先日読んだ「虹色にランドスケープ」が好印象だったので、再び熊谷達也です。割とこういう「ひとり集中豪雨」的な読み方をします。
今回はバイクとは全く関係がなく、東北を舞台にした作品集。それぞれの物語が相互に繋がり一冊通して一つの世界を物語ることもない。作者が仙台出身なため、土地勘や風土、言葉などしっくり書けるのだろう。作中の会話は大事だ。方言で語られるとぐっと地域性が深まり、いかにもその地での出来事に思えるから不思議なもの。
何だろうね、声高に東北バンザイとか地方の時代とか叫んでるわけでなし、もちろん地方を否定し東京一番なんて話でもないし。たまたま舞台が東北だけど、日本のあちこち、地方都市から小さな村のあちこちで、本書に著されたような小さな物語、人々の営みがなされているって改めて思わされたと言うのか。生まれてこのかた首都圏で生活してきた人間がそう感じたと言うのは不遜なのかもしれないけど。
2013年8月2日 通勤電車車中にて読了
今回はバイクとは全く関係がなく、東北を舞台にした作品集。それぞれの物語が相互に繋がり一冊通して一つの世界を物語ることもない。作者が仙台出身なため、土地勘や風土、言葉などしっくり書けるのだろう。作中の会話は大事だ。方言で語られるとぐっと地域性が深まり、いかにもその地での出来事に思えるから不思議なもの。
何だろうね、声高に東北バンザイとか地方の時代とか叫んでるわけでなし、もちろん地方を否定し東京一番なんて話でもないし。たまたま舞台が東北だけど、日本のあちこち、地方都市から小さな村のあちこちで、本書に著されたような小さな物語、人々の営みがなされているって改めて思わされたと言うのか。生まれてこのかた首都圏で生活してきた人間がそう感じたと言うのは不遜なのかもしれないけど。
2013年8月2日 通勤電車車中にて読了