日々のつれづれ(5代目)

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2013年1月3日 【旅行】預け入れ荷物を荒らされたケースに関する事実と考察

2013-01-15 07:01:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 旅行記で書いた通り、今回の旅行で同行者のスーツケースがこじ開けられ、スーツケース本体を壊されたほか中身を少し抜き取られた。チェックインバゲージの被害についてはどこまで予防できるかも含め、ご参考になればと思いまとめてみる。

【状況】
・カサブランカ空港で預けた荷物をマドリード空港経由、フランクフルト空港で受け取り。荷物が出てくるのは早かった(プライオリティタグつき)。ホテルに投宿し寝巻を出そうとして、TSAロックに留めてあるジッパーが切断(※)されていることに気付いた。中身を確認してみると、お土産の地ビールのほかデジもの関連のケーブルや充電器等およびスリッパなどアメニティ数点がなくなっていた。状況から見て、カサブランカ積み込み前かかマドリード積み替え中のどちらかでやられたものと思量。

(※)ファスナーを壊されたとかでなく、ジッパー(2つ)そのものをニッパーのような工具で切断(写真)。切られてしまえば当然ファスナーは自由に開閉できる。

【対処】
・発見時点で日本の旅行者障害保険コールセンターへ電話。フリーダイヤルだがホテルの部屋からのため市内通話料金を数ユーロ請求された。
・同センタの指示に基づき、翌朝一番にホテル近くの警察署を訪問。事情を説明、状況を申告し被害届を提出。証明書(英文)をその場で発行して貰った。
・搭乗航空会社(イベリア航空)を訪ね、同様に申し立て。本来は荷物受け取り時に確認し異状を申告すべきところ、夜遅い(22時過ぎ)到着で疲れていたと説明し翌日申告ながらトラブルレポートを作成して貰った。
・帰国後、保険会社にレポート提出、補償請求(進行中)。

【反省点】※サイズ的に、機内持込は無理であった
・空港の「荷物ぐるぐる巻きサービス」を利用すれば「犯人」は犯行に及ばなかったのではないか。
・荷物引取り時に異状のないことを確認すれば、翌日航空会社へ足を運ぶ手間は省けた。

【評価点】
・旅行者障害保険に加入していたこと
・気付いた時点で直ちに被害品目、使用期間、購入価格等をリスト化したこと
・ホテルフロント(警察署の所在確認)、警察署、航空会社で状況を説明したり証明書を発行してもらう英語力(会話および作文)および交渉力を持ち合わせていたこと
・デジタル機器本体はすべて携行カバンに入れて持ち歩いていたこと
・盗られたアメニティは総て使い捨てタイプの安価な品物だったこと
・翌日も滞在予定であり焦らず行動できたこと

【教訓】
・ソフトケースでないので切り裂かれず大丈夫だと思ってはいけない。
・フレーム式であっても鍵を壊されれば同じことだが、ジッパー式よりは被害に遭う可能性は低いと思われる。
・高価な物品(特にデジもの)は、預け入れ荷物に入れてはいけない。

 今回、航空会社の言い分は「税関などでは安全確認のためカバンを開ける権利を有する」と言うもの。このため、ジッパーの切断に関しては正当な権利の行使(の可能性あり)と看做され、被害には含めて貰えなかった(TSAロックはアメリカのみの基準であり、その他の国においては開錠用マスターキーは保有していないとの説明)。

 今回、金額で言えば最大の被害はスーツケース本体。でもゼロハリバートンなので本邦内に修理業者はあり、きちんと直るでしょう。私の安物ケースではムリ、そもそも修理の手間賃より買い直した方が安そう。中身の合計は購入時価格でも合計1万円程度、滅却分を考えると数千円かな?入手が難しい「カサブランカビール」が痛いですけどね。

 ともかく、被害に遭ってもうろたえず、落ち着いて対処することですね。こんな記事が他の方々の参考にならないことを祈ります。
コメント
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