Sightsong

自縄自縛日記

齋藤徹@バーバー富士

2017-04-11 00:58:04 | アヴァンギャルド・ジャズ

上尾のバーバー富士に初めて行った(2017/4/10)。齋藤徹さんのコントラバスソロを観るためである。

テツさんはこのあとヨーロッパに旅立ってしまい、また7月にはミシェル・ドネダ、レ・クアン・ニンの来日、その間はテツさんは加療を控えて空けているのだという。次にソロを観ることができるのはずっと先かもしれないのだ。遠いなんて言っていられないのだ。(それでも東京から1時間でたどり着くことができる。)

齋藤徹 (b)

ファースト・セット、インプロから。静かな弓弾きはまるで環境音であり、やがて、弓と指で弦を撫でさすり、指でコントラバスの胴を撫でさすり、微かな音が層をなして重ねられていく。弓を弾きながらも左手は掌を広げてやはり撫でさすっている。旋律が曲へと移行しても、左手はつねに震え、風にそよぐ叢の音を立てている。

演奏は視覚的なイメージを持つようになっていく。まるで懐かしさのような、遠くからお祭りの音を聴くような、あるいは惜別の感覚のような。テオ・アンゲロプロスの映画に捧げられた曲の断片が聴こえた。足踏みも見せた。

セカンド・セット。いきなり「Django」(ジョン・ルイス)、そして「Lonely Woman」(オーネット・コールマン)。横濱エアジンでの「齋藤徹 plays JAZZ」ではやらなかったジャズナンバーをここで演るのかと驚いた。前者では和声のいろいろな響きを、後者では曲のイメージに負けないよう渾身の力で弦をはじいていた。

次の曲では息遣いと弓弾き・指弾きとが並列に提示された。ノイズを発する棒を使い、弦をはじくのではなく、弦にはじき返される演奏がとても印象的だった。それは高い音、低い音、ノイズを、それぞれ別々の相にあることがわかるままに同時に発した。最後の一音の響きは、菊地雅章のピアノを想起させるほど、多くのものがその和音と不協和の中に含まれていた。

最後に、ふたたびテオ・アンゲロプロスの映画『霧の中の風景』に捧げられた同名の曲。旋律を大事になぞる演奏だった。

Fuji X-E2、Xf35mmF1.4、XF60mm2.4

●齋藤徹
齋藤徹+今井和雄@稲毛Candy(2017年)
齋藤徹 plays JAZZ@横濱エアジン(JazzTokyo)(2017年)
齋藤徹ワークショップ「寄港」第ゼロ回@いずるば(2017年)
りら@七針(2017年)
広瀬淳二+今井和雄+齋藤徹+ジャック・ディミエール@Ftarri(2016年)
齋藤徹『TRAVESSIA』(2016年)
齋藤徹の世界・還暦記念コントラバスリサイタル@永福町ソノリウム(2016年)
かみむら泰一+齋藤徹@キッド・アイラック・アート・ホール(2016年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
齋藤徹・バッハ無伴奏チェロ組曲@横濱エアジン(2016年)
うたをさがして@ギャラリー悠玄(2015年) 
齋藤徹+類家心平@sound cafe dzumi(2015年)
齋藤徹+喜多直毅+黒田京子@横濱エアジン(2015年)
映像『ユーラシアンエコーズII』(2013年)
ユーラシアンエコーズ第2章(2013年)
バール・フィリップス+Bass Ensemble GEN311『Live at Space Who』(2012年)
ミッシェル・ドネダ+レ・クアン・ニン+齋藤徹@ポレポレ坐(2011年)
齋藤徹による「bass ensemble "弦" gamma/ut」(2011年)
『うたをさがして live at Pole Pole za』(2011年)
齋藤徹『Contrabass Solo at ORT』(2010年)
齋藤徹+今井和雄『ORBIT ZERO』(2009年)
齋藤徹、2009年5月、東中野(2009年)
ミッシェル・ドネダと齋藤徹、ペンタックス43mm(2007年)
往来トリオの2作品、『往来』と『雲は行く』(1999、2000年)
齋藤徹+ミシェル・ドネダ+チョン・チュルギ+坪井紀子+ザイ・クーニン『ペイガン・ヒム』(1999年)
齋藤徹+ミシェル・ドネダ『交感』(1999年)
久高島で記録された嘉手苅林昌『沖縄の魂の行方』、池澤夏樹『眠る女』、齋藤徹『パナリ』(1996年)
ミシェル・ドネダ+アラン・ジュール+齋藤徹『M'UOAZ』(1995年)
ユーラシアン・エコーズ、金石出(1993、1994年)
ジョゼフ・ジャーマン 


フランク・ロウ『Tricks of the Trade』

2017-04-10 07:55:30 | アヴァンギャルド・ジャズ

フランク・ロウ『Tricks of the Trade』(Marge、1976年)を聴く。

Frank Lowe (ts)
Lawrence "Butch" Morris (cor)
Didier Levallet (b)
George Brown (ds) 

