スマトラ島の隣にあるN島。ローカル線のプロペラ機に乗り、窓から見下ろすと、視えるのは熱帯雨林ばかり。北緯1度くらい、ほとんど赤道直下である。
天気が良いと、海はとても青く、サンゴ礁のリーフもよく視える。沖に漁船が浮かんでいるところがあり、そこから、獲った魚を小舟で岸にせっせと運んでいた。岸でしゃがんで待つ人たちが、氷を砕いてバケツや箱に魚と一緒に詰め、それを男たちがバイクで市場へと運んで行った。
陽気な人
海沿いの小間物屋
バケツと魚と子ども
小さな河口の近くに入っていくと、突然、マングローブ林が現れた。汽水に漬かっている根は、沖縄のヤエヤマヒルギに似た支柱根のようだった。インドネシアでは何と呼ぶのだろう。
そして、川沿いの樹木を見上げると、幹から枝にかけて、オオタニワタリのようなシダがびっしり。これも何と呼ぶのか。
やはり熱帯は愉しい。
※写真はすべて、Pentax MX、M40mmF2.8、Fuji Pro 400