【映画】ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う！

　宣伝文句、何だよソレと突っ込みを入れつつ劇場へ入った。

　高校卒業の晩、退屈な田舎町(と言ってもそこそこ大きい)のパブ12軒制覇を目論んだが挫折した５人組、月日は流れ殆どは順風満帆な生活を送る中年になっていた。が、仲間うちでただ一人アウトロー的な生き方をする者が突如みなの前に現れ、「リベンジだ！」とけしかける。そこで昔の街に戻った彼らを待ち受けていたものは…。

　旧友が久々に再会し、バカやってお互いの今の悩みや本音をさらけ出し…と言う展開は想定どおり。ただ本作にはプラスアルファの要素が加わり、後半はそちらがメインとなってゆく。ここは上手いことヤラレましたナ。ただしその「プラスアルファ」の描き方はちょっと平凡で、深みに欠ける。まぁエンターテイメントとしてはこの程度で良いのか。荒唐無稽なようでちゃんと現実世界への批判を含んでいるのがおかしい。

　予想と違った展開だった分、面白く観られた。観れば宣伝文句の意味が分かります(笑)

　2014年4月23日　川崎・チネチッタにて