フランク・ロウのことは、ディスクを集めるでもないが結構好きなのだ。すっとぼけたようなフレージングも、ちょっと調子はずれの音も、すべてがクサさというテナーの魅力に結びついている。

本盤はピアノレスであり、そういったロウの魅力を発揮するにはその方が好ましいと思える。録音はさほど良くないのだが、『Live from Soundscape』(1982年)でも満足してロウを聴いていたのだから何の問題もない。(後者はピアノが参加したクインテットだが、それはアミナ・クローディン・マイヤーズであるから実は嬉しい。イイカゲンなものである。)

聴いていて特筆すべきこともなく、ああロウが吹いているという記録。めでたしめでたし。

●フランク・ロウ
CIMPレーベルのフランク・ロウ(1995、97年)
ブッチ・モリス『Current Trends in Racism in Modern America』(1985年)
ラシッド・アリ+フランク・ロウ『Duo Exchange』(1972年)
アリス・コルトレーン『Huntington Ashram Monastery』、『World Galaxy』(1969、72年)


ダグ・カーンのデビュー盤と最新盤

2017-04-09 09:16:51 | アヴァンギャルド・ジャズ

ダグ・カーンのサウンドは、思いがけずバーなどで耳にしたりするとおっカッコいいねと思ったりもするのだが(そういうコンピ、あるでしょう)、とは言えそれは70年代カラーによるところも大きい。わたしはと言うと、ルネ・マクリーン目当てで『Revelation』(1973年)を持っていた程度。

ふと気が向いて、デビュー盤といまのところの最新盤(たぶん)を聴いてみた。

『The Doug Carn Trio』(Savoy、1969年)がリーダーとしてのデビューアルバム。

Doug Carn (org)
Gary Starling (g)
Albert Nicholson (ds) 

普通のオルガントリオである。「My One and Only Love」や「Sometimes I Feel Like a Motherless Child」を聴いても瞠目するようなところはない。オルガンという楽器のイケイケ性を活かしたところも特にない。なんだかもの静かで考え深い人のようである。

この後、ダグ・カーンはBlack Jazz Recordsに吹き込みはじめ、ジャズの曲に歌詞を付けるなど、精神性を前面に押し出してくる。やはり惹かれるのはそちらか。なお、同時期にアース・ウィンド・アンド・ファイアのアルバムにも参加しているそうで、それならば聴いてみたいところ。

いまのところの最新盤は、『My Spirits』(Doodlin' Records、2015年)。

Doug Carn (org)
Howard Wiley (ts)
Teodross Avery (ts)
Deszon Claiborne (ds) 

ここでもカーンのオルガンはこれ見よがしに押すスタイルでもなんでもない。曲はオリジナルに加え、リー・モーガン、ホレス・シルヴァ―、ソニー・スティット、ジーン・アモンズのものと渋く、ここにもカーンの美意識が反映されているように思える。押しまくりでも精神性爆発でもなければ、なかなか注目を集めるのは難しいに違いない。しかし、シルヴァ―の名曲「Peace」が震えながら出てくるとわけもなく感動したりして。

それにしてもテオドロス・エイヴリーの名前を久しぶりに見た。90年代にデビュー作なんかが割と注目された人であり、まだ40代。当時も本盤でも何がこのテナー奏者の個性なのかわからないのだが、最近またリーダー作を出しており、何となくまた聴いてみたい気分。


オーネット・コールマン『Town Hall 1962』

2017-04-08 23:05:05 | アヴァンギャルド・ジャズ

アンプを新調したこともあって、棚からレコードを取り出しては回していたりして。

そんなわけで、オーネット・コールマン『Town Hall 1962』(ESP、1962年)。オリジナル盤である。微妙にこもった音が妙に嬉しい。

Ornette Coleman (as)
David Izenzohn (b)
Charles Moffett (ds)
and a string ensemble 

ジャズを聴き始めたころ、既に『Golden Circle』にはビックリしていた後ではあったが、これを借りてきたところ、大変な気持ち悪さがあったことを覚えている。

たぶんそれはA面3曲目のオーネット的なストリングス曲(名前がクレジットされておらず「a」を付けるひどい扱いだが、ヴァイオリンふたり、ヴィオラ、チェロからなる)に対してのものだった。いま聴くとなんの違和感もない。

それにしても、オーネットのアルトは滑らかで、艶やかで、なで肩で、快感そのものだ。もちろん曲もテーマもコード進行もあるのだが、アルトのピッチが全域で微妙にずらされているためなのか、時間の進行を忘れてしまう魅力がある。

チャールズ・モフェットのシンプルにしてイケイケ積み上げ型のドラミングも好きである。この人をいちど観たかったが、「G.M.プロジェクト」の一員としてブルーノート東京で演奏する予定だったところ、直前に健康を崩して代役が叩いた(誰だったか覚えていない)。モフェットはそのあと程なくして亡くなってしまった。

