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都市―江戸に生きる〈シリーズ 日本近世史 4〉 (岩波新書) |
岩波書店 |
内容説明
江戸城の周囲に、大名屋敷、町人地、寺社地等が展開する巨大城下町・江戸。そこではどんな暮らしが営まれたのか。町の構成、物の流れはどうか。日本橋近辺、浅草、品川などの地を取り上げ、庶民の訴えや寺の記録、絵図や名所図会などから、都市を構成する多様な要素とその変遷を読み解く。細部から全体を捉える意欲的試み。
目次
第1章 城下町・江戸(城下町のイデア;城下町を構成する要素 ほか)
第2章 南伝馬町―江戸町方中心部の社会(高野新右衛門と南伝馬町;高野新右衛門が支配する町々 ほか)
第3章 浅草寺―寺院と寺領の社会と空間(近世前期の浅草寺;浅草寺一山と寺中 ほか)
第4章 品川―宿村と民衆世界(南北品川宿村;品川宿村の社会 ほか)
第5章 舟運と薪―江戸の物流インフラと燃料(江戸湊と江戸河岸;江戸河岸の人びと ほか)
著者紹介
吉田伸之[ヨシダノブユキ]
1947年東京都生。1975年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。千葉大学教育学部助教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授を経て、東京大学名誉教授。専攻、日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)