名誉革命を幕府にどう伝えたか 松方冬子
・出島と異国人女性 松井洋子
・ロシアに持ち去られたフランキ砲の謎 保谷 徹
■雲の上にも諸事ありき
・聖武天皇の葬列と純金観音像 稲田奈津子
・『大内裏考証』---京都御所を造った故実研究 吉田早苗
・未婚の皇后がいた時代 伴瀬明美
・中世一貴族の慨嘆 菊池大樹
・貴族の日記と朝廷儀礼 本郷恵子
・求む、お姫様 末柄 豊
・財政から考える江戸幕府と天皇 佐藤雄介
■武芸ばかりが道にはあらず
・「東国の岩窟王」源頼朝 高橋慎一朗
・土地裁判から見た鎌倉時代 近藤成一
・武士の文書作成---鎌倉時代の場合 小瀬玄士
・南禅寺・西禅寺・北禅寺 山家浩樹
・室町幕府徳政令のかたち 前川祐一郎
・天正十年の改暦問題 遠藤珠紀
・原城攻めに参陣した牢人たち 山口和夫
・旗本野一色家の御家騒動 荒木裕行
・江戸五品廻送令を再考する 横山伊徳
■村の声、町の声を聞く
・村祭りの光景 榎原雅治
・百姓は主張する 高橋敏子
・中世の赤米栽培と杜甫の漢詩 川本慎自
・中世の薬師寺と地域社会 及川 亘
・江戸城と江戸 杉本史子
・「篠を引く」「篠引」の意味の変容 佐藤孝之
・数珠がつないだ商人たち 杉森玲子
・戊辰戦争のはやり唄(トコトンヤレ節) 箱石 大
■編集後記
■参考文献
■執筆者一覧