●参照
オーネット・コールマン『Waiting for You』(2008年)
オーネット・コールマン『White Church』、『Sound Grammar』(2003、2005年)
シャーリー・クラーク『Ornette: Made in America』 再見(1985年)
シャーリー・クラーク『Ornette: Made in America』 オーネット・コールマンの貴重な映像(1985年)
オーネット・コールマン『Ornette at 12』(1968年)
オーネット・コールマンの映像『David, Moffett and Ornette』と、ローランド・カークの映像『Sound?』(1966年)
スリランカの映像(6) コンラッド・ルークス『チャパクァ』(1966年)
オーネット・コールマンの最初期ライヴ(1958年)
オーネット・コールマン集2枚(2013年)


ハンプトン・ホーズ『Live at the Jazz Showcase in Chicago Vol. 2』

2017-04-08 20:44:53 | アヴァンギャルド・ジャズ

ハンプトン・ホーズ『Live at the Jazz Showcase in Chicago Vol. 2』(Enja、1973年)を聴く。

Hampton Hawes (p, vo)
Cecil McBee (b)
Roy Haynes (ds) 

『Vol. 1』は、ハンプトン・ホーズと組んだ顔ぶれが意外でつい聴いてしまい、内容もとても良かった。本盤もその後中古棚で見つけることができた。

何しろ西海岸のホーズに対し、シカゴや東海岸のセシル・マクビーとロイ・ヘインズ。生年はヘインズ(1925年)、ホーズ(1928年)、ちょっと離れてマクビー(1935年)の順。ヘインズもマクビーも現役、それもまた凄いことである。

ここでは、ホーズのブルージーで程よいバランスを保ったピアノがやはり気持ちいい。しかし主役はマクビーのベースである(ヘインズはあまり目立たない)。重たすぎずもちろん軽くもなく、ミドルウェイト級ボクサーのような雰囲気で実に力強く音楽を駆動する。たとえば長い「Spanish Mode」というホーズのオリジナル曲におけるマクビーのソロなんて抜群で、鼓膜がスピーカーに貼りつく。

またマクビーのプレイを観ることはできるのかな。

●ハンプトン・ホーズ
ハンプトン・ホーズ『Live at the Jazz Showcase in Chicago Vol. 1』
(1973年)

●セシル・マクビー
エルヴィン・ジョーンズ+田中武久『When I was at Aso-Mountain』(1990年)
アミナ・クローディン・マイヤーズのベッシー・スミス集(1980年)
チコ・フリーマンの16年(1979, 95年)
チコ・フリーマン『Kings of Mali』(1977年)
セシル・マクビー『Mutima』(1974年)

ハンプトン・ホーズ『Live at the Jazz Showcase in Chicago Vol. 1』(1973年)


コルサーノ+クルボアジェ+ウーリー『Salt Talk』

2017-04-08 17:37:41 | アヴァンギャルド・ジャズ

コルサーノ+クルボアジェ+ウーリー『Salt Talk』(Relative Pitch Records、2015年)を聴く。

Chris Corsano (ds)
Sylvie Courvoisier (p)
Nate Wooley (tp) 

シルヴィー・クルボアジェは知的で硬質なピアノを弾き、内部奏法も駆使する。また、クリス・コルサーノのドラミングは実に繊細であると同時に力強くもあり、1ミクロンの狂いもなく薄く研磨された刃物を想起させられる。

このふたりであれば室内楽的であり、気がピンと張り詰めてはいるものの、ハコから飛び出してゆくようなダイナミズムは希薄である。ここにさらなる別のエネルギーを付け加えているのがネイト・ウーリーであり、時間もノリもまたがり、浮遊し、また柔軟にスタイルを変貌させるかれのトランペットが、このサウンドを魅力的なものにしているとは言えまいか。

●クリス・コルサーノ
クリス・コルサーノ、石橋英子+ダーリン・グレイ@Lady Jane(2015年)
アイスピック『Amaranth』(2014年)
エヴァン・パーカー+ジョン・エドワーズ+クリス・コルサーノ『The Hurrah』(2014年)
メテ・ラスムセン+クリス・コルサーノ『All the Ghosts at Once』(2013年)
ネイト・ウーリー『Seven Storey Mountain III and IV』(2011、13年)
ネイト・ウーリー+ウーゴ・アントゥネス+ジョルジュ・ケイジョ+マリオ・コスタ+クリス・コルサーノ『Purple Patio』(2012年)
ロドリゴ・アマド『This Is Our Language』(2012年)

●シルヴィー・クルボアジェ
エヴァン・パーカー、イクエ・モリ、シルヴィー・クルボアジェ、マーク・フェルドマン@Roulette(2015年)
シルヴィー・クルボアジェ+マーク・フェルドマン+エヴァン・パーカー+イクエ・モリ『Miller's Tale』、エヴァン・パーカー+シルヴィー・クルボアジェ『Either Or End』
(2013、15年)

