津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■立政公御参勤 道中日記をたどる 7 (柳川~飯塚)

2014-12-30 14:28:37 | 史料

道中四日目

    九月十八日 雨昼頃より晴
一、御定刻御供揃ニ而府中御出立被遊候
一、熊城川無御滞御渡川被遊候 久留米様より御役人来ル 雇船会所取計之事
一、古賀之茶屋御小休茶代棒頭取計
一、松崎御茶屋御小休茶代壱両被下候也
一、乙熊 御野立
一、山家脇本陣御昼休ニ付銀弐両被下候
一、冷水(ヒヤミズ)峠御歩被遊峠御茶屋御小休茶代棒頭取計
一、右同所ゟ御歩行ニ而内野脇本陣御小休茶代右同断
一、内野ゟ又々御歩行被遊テントウ御小休茶代右同断
一、テントウゟ御駕江被為召候也
一、飯塚江夜五ツ半時御着座被遊候
一、筑前様御国境より御先拂足軽両人出ル 用心駕等御跡より附来候也
一、飯塚御着之上松平備前守様御代官加藤助左衛門罷出当所御通行ニ付御機嫌相伺御用等も御座候はゝ 可被仰付旨兼而申付置候ニ付罷出申候由
  拙者罷出程能及挨拶候 江戸ニ而御挨拶御座敷ニ付御徒士使等無之候也 

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昨晩から降り出した雨はお昼頃にはあがったようだ。
柳川を出立、古賀之茶屋・松崎御茶屋・乙熊・山家脇本陣・冷水峠御茶屋・テントウ御茶屋をへて飯塚に至る行程である。
昼からお天気になったせいか、または陸尺をおもんばかってか立政は難所と言われる冷水峠を歩いている。二十歳の若い藩主ならではのことであろう。

古賀之茶屋はいかにも九州らしく「こがんちゃや」と読む。「の」を「ん」と読むのが九州流である。福岡県久留米市宮ノ陣町八丁島に西日本鉄道甘木線の古賀茶屋駅がある。

松崎之茶屋は福岡県小郡市にある松崎藩(久留米藩)有馬家1万石の陣屋町にその姿を残している。
                http://www.ichiro-ichie.com/08nkyushu/fukuoka/matsuzaki/matsuzaki01.html 

乙熊は同じく小郡市に乙隈(おとぐま)である。御野立というからちょっとした広場で休んだということだろう。ちなみに御茶屋というバス停もあるという。

山家(やまえ)脇本陣は福岡県筑紫野市山家の宿場町にあった。(地図参照)代官所の前に御茶屋とある。

                

冷水越え 山家宿から内野宿の間にある約10キロに及ぶ難所である。
                      http://www.kankou-iizuka.jp/homepage/?id=200 

                      http://www.koga-fko.ed.jp/ao-syo/page-hiyamizutouge.html

                       
              

内野宿   http://www.nagasakikaido-uchinoshuku.jp/

テントウとあるのは飯塚市の天道である。JR九州筑豊本線に天道駅がある。

飯塚御茶屋については次回。

 

 

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■御恵贈御礼「幕末風聞録」

2014-12-30 10:10:37 | 書籍・読書

 東海大学教育研究所の馬場弘臣先生(第一研究所・准教授)から御恵贈給わった。深く感謝申し上げる。
これは東海大学付属図書館が所蔵する史料を翻刻した史料叢書である。全242頁に及ぶ大部である。
著者は定かではないとされるが伊勢在住の人物ではなかろうかと推測されている。嘉永六年から慶應四年までに及ぶ、まさに風聞を余すところなく(?)記録されている。書出しは嘉永六年の異国船の来航にかかわる記事であるが、風聞とは思えぬ濃い内容に驚かされる。
わが熊本藩についても名前書きされており、大変興味深い。御正月を通してじっくり精読しようと思っている。 

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■本年最後の朝散歩・・・・?

2014-12-30 07:51:21 | 先祖附

 昨晩は少々よだほりをして寝るのが遅くなり、今朝の起床は7時、あわてて朝の散歩に出る。
明日は大みそか、今年の散歩は今日までにしようかなどと考えながら歩を進める。
空はどんよりとしていてお日様のお出ましの気配がない。下南部(しもなべ)ン急坂にかかると今日は随分と車が少ないのに気付いた。
仕事おさめで出勤する人がへったせいだろう。こんなにも違うのかと改めて驚かされる。
ペットボトルと空き缶を一つづつひろっていつもの一日一善。立ち並ぶ六七軒のディラーさんも今日が仕事納めか・・・・
落ち葉が走り回っていた道端も、すっかり清掃車により掃除がすんで新年を迎える準備万端といった感じ。
血圧対策で始めた散歩も5か月を過ぎた。冬に入って寒さのせいで血圧は乱高下がひどい。体重も減る気配はなくこちらは少々食事の量に気を付けなければならない。しかし最近はベジタリアンになって、生野菜はドレッシングなどかけづに食べるのが習慣づけられて、これはおおきな収穫だった。

帰り着いてしばらくするとお日様が顔を出した。阿蘇の噴火のせいではなかろうが、なんだか空がどんよりとしている。
そう・・・阿蘇の噴火はまだ収まっていないんですよ・・・

ブログも今日で書き納めにしようと思っていますが、さてなにをもって最後としましょうか?? 

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