Sightsong

自縄自縛日記

2012年7月、インドネシアのN島(4) 豚、干魚、鶏

2012-07-26 23:29:17 | 東南アジア

小さな市場。豚が寝そべっている。

どの店先にも干魚が置いてあるが、これは調味用だろうか。

鶏を捌くおじさんには眼を奪われた。丸鶏を大鍋で茹で、それを妙な器械に入れると、どういうわけか、羽だけがむしられて排出されてくる。そして裸になった鶏を、にこにこしながら包丁でずだんずだんと切っていく。



干魚


店番


羽むしり器


さて・・・


解体


バイク


つげ義春みたいだな

※写真はすべて、Pentax MX、M40mmF2.8、Fuji Super Premium 400

●参照
2012年7月、インドネシアのN島(1) 漁、マングローブ、シダ
2012年7月、インドネシアのN島(2) 海辺
2012年7月、インドネシアのN島(3) 蟹の幾何学、通過儀礼


2012年7月、インドネシアのN島(3) 蟹の幾何学、通過儀礼

2012-07-26 22:56:45 | 東南アジア

不思議といえば蟹である。汽水域の川辺には白いシオマネキがいて、沖縄と同様に、片方の鋏で潮を招いていた。

しかしそれよりも驚いたのは、砂浜の蟹だ。自分が潜る穴の周りに砂団子があるのは普通のことだ。しかしここでは、団子が同心円状に配してあり、中心部から外部へと1本の道がある。それが無数に存在する。どういうことか。


ひとつ


ふたつ


いくつ

人間も不思議である。古い村には、船のような形の家々が並んでいる。道には飛び箱のような2メートルほどの高さの石がある。何と、これを飛び越えることが、大人として認められるための通過儀礼であったのだ。

いまは島唯一の観光地になっているため、佇んでいると子どもたちが売り物を持って群がってくる。そして、それらしき衣装を着た数人の若者が、飛び箱に挑戦するパフォーマンスをはじめた。


船家


通過儀礼パフォーマンス

 ※写真はすべて、Pentax MX、M40mmF2.8、Fuji Pro 400 + Super Premium 400

●参照
2012年7月、インドネシアのN島(1) 漁、マングローブ、シダ
2012年7月、インドネシアのN島(2) 海辺


2012年7月、インドネシアのN島(2) 海辺

2012-07-26 07:44:31 | 東南アジア

N島の東海岸から100キロ向こうにはスマトラ島がある。曇天ではわからないが、晴れ間に目を凝らすと、水平線に細い陸地が視える。

海辺の貌はさまざまだ。砂浜も岩礁もある。岩礁の一形態なのか、田んぼの畝のように、岩が細い線となって奇妙な形を作りあげている。その向こうには激しい波。ランドアートのようで実に不思議だ。


砂浜


朝の民家


壊れた東屋の向こうにはスマトラ島


両腕付きの舟


砂浜


小間物屋の人たち



ランドアート


市場

※写真はすべて、Pentax MX、M40mmF2.8、Fuji Pro 400 + Super Premium 400

●参照
2012年7月、インドネシアのN島(1) 漁、マングローブ、シダ