●ネイト・ウーリー
ネイト・ウーリー+ケン・ヴァンダーマーク『East by Northwest』、『All Directions Home』(2013、15年)
ネイト・ウーリー『(Dance to) The Early Music』(2015年)
アイスピック『Amaranth』(2014年)
ネイト・ウーリー『Battle Pieces』(2014年)
ネイト・ウーリー『Seven Storey Mountain III and IV』(2011、13年)
ネイト・ウーリー+ウーゴ・アントゥネス+ジョルジュ・ケイジョ+マリオ・コスタ+クリス・コルサーノ『Purple Patio』(2012年)
ネイト・ウーリー『(Sit in) The Throne of Friendship』(2012年)
ネイト・ウーリー『(Put Your) Hands Together』(2011年)
ハリス・アイゼンスタット『Canada Day IV』(2015年)


第三回天下一Buzz音会 -披露”演”- @大久保ひかりのうま

2017-04-08 09:52:50 | アヴァンギャルド・ジャズ

大久保の「ひかりのうま」に初めて足を運んだ(2017/4/7)。

大久保駅改札からすぐ近くの筈なのに、ぜんぜん場所がわからない。メイド喫茶の勧誘と思しきメイドふたりがよろよろしていて、それは違う。泥酔したお爺さんふたりがよろよろしていて、そこも違う。裏の路地に回ってみたが、惹かれる沖縄料理店があるくらい。お店のサイトにはキューピットを目印にとあり、人形があるものかと探していたのだが、よく考えたらそれはキユーピー。ようやく見つけたところで橋本孝之さんが現れて、確かに分かりにくいと笑っていた。(ところで橋本さんによれば、その沖縄料理は安くて結構旨いそうである。)

第三回天下一Buzz音会 -披露”演”-

■ 今井和雄 x Shogo Haraguchi

この会の企画・司会を務める原口さんは、この後に出る目秦さんとともに、グループ・gaiamamooにて活動している。以前に新宿西口で白石民夫さんが吹いたときにその場にいて知り合った。かれらの演奏をようやく観ることができて嬉しい。

今井和雄さんは最初から鎖を使い、轟音に轟音を重ねる。もちろんアマウント圧倒ではなく微かな音も轟音に偽装して現れてくる。あらゆる音が、目眩を覚えていられないほどの速度で提示される。音に愛想などはない。そしてHaraguchiさんもベースとペダルで退くことなく音の壁に音をぶつけ続ける。凄いものは凄いというトートロジーしか頭に浮かばない。

今井和雄 (g)
Shogo Haraguchi (b, pedals)

■ ヒグチケイコ x Hiroshi Mehata

ヒグチケイコさんはずっと聴きたい存在だった。

gaiamamooのMehataさんがエレクトロニクスを操りヴォイス、ギターとともに創出するアンビエントな音空間。これにより観る者の脳は既に麻痺させられ、やすやすと武装解除されてしまっている。なお、これを含め最初の3ギグで投影される映像もMehataさんの手による。

ヒグチさんのヴォイスもピアノも、無防備になってしまった粘膜に直接びしびしと付着する。伏屋佳代さんの表現を引用するなら、その直接性はまさに「一瞬にして酷薄に反転しかねないこそ際立つ甘美」なのであり、恍惚としてしまう。どこに連れていかれるのだろうという感覚。

ヒグチケイコ (vo, p)
Hiroshi Mehata (electronics, vo, g)

■ 鈴木放屁 x 橋本孝之

やはり鈴木放屁さんも日本天狗党での活動により気になる存在、今回はじめてナマの演奏を観た。マウスピースを深く加え、ぐわっとでかくぶっといテナーの音。第一音に思わずのけぞってしまった。品とかなんとか呟いてんじゃないとどやしつけられたようだ。そして、どのような時空間でも生命を維持させる異形の音を発する橋本さんのアルト。

鈴木放屁 (ts)
橋本孝之 (as)

■ 組原正 x 多田正美

グンジョーガクレヨンの組原正にマージナル・コンソートの多田正美。今回の共演は組原さんからのオファーであったという。違う世界の異種格闘技なのか類は友を呼ぶのか。

多田さんはピアノに妙な仕掛けを施し、弾いたり跳躍したりしながら、足許に置いたシンバルをひたすら無表情で踏む。バックの荒れ地なのか野原なのかの映像も多田さんによるものである。無慈悲に放置されたような苛烈な感覚。そして女装した組原さんは強面の愛嬌をもってノイズを発し続けた。何なんだ。

演奏の前にご紹介いただいて、多田さんにお話を伺っていると、いやいやいやと仰天してしまう構想が多田さんの口から。ちょっと言えないのだが。

組原正 (g, vo, electronics)
多田正美 (prepared p, perc)

 

