日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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徳渕真利子著 「新幹線ガール」(メディアファクトリー)

2008-08-17 19:09:18 | 本・映画・展覧会
 新幹線に乗った人なら誰でも、「車内販売のおねーさん」の世話になったことがあるのではないか。その「おねーさん」が語る、「パーサー」という世界。内容的には大して新鮮な驚きがあるわけじゃない。勤務とか訓練とか、もちろん目新しくはあるけど、「そんな事までやってるのか!」という驚きには至らない。

 でも、パーサーは単なる売り子じゃないんだ、新幹線に乗るお客様をご案内する総合的なサービス係たらんとする熱意が文章から伝わってくる。そういう意味で気持ちの良い本。若いっていいねー。

 そう、若いのだ。そこに感心する。20代前半でこんだけ物事を考えられ表現できる人もいるのだなぁと。別に自社の若手がダメだってんじゃないけど、日常的に老若男女数多くの人々に接しているからだろうか、著者の物言いにはすごく大人びたものを感じる。それが本人の心構えの発露であり職場の指導員の指導の賜物であるなら素晴らしいことだ。

 それで思うんだけど、飛行機もそうだけど利用客と接する最前線の人間を自社でなく子会社、悪い言い方をすれば下請けにするのってどうよ?航空会社だってグラホや契約CAでしょ、本当にそれで良いのかな?でもJRにシニア運転士って居ないな…

 ちなみにこの出版社から最近は「フライトナース」と言う本が出てます。ドクターヘリに乗ってる看護士さんの話らしい。これまたちょっと興味あり?

 2008年8月6日 自宅にて読了
コメント (2)
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