肥後銀行本店が新築オープンして、1階に設けられた「肥後の里山ギャラリー開館記念」として、「細川護煕の世界」展が今日から開催されています。
熊本県立美術館の「細川茶碗まつり」と併せて御覧下さい。
かっての妙解寺全域の図である、二つの川(井芹川・坪井川)に囲まれた建物は塔頭臨流庵、左手の二つの建物は左手・智照院、右手が寶光院(天岸和尚亡母寶光院のお墓)である。智照院の裏手の一段高い場所にあった光尚の弟・細川尚房一族のお墓は、JR九州の新幹線建設に先立ち調査が行われた。
井芹川に架かる橋や正門の四脚門は現在もこの絵図のままである。現在は北岡自然公園として市民の憩いの場となっているが、かっては安国寺側に入場門があったが、現在は閉じられたこの門は昭和30年水前寺の神水苑(刑部家下屋敷跡)から移設されたものである。
図の中央右寄りに見える大きな建物が、廃藩置県後細川家はここに移り住み「北岡邸」とよんだ建物である。昭和20年7月3日の熊本の空襲で焼失したが、幸いにも藩政史料が納められていた御蔵は焼け残り、永青文庫史料として熊本大学に寄託されている。