そんなわけでひと組でも濃すぎるのに4バンドの轟音とノイズ、しかも地下空間は暑くて酸欠。チルアウトのために帰宅途中で飲まずにはいられなかった。

Fuji X-E2、XF35mm1.4、XF60mmF2.4

●今井和雄
齋藤徹+今井和雄@稲毛Candy(2017年)
Sound Live Tokyo 2016 マージナル・コンソート(JazzTokyo)(2016年)
広瀬淳二+今井和雄+齋藤徹+ジャック・ディミエール@Ftarri(2016年)
坂田明+今井和雄+瀬尾高志@Bar Isshee(2016年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
今井和雄 デレク・ベイリーを語る@sound cafe dzumi(2015年)
今井和雄、2009年5月、入谷
齋藤徹+今井和雄『ORBIT ZERO』(2009年)
バール・フィリップス@歌舞伎町ナルシス(2012年)(今井和雄とのデュオ盤)

●橋本孝之
内田静男+橋本孝之、中村としまる+沼田順@神保町試聴室(2017年)
グンジョーガクレヨン、INCAPACITANTS、.es@スーパーデラックス(2016年)
.es『曖昧の海』(2015年)
鳥の会議#4~riunione dell'uccello~@西麻布BULLET'S(2015年)
橋本孝之『Colourful』、.es『Senses Complex』、sara+『Tinctura』(2013-15年)

●組原正
グンジョーガクレヨン、INCAPACITANTS、.es@スーパーデラックス(2016年)

●多田正美
Sound Live Tokyo 2016 マージナル・コンソート(JazzTokyo)(2016年)


マシュー・シップ『Piano Song』

2017-04-06 22:45:16 | アヴァンギャルド・ジャズ

マシュー・シップ『Piano Song』(Thirsty Ear、2016年)を聴く。

Matthew Shipp (p)
Michael Bisio (b)
Newman Taylor Baker (ds) 

完成度は異常なほど高い。確かに、ピアノから発せられる音塊の重さやインタラクションの高度さは特筆すべきものだろう(ジョン・モリソンによるレビューは的を射ている)。しかし、圧倒される理由はそれだけではない。

たとえば「Flying Carpet」でも、「Micro Wave」でも、「Gravity Point」でも、あまりにも強すぎる意思の力で創出されたクラスターがある。シップの音楽には、そういった構造への狂気とも言えるような執念や、それをジャズと呼ぶのならジャズとの心中が垣間見られる。それが聴く者を威圧する。

モリソンが引用するように、本当にシップは録音から手を引くのだろうか。確か以前にも同じような発言をしていた記憶があるのだが。

●マシュー・シップ
ジョン・ブッチャー+トマス・レーン+マシュー・シップ『Tangle』(2014年)
マット・ウォレリアン+マシュー・シップ+ハミッド・ドレイク(Jungle)『Live at Okuden』(2012年)
ジョン・ブッチャー+マシュー・シップ『At Oto』(2010年)
DJスプーキー+マシュー・シップの映像(2009年) 


アーレン・アルバートセン@妙善寺

2017-04-06 20:21:07 | アヴァンギャルド・ジャズ

西麻布の妙善寺において、来日中のアーレン・アルバートセンがふたたび演奏をするというので足を運んだ(2017/4/5)。

Erlend Albertsen (b)
and monks (chant, perc)

はじめにアルバートセンのベースソロ。導入部の弓弾きに東洋的な旋律が感じられて、また、前回観たときよりもずっと繊細な印象を抱いた。お堂でアンプにつないでいないこともあるが、音は決して大きくはなく、これ見よがしでもない。聴き入ってしまう魅力がある。

つぎに住職さんらふたりとの共演。お経と木柾とは即興ではない。それに対してアルバートセンが呼吸を合わせるように、ふたたび繊細なベースを弾いた。これでグルーヴが生まれることが面白い。

なお、木柾(もくしょう)とは一本木の底側をくり抜いた円筒型の法具であり、木魚よりもスピーディーなリズムを刻むことが可能なのだという。持たせていただいたら、結構重かった。

終わってから広間で小宴。ご馳走さまでした。


2016年9月の写真(アルバートセンのウェブサイトに使用) 

●アーレン・アルバートセン
アーレン・アルバートセン@妙善寺
(2016年)


植松孝夫『Debut』

2017-04-05 00:01:14 | アヴァンギャルド・ジャズ

植松孝夫『Debut』(TBM、1970年)を聴く。

植松孝夫 (ts)
藤井貞泰 (fender p)
鈴木良雄 (b)
ジョージ大塚 (ds)
今井尚 (tb) (track 3,4) 

長いこと演歌的な唄いが持ち味くらいに思っていたのだが、およそ20年ぶりにライヴを観てから、このテナーの独自さが素直に耳を通過し脳に届くようになった。不思議なものである。

