日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【写真展】竹沢うるま写真展 「Walkabout -1021日、103ヶ国を巡る旅の記録」

2013-08-12 19:01:26 | 本・映画・展覧会
 世界一周を旅して来たカメラマンの作品展と言う事だが、世界一周をすべて表現するにはよっぽど会場が広くないと無理だろう。なので本当に選りすぐった作品群が展示されているということになるのだが、なぜか大半が先進国でなさそうなアフリカや中東、南米の国々で撮られた作品。その方が絵になる写真が撮れるのか、特段の思い入れからセレクトしたのか。ほぼ3年か、すごいなー。

 世界の国々の気候風土や民俗を知るという意味で楽しめた展覧会だけど、この撮り方作風がオリジナリティに富んでいるかと問われればどうだろう?最近そういう観点で考えることが多いのは意地悪に過ぎるかな。何れにしてもこの会場では小さすぎ正直勿体ない。

 2013年8月1日 キヤノンギャラリー銀座にて
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【本】橋本順司著 「日本の地下水が危ない」(幻冬舎新書)

2013-08-12 07:00:33 | 本・映画・展覧会
 少し前、北海道で中国系投資家による山林購入が話題となったことは記憶されてるだろうか?本書はその「事件」を始めとした土地所有と地下水利用権の問題を平易に解説している。

 まず、現行法規上、地下の水はその汲み上げ井戸を掘った地主のものであること。それじゃ、地下水脈の上流の地主がごっそり汲み上げたら下流の人の井戸が枯れたり地盤沈下したりしたらどうすんのさ?なんだけど、実際にそういう法律なんだって。

 それなら普通の河川や農業用水と同じく、水利権を設定して管理すれば良いじゃんと思うが、そこで登場するのは地下水を汲み上げ販売してる飲料会社や工場など、経済界や経産省、族議員。もちろん農家の味方・農水省だって諸手を挙げて管理に賛成なわけはない。

 全くイヤになる。総論賛成、各論反対でゴタゴタ揉めてる間に、法の隙を付いた企業家や外国投資家にやられちゃう。とりあえず日本も、外国人に土地所有を認めなければ一時的な危機回避にはなると思うんだけど。

 東日本大震災で水道網がダメージ受けた時の対応策として、井戸を掘る動きがあるそうだ。その井戸も停電しちゃうとと思うのだけど、浅い井戸で家庭で使う分くらいなら、昔ながらの手押しポンプが復活だ。

 ともかく、実際の水でなくともバーチャル・ウォーターとして地下水が濫用され枯渇したり、地盤沈下などの災害が起こらぬようあって欲しい。

 2013年8月6日 通勤電車車中にて読了
コメント (3)
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