出先で読み物が欲しくなり、目に付いて買ったのがこの本。カネ出して買うほどかなと思いつつ…
でも面白いよ!テーマは日本からヨーロッパまで「アジアン・ハイウェイ1号線」をなるべく忠実にバスで辿るというもの。企画の破天荒さに感心するね、面白いコト考えるヒトがいるもんだなーと。で、できるかできないか実際にやっちゃう、それも54歳で。「助さん格さん」かどうか、歳若な2人も同行するとは言え。
僕はバス好きだけどバスに乗るのはさほど好きではない。狭いし眠れないし歩き回れないし。おまけに鉄道より事故に遭う確率が高そうだ(特に海外では)。なので内外問わず、滅多に長距離バスには乗らない。最近で乗ったのはSt.ペテルブルグ→タリン→リガ→ビリニュスくらいのものだ。鉄道がなかったからに過ぎない。
そんな性分なので本書の行為には全く尊敬の念も羨ましさも覚えない。日本のより遥かに狭く汚く硬い座席で連続3泊?そりゃ過労死しそうだわ!著者自身が何度も自らに問うているように、何が面白く何の価値があるのか。価値は人に認められる必要はないが、自分には必要だ。自分自身が納得できない行動を続ける必要がどこにある?行程中の写真はアジア旅行記として魅力的ではあるのだけれど。
そういう考えを持ちつつ読むと、筆者が20年だか前に旅した時との各地の情勢の差、道路やバスの差、そして変わらないものを認識したことが読んでいてせめてもの救いである。あぁ、この人にこの旅は全くのムダじゃなかったんだって。
2010年8月2日 通勤電車車中にて読了
でも面白いよ!テーマは日本からヨーロッパまで「アジアン・ハイウェイ1号線」をなるべく忠実にバスで辿るというもの。企画の破天荒さに感心するね、面白いコト考えるヒトがいるもんだなーと。で、できるかできないか実際にやっちゃう、それも54歳で。「助さん格さん」かどうか、歳若な2人も同行するとは言え。
僕はバス好きだけどバスに乗るのはさほど好きではない。狭いし眠れないし歩き回れないし。おまけに鉄道より事故に遭う確率が高そうだ(特に海外では)。なので内外問わず、滅多に長距離バスには乗らない。最近で乗ったのはSt.ペテルブルグ→タリン→リガ→ビリニュスくらいのものだ。鉄道がなかったからに過ぎない。
そんな性分なので本書の行為には全く尊敬の念も羨ましさも覚えない。日本のより遥かに狭く汚く硬い座席で連続3泊?そりゃ過労死しそうだわ!著者自身が何度も自らに問うているように、何が面白く何の価値があるのか。価値は人に認められる必要はないが、自分には必要だ。自分自身が納得できない行動を続ける必要がどこにある?行程中の写真はアジア旅行記として魅力的ではあるのだけれど。
そういう考えを持ちつつ読むと、筆者が20年だか前に旅した時との各地の情勢の差、道路やバスの差、そして変わらないものを認識したことが読んでいてせめてもの救いである。あぁ、この人にこの旅は全くのムダじゃなかったんだって。
2010年8月2日 通勤電車車中にて読了