本盤は植松孝夫のデビューアルバム。鈴木良雄、ジョージ大塚とメンバーが豪華であり、フェンダーがスタイリッシュでカッコいい。その中で、植松さんのテナーは、ジョン・コルトレーン、ジョー・ヘンダーソン、デクスター・ゴードン等、本人が言及するテナー奏者から様々な影響を取り込んで、まだ声の獲得前の混沌状態にいるように聴こえる。それでもマニッシュであり、タメもあり、実に良い音だ。

先日のライヴでは、演奏後に、ジョー・ヘンダーソン『Inner Urge』に合わせて戯れに少し吹いてくれた。その痺れる感覚はしばらく忘れることはないだろう。

●植松孝夫
植松孝夫+永武幹子@北千住Birdland(JazzTokyo)(2017年)
本田竹広『EASE / Earthian All Star Ensemble』(1992年)
『山崎幹夫撮影による浅川マキ文芸座ル・ピリエ大晦日ライヴ映像セレクション』(1987-92年)
浅川マキ『アメリカの夜』(1986年)


ピーター・エヴァンス+アグスティ・フェルナンデス+マッツ・グスタフソン『A Quietness of Water』

2017-04-04 22:12:21 | アヴァンギャルド・ジャズ

ピーター・エヴァンス+アグスティ・フェルナンデス+マッツ・グスタフソン『A Quietness of Water』(Not Two Records、2012年)を聴く。

Peter Evans (tp)
Agusti Fernandez (p)
Mats Gustafsson (sax) 

真っ当な音を出さないピーター・エヴァンスとマッツ・グスタフソン。息遣いというかミストというかノイズというか。人間の身体の6割は水分で出来ているが、かれらが管を吹くたびに、肉体が無数の水分子となってその場に充満し混淆するようなイメージだ。幸い、汚い音ではない。「水の静けさ」とはよく言ったものだ。

そしてアグスティ・フェルナンデスが鍵盤を叩くたびにそれらの分子が震え、何ものかの形を形成する。

●ピーター・エヴァンス
Pulverize the Sound@The Stone(2015年)
Rocket Science変形版@The Stone(2015年)
エヴァン・パーカー US Electro-Acoustic Ensemble@The Stone(2015年)
トラヴィス・ラプランテ+ピーター・エヴァンス『Secret Meeting』(2015年)
ブランカート+エヴァンス+ジェンセン+ペック『The Gauntlet of Mehen』(2015年)
エヴァン・パーカー ElectroAcoustic Septet『Seven』(2014年)
MOPDtK『Blue』(2014年)
チャン+エヴァンス+ブランカート+ウォルター『CRYPTOCRYSTALLINE』、『Pulverize the Sound』(2013、15年)
ピーター・エヴァンス『Destiation: Void』(2013年)
『Rocket Science』(2012年)
MOPDtK『(live)』(2012年)
ピエロ・ビットロ・ボン(Lacus Amoenus)『The Sauna Session』(2012年)
ウィーゼル・ウォルター+メアリー・ハルヴァーソン+ピーター・エヴァンス『Mechanical Malfunction』(2012年)

ピーター・エヴァンス+サム・プルータ+ジム・アルティエリ『sum and difference』(2011年)
ピーター・エヴァンス『Ghosts』(2011年)
エヴァン・パーカー+オッキュン・リー+ピーター・エヴァンス『The Bleeding Edge』(2010年)
ピーター・エヴァンス『Live in Lisbon』(2009年)
MOPDtK『The Coimbra Concert』(2010年)
ウィーゼル・ウォルター+メアリー・ハルヴァーソン+ピーター・エヴァンス『Electric Fruit』(2009年)
オッキュン・リー+ピーター・エヴァンス+スティーヴ・ベレスフォード『Check for Monsters』(2008年)
MOPDtK『Forty Fort』(2008-09年) 

●アグスティ・フェルナンデス
ジョー・モリス+アグスティ・フェルナンデス+ネイト・ウーリー『From the Discrete to the Particular』(2011年) 

●マッツ・グスタフソン
ザ・シング@稲毛Candy(2013年)
マッツ・グスタフソン+サーストン・ムーア『Vi Är Alla Guds Slavar』(2013年)
ペーター・ブロッツマンの映像『Concert for Fukushima / Wels 2011』(2011年)
ペーター・ブロッツマンの映像『Soldier of the Road』(2011年)
大友良英+尾関幹人+マッツ・グスタフソン 『ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置展 「with records」』(2009年)
マッツ・グスタフソンのエリントン集(2008年) 


齋藤徹+今井和雄@稲毛Candy

2017-04-03 23:45:49 | アヴァンギャルド・ジャズ

稲毛のCandyに足を運び、齋藤徹・今井和雄デュオ(2017/4/3)。

齋藤徹 (b)
今井和雄 (g) 

準備中にはセロニアス・モンクなんかを戯れに弾いていたふたりだが、演奏に入ると、突然、ぴりぴりした緊張感が場を支配する。30分ほどの演奏が2回行われた。

核となる音と周縁との往還。ふたりのインタラクティブな交感。何をやっているのかよくわからないが只ならぬことが起きている。説明不能、というよりも、なぜか言語化したくない印象。

