何かの雑誌で紹介されていて本書の存在を知り、図書館にはなかったので古本を購入した。もちろん読後は図書館へ寄贈だ。
著者ロバート・ハリスと言えばFM局でJ-WAVEで聞いたことがある。経歴は全く知らなかったが日英のクオーターなんだね。日本名まで持っていたとは。
本書は、著者の幼少期からの人生を辿った自伝。日本では横浜が中心なので雰囲気も想像しやすかった。クォーターならではの立ち位置や葛藤、ナイーブすぎるのではと思う人生の彷徨が赤裸々に書かれている。女の子達と遊びGIと喧嘩し時にはドラッグ。今ならとんでもない無法者だが決して悪ぶってる感じはなく、ちょっとイカした(そしてイカれた)青春のアイテムという感じに読めてしまう。
息が詰まりそうで日本を脱出した著者は世界を旅する。バックパッカーと言わずヒッピーと呼ばれる時代だ。日本に戻る。そしてバリ島に1年間住む。オーストラリアのシドニーで本屋と言うかギャラリーと呼ぶか、センスある連中の集うサロンと言うか、そういう店を開く。そのために本屋で働いて修行もした。まったく流転の人生だが敗走につぐ敗走ではなく、その時々で自分の感じたもの、やりたいことに忠実に生きている様は立派。そのスタイルに好き嫌いはあっても批判する権利は誰も持っていないだろう。
人生でやりたいことを書き留めた「100のリスト」のアイディア、前に「最高の人生の見つけ方(The Bucket List)」と言う映画を観たがそれに通じる。何でも良い、やりたい事を見つけ実現に向け生きるのが人生の愉しみだと。
2016年1月30日 ニセコひらふスキー場レストランにて読了
著者