津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■荻 昌国故ありて自殺す

2016-01-18 08:44:51 | 書籍・読書

 文久二年正月十八日郡代・荻昌国は任地である小国で自殺した。

荻氏については2009年12月に 細川家家臣・荻氏 を書いた。ダンディーな映画評論家として知られた荻昌弘氏がそのご子孫である。
河津武俊氏の著「肥後細川藩幕末秘聞」はその昌国を取り上げているが、臼内切地区の住民がキリシタンであるが故に隠密裏に殺害されたという事件(?)と結びつけて氏の夢想の作品としている。傍証のない強引な筋書きと成っている様に思えるが、それは昌国の原因が判らぬ不可解な死の故でもある。
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現在では弦書房の発行となっているが、私が持っている本は其の前に発刊された講談社版(1993初版)である。
久しぶりに書棚から取り出して眺めているが、改めて昌国の死の原因は何故なのだろうかと首を傾げるばかりである。
コメント (1)
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