日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】松波成行著 「国道の謎」(祥伝社新書)

2015-07-29 19:35:18 | 本・映画・展覧会
 (神奈川の)県道に関する本など行政関係資料以外は見当たらないが、国道に関する本であればある程度ヒットする。大部分はドライブガイド的、特に「酷」道をフィーチャーしたもの。あとはウンチク本。本書はそのどちらにも所属しているし、所属していない。

 本書の視点は国道としての指定のされ方。なので、歴史的に「国道」という指定がいつ頃から行われたかから始まり少々ネムい。とは言え必ずしも江戸時代の旧街道を踏襲したものではなく、殖産振興の空気を感じさせる路線指定が行われていたとは勉強になる。歴史のあやで現在の姿になった国道が取り上げられている。通常であれば「未成国道」あるいは「点線国道」という切り口なのだろうが、現在の姿に留まらずそこまでの歴史的背景を詳細に調べ書いている点が素晴らしい。上越国境のR291や竜飛岬のR339など、現地に行って確かめたくなる。そして「海上の道」、フェリーで結ばれていたり事実上孤立していたり、離島を走る国道。

 「こんな国道がある」だけでも楽しいが、そうなった歴史的、地理的背景まで考察すると立派な学問だなと思わされた。

 2015年7月19日 サンフランシスコ空港のラウンジにて読了
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2015年7月19日~21日 【旅行】帽子と運河の国へ・パナマ弾丸紀行(4・完)

2015-07-29 07:03:56 | 旅行・ハイク&ウォーク
 パナマには地下鉄が開通した。せっかくなので乗ってみたいと思ったがホテルから最寄りの駅まで15分以上は歩く必要がありそうだ。それでも高架鉄道なら頑張って行ったのだが、全線地下ではモチベーションあがらず…10時過ぎのチェックアウトまでプールに行った程度、読書で終る。旧市街に泊まった方がちょこちょこ歩き回れて良かったかもしれないが、うるさそうな安ホテルか超高級なホテルかしか部屋が残っていなかったため、今回の選択は止むを得なかった。でも静かで清潔で良かったよ。

 ホテル前に居た、ちょっと高級なタクシーで空港まで35ドル。道は空いており快調(写真)。チェックインも問題なく、土産は買わず、ラウンジは無さそうなのでフードコートで昼食して飛行機を眺めながら待つ。短日程だったけど専用車だったので効率良く回れたし、現地の生活や歴史についてガイドから聞けたし充実してたなぁ。

 AA981便(NN875NN:737-800)は少し遅れてマイアミへ向け出発、滑走路に進入したと思ったらくるりと回って再び誘導路へ、あれぇ?滑走路に落下物だか支障があるらしく、もう一方の滑走路へ向かう許可を得るとアナウンスされたものの駐機場へ、ドアは開かずエンジン切ってそのまま待機へ。何が起こってる?ひたすら待ち、離陸したのは約2時間後。さて、マズいことになったぞ。

 アメリカでは国際線相互の乗り継ぎであってもいったん入国審査を受け、荷物をピックアップし再チェックインしなければならない。飛行機から出たのは出発の40分前、絶望的な時間だが頑張ってみた。走り、並び、走り、待ち、走り…乗り継ぐ便のゲートについたのは出発時刻を数分回っていたが幸いまだ搭乗が終っておらず、何食わぬ顔で機内に入ることができた。AA2411便(N822NN:737-800)でサンフランシスコへ。マイアミ空港でステーキでも食べようと思っていたのに機内販売のチキンサラダになってしまった…が、上級会員はビールと合わせ無料なのだと初めて知った。手続きと空港構造に慣れていたから間に合った乗り継ぎでした。。。

 サンフランシスコからはJL1便(JA743J:777-300ER)、マイルを使ってアップグレード。せっかくのビジネスクラスだが深夜出発・早朝到着ゆえミールサービスは比較的簡素。出発時に、本来は翌朝サーヴとなる和朝食をオーダー。そして翌朝はギリギリまで起こさないよう頼んで、映画を1本観て就寝。横に眠れるってラクだわ~♪羽田では係員がネームプレート持ってお待ちかね、荷物の積み替えが間に合わなかったようですと。まぁそうでしょうね。手続きして帰宅、着替えて始業から出勤しました。

 これで終わりじゃない。夕方格安バスで成田へ行き、JL3087便(JA842J:787-8)で中部へ。ビジネスクラス席がクラスJ扱いのため再び横になって数十分の睡眠補給、ターミナル内で名物のオリエンタルカレーを食べてJL208便(JA321J:737-800)で羽田へ。ささやかながら僅かの追加料金でマイルを稼げ、おまけに往復とも初搭乗機材で頑張った甲斐がありました。

 荷物の問題を残してパナマ弾丸旅行終了。このパターンはまたやってみたい。
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