その場を共有することとはどういうことだろう、大きな波がしばしば内部から生起してきた。

●齋藤徹
齋藤徹 plays JAZZ@横濱エアジン(JazzTokyo)(2017年)
齋藤徹ワークショップ「寄港」第ゼロ回@いずるば(2017年)
りら@七針(2017年)
広瀬淳二+今井和雄+齋藤徹+ジャック・ディミエール@Ftarri(2016年)
齋藤徹『TRAVESSIA』(2016年)
齋藤徹の世界・還暦記念コントラバスリサイタル@永福町ソノリウム(2016年)
かみむら泰一+齋藤徹@キッド・アイラック・アート・ホール(2016年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
齋藤徹・バッハ無伴奏チェロ組曲@横濱エアジン(2016年)
うたをさがして@ギャラリー悠玄(2015年) 
齋藤徹+類家心平@sound cafe dzumi(2015年)
齋藤徹+喜多直毅+黒田京子@横濱エアジン(2015年)
映像『ユーラシアンエコーズII』(2013年)
ユーラシアンエコーズ第2章(2013年)
バール・フィリップス+Bass Ensemble GEN311『Live at Space Who』(2012年)
ミッシェル・ドネダ+レ・クアン・ニン+齋藤徹@ポレポレ坐(2011年)
齋藤徹による「bass ensemble "弦" gamma/ut」(2011年)
『うたをさがして live at Pole Pole za』(2011年)
齋藤徹『Contrabass Solo at ORT』(2010年)
齋藤徹+今井和雄『ORBIT ZERO』(2009年)
齋藤徹、2009年5月、東中野(2009年)
ミッシェル・ドネダと齋藤徹、ペンタックス43mm(2007年)
往来トリオの2作品、『往来』と『雲は行く』(1999、2000年)
齋藤徹+ミシェル・ドネダ+チョン・チュルギ+坪井紀子+ザイ・クーニン『ペイガン・ヒム』(1999年)
齋藤徹+ミシェル・ドネダ『交感』(1999年)
久高島で記録された嘉手苅林昌『沖縄の魂の行方』、池澤夏樹『眠る女』、齋藤徹『パナリ』(1996年)
ミシェル・ドネダ+アラン・ジュール+齋藤徹『M'UOAZ』(1995年)
ユーラシアン・エコーズ、金石出(1993、1994年)
ジョゼフ・ジャーマン 

●今井和雄
Sound Live Tokyo 2016 マージナル・コンソート(JazzTokyo)(2016年)
広瀬淳二+今井和雄+齋藤徹+ジャック・ディミエール@Ftarri(2016年)
坂田明+今井和雄+瀬尾高志@Bar Isshee(2016年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
今井和雄 デレク・ベイリーを語る@sound cafe dzumi(2015年)
今井和雄、2009年5月、入谷
齋藤徹+今井和雄『ORBIT ZERO』(2009年)
バール・フィリップス@歌舞伎町ナルシス(2012年)(今井和雄とのデュオ盤)


MAGATAMA@本八幡cooljojo

2017-04-02 10:42:00 | アヴァンギャルド・ジャズ

本八幡のcooljojoに足を運び、MAGATAMA(2017/4/1)。

MAGATAMA:
増尾好秋 (g)
永武幹子 (p, key)
ノリ塩田 (b)
北井誉人 (ds) 

増尾好秋といえば、ソニー・ロリンズとの共演、『本田竹曠の魅力』における印象的な「Hey Jude」のソロなんかを思い出す。しかし、もっとも目立ったキャリアはフュージョンでの活動なのであって、わたしはほとんど聴いてこなかった(『Sailing Wonder』くらい)。そういえば20年くらい前に、テレビで鈴木良雄と「D Natural Blues」(ウェス・モンゴメリー!)を演奏したことがあって、あれは好きだった。

この日なぜ観にいったかと言えば、永武幹子(「ポスト上原ひろみ」と吹聴しようかと・・・)が出演、そしてそれによって確立された大御所のオーセンティックなサウンドがどのように変わるのか興味津々だったからである。

演奏された曲はほとんど増尾さんのオリジナル。『Sailing Wonder』の曲もあったし、渡辺貞夫や(増尾さんは早大在学中にナベサダのグループに入っている)、ソニー・ロリンズに捧げた曲もあった。

ギターの音色は艶やかで鮮やかなパッセージ。そして期待以上の永武さんのプレイだった。ピアノではほとんど恍惚の表情を浮かべて見事なソロを次々に繰り出し、バンドに刺激剤を注入した。キーボードもやたらファンキーでカッチョいい。いや~、よかった。このような化学変化はライヴのたびに起きるに違いない。

●永武幹子
植松孝夫+永武幹子@北千住Birdland(JazzTokyo)(2017年)
永武幹子@本八幡cooljojo(2017年)


