日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】下川裕司著 「5万4千円でアジア大横断」(新潮文庫)

2010-08-06 22:05:19 | 本・映画・展覧会
 出先で読み物が欲しくなり、目に付いて買ったのがこの本。カネ出して買うほどかなと思いつつ…

 でも面白いよ!テーマは日本からヨーロッパまで「アジアン・ハイウェイ1号線」をなるべく忠実にバスで辿るというもの。企画の破天荒さに感心するね、面白いコト考えるヒトがいるもんだなーと。で、できるかできないか実際にやっちゃう、それも54歳で。「助さん格さん」かどうか、歳若な2人も同行するとは言え。

 僕はバス好きだけどバスに乗るのはさほど好きではない。狭いし眠れないし歩き回れないし。おまけに鉄道より事故に遭う確率が高そうだ(特に海外では)。なので内外問わず、滅多に長距離バスには乗らない。最近で乗ったのはSt.ペテルブルグ→タリン→リガ→ビリニュスくらいのものだ。鉄道がなかったからに過ぎない。

 そんな性分なので本書の行為には全く尊敬の念も羨ましさも覚えない。日本のより遥かに狭く汚く硬い座席で連続3泊?そりゃ過労死しそうだわ!著者自身が何度も自らに問うているように、何が面白く何の価値があるのか。価値は人に認められる必要はないが、自分には必要だ。自分自身が納得できない行動を続ける必要がどこにある?行程中の写真はアジア旅行記として魅力的ではあるのだけれど。

 そういう考えを持ちつつ読むと、筆者が20年だか前に旅した時との各地の情勢の差、道路やバスの差、そして変わらないものを認識したことが読んでいてせめてもの救いである。あぁ、この人にこの旅は全くのムダじゃなかったんだって。

 2010年8月2日 通勤電車車中にて読了
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2010年8月1日 【旅行】乗りテツな夏(第2回-3)

2010-08-06 06:54:47 | 旅行・ハイク&ウォーク
 「たんばらラベンダー号」(沼田16:23→上野18:43)

 上りの「SLみなかみ号」を見送り、「たんばらラベンダー号」を待つ。でもどうしても「たんばラベンダー号」と思ってしまう。たんば…鉄郎ちがった哲郎。「死後の世界は必ずあ~る!」ありましたか~丹波さん…

 「SL」は水上駅で留置して折り返してくるが「たんばラ」は沼田には留置されていない。距離の近い水上まで行くかと思ったらさにあらず。新前橋まで引き上げているのだろうか、案の定、高崎方より回送電車でやってきた。基本的に485系の車体なのだがちょっとワル顔で好き嫌い分かれるところ。運転席上のヘッドライトは撤去されている。

 車内は先週乗車した「ニューなのはな」とは全く異なり、片側通路のセミコンパートメント、詰めれば1ボックスあたり3名向かい合せの6名が乗れそうだがそこはグリーン車、4名定員でゆったり。座席の座面は引き出してほぼフラットにできるので、コンパートメント単位でお座敷仕様にもできる。小グループでの旅行には最適な車両だな。

 指定の席へ行くとそこは3名のオバサマがすでにお座敷仕様にしており、戻しましょうかと恐縮するのを結構ですと断り靴を脱いでやっこらせっ。尻と背をうまいポジションにするのにもぞもぞした後は快適。乗車時間が短いのでビールは我慢!車内販売もない。

 渋川で「SL」を抜き、高崎からは先行電車につっかえながら走るがそれでも沼田から一気に上野まで2時間半弱と言うのは超ラクチン。停車が少ない・ドアがデッキにある・防音が良いのがその理由。かつて「とき」や「佐渡」は何時間で走ったのだろうか。2階建てグリーン車とは全く異なる「囲まれ感」を楽しみつつ上野に到着。すぐ後に入線する「北斗星」目当てのカメラマン多数。尾久で新造のEF510北斗星色と連結された姿を見たが格好良かったゾ。ってコトで次は「北斗星」にしますか!?>誰とわなく

 御徒町でもう一度デイパックの下見をして帰宅。しまった、まだ秋葉原のハムショップもやってたから寄れば良かった…乗ったり降りたり自由なのが18きっぷのメリットの1つだったのに~。かくして18きっぷは都合4回を消費、即刻オークションで処分となった。お盆休み前なので需要が多く、単純な1日分以上の価格で売れるのだ…次回は「赤い18きっぷ」にしようかな。
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