旧軍で言う予備役、自衛隊では予備自衛官という制度はできて半世紀以上経つが、自衛隊未経験の民間人にも門戸が開かれた(と言うのか?)のは2002年。ちょっと興味があったのだが、現実問題として5日x10回の訓練に参加できるほど会社はラクじゃない…ってことで諦めた(←やる気だったらしい)。本書は、その予備自衛官(補)訓練を受けた女性ライターによる異色レポートである。
酔った勢いで「訓練に参加してみる!」で申し込み、それでも実際に訓練をしてゆくうちに自衛隊や自衛官、国を護ることに対する意識が変化してゆくさまが綴られており非常に興味深い。意地の悪い見方をすれば軍隊式洗脳に染まってゆく過程とも受け取れるが、ここは素直に評価したい。
訓練仲間についても決して立派な人ばかりでないことが報告され、真実味がある。まぁそうだろうなぁ。予備じゃない「本職」常備自衛官だって、学校や会社をドロップアウトして他に行き場がなく「食住つき」ってことで自衛隊に応募してくる人も少なくないらしいし。
だけどオマエもうトシじゃん?今さら予備自衛官なんてムリよと思うなかれ。実は「技能公募」であれば50歳代でも応募できるのだよフッフッフ。しかも要件となる各種資格のうち、持っているものが幾つかあるので3区分くらいは受験できる。まぁ受けても体力で落ちますね。面接で国防論とか聞かれるのかな?冷やかしで行ってみたくなってきた…などと考えてしまうくらい、すばらしい啓蒙の書である。
2013年8月某日 通勤電車車中にて読了
酔った勢いで「訓練に参加してみる!」で申し込み、それでも実際に訓練をしてゆくうちに自衛隊や自衛官、国を護ることに対する意識が変化してゆくさまが綴られており非常に興味深い。意地の悪い見方をすれば軍隊式洗脳に染まってゆく過程とも受け取れるが、ここは素直に評価したい。
訓練仲間についても決して立派な人ばかりでないことが報告され、真実味がある。まぁそうだろうなぁ。予備じゃない「本職」常備自衛官だって、学校や会社をドロップアウトして他に行き場がなく「食住つき」ってことで自衛隊に応募してくる人も少なくないらしいし。
だけどオマエもうトシじゃん?今さら予備自衛官なんてムリよと思うなかれ。実は「技能公募」であれば50歳代でも応募できるのだよフッフッフ。しかも要件となる各種資格のうち、持っているものが幾つかあるので3区分くらいは受験できる。まぁ受けても体力で落ちますね。面接で国防論とか聞かれるのかな?冷やかしで行ってみたくなってきた…などと考えてしまうくらい、すばらしい啓蒙の書である。
2013年8月某日 通勤電車車中にて読了