上田凛子@新宿ピットイン

2017-04-02 10:04:07 | アヴァンギャルド・ジャズ

新宿ピットイン昼の部で上田凛子(2017/4/1)。

上田凜子 (p)
荒井美咲 (b)
野澤宏信 (ds)
宇野嘉紘 (tp)
龍野マリエ (vln)
柴田春音 (viola)
飯島奏人 (cello)

ピアノトリオの前面にヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦3人、さらにトランペットという変わった編成。CD『Two Faces』発売記念のライヴであり、オリジナル中心の演奏だった。

最初の「Dedicated to France」は旅のうきうきするような曲想。弦のアンサンブルからピアノトリオにシフトし、急にジャズ的にスイングする転換で驚いた。「Nobody Knows」は謎をひとつずつ解いていくドラマのような曲であり、ふと弦がみんな爪弾いたりして、雰囲気がコンパクトに変わっていった。弦3人が抜けトランペットが入り「Do as You Like」、そしてまた弦が戻り、分厚いサウンド。トランペットが抜け、「Bustling World」では文字通り目まぐるしい世界を表現。ここでも目まぐるしい弦のあとに静けさが訪れ、ピアノが美しい旋律を弾き、重くて良いベース。終わったと思ったら激しいドラムスで再起動、音風景の転換が鮮やかだった。

セカンドセット。今度は逆に弦が入らずカルテット編成で2曲。突き刺すようなトランペットが見事。弦が入り、「Two Faces」。トランペットが抜け「Heartbeat」。ヴァイオリンからはじまり、全員が同じテーマを重ねてゆく激しい展開であり、固く重たいドラムソロが盛り上げた。そして最後の曲では、ヴァイオリンからヴィオラ、チェロが入り、さらにまたヴァイオリンが入るといった凝った導入部から、ピアノソロ、トリオ、弦が役割を次々に変え、見事なコントラストを示した。

アンコールに応え、ピアノトリオ+トランペットで、クリスチャン・マクブライドの「The Shade of the Ceder Tree」。ここでバップ的になったことがまた愉快だった。

CDは聴いていないが(このネット時代になぜ検索しても出てこないのだろう)、とても新鮮でサプライズが多いグループ。これからどのように洗練され、どのように崩れてゆくのか、追いかけてみたいところ。


齋藤徹 plays JAZZ@横濱エアジン(JazzTokyo)

2017-04-01 11:42:49 | アヴァンギャルド・ジャズ

横濱エアジンにおいて、齋藤徹 plays JAZZ(2017/3/22)。「JazzTokyo」誌に寄稿させていただきました。

>> #943 齋藤徹 plays JAZZ

齋藤徹 (b)
かみむら泰一 (ts, ss)
石田幹雄 (p)

Fuji X-E2、XF35mF1.4、XF60mmF2.4

●齋藤徹
齋藤徹ワークショップ「寄港」第ゼロ回@いずるば(2017年)
りら@七針(2017年)
広瀬淳二+今井和雄+齋藤徹+ジャック・ディミエール@Ftarri(2016年)
齋藤徹『TRAVESSIA』(2016年)
齋藤徹の世界・還暦記念コントラバスリサイタル@永福町ソノリウム(2016年)
かみむら泰一+齋藤徹@キッド・アイラック・アート・ホール(2016年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
齋藤徹・バッハ無伴奏チェロ組曲@横濱エアジン(2016年)
うたをさがして@ギャラリー悠玄(2015年) 
齋藤徹+類家心平@sound cafe dzumi(2015年)
齋藤徹+喜多直毅+黒田京子@横濱エアジン(2015年)
映像『ユーラシアンエコーズII』(2013年)
ユーラシアンエコーズ第2章(2013年)
バール・フィリップス+Bass Ensemble GEN311『Live at Space Who』(2012年)
ミッシェル・ドネダ+レ・クアン・ニン+齋藤徹@ポレポレ坐(2011年)
齋藤徹による「bass ensemble "弦" gamma/ut」(2011年)
『うたをさがして live at Pole Pole za』(2011年)
齋藤徹『Contrabass Solo at ORT』(2010年)
齋藤徹+今井和雄『ORBIT ZERO』(2009年)
齋藤徹、2009年5月、東中野(2009年)
ミッシェル・ドネダと齋藤徹、ペンタックス43mm(2007年)
往来トリオの2作品、『往来』と『雲は行く』(1999、2000年)
齋藤徹+ミシェル・ドネダ+チョン・チュルギ+坪井紀子+ザイ・クーニン『ペイガン・ヒム』(1999年)
齋藤徹+ミシェル・ドネダ『交感』(1999年)
久高島で記録された嘉手苅林昌『沖縄の魂の行方』、池澤夏樹『眠る女』、齋藤徹『パナリ』(1996年)
ミシェル・ドネダ+アラン・ジュール+齋藤徹『M'UOAZ』(1995年)
ユーラシアン・エコーズ、金石出(1993、1994年)
ジョゼフ・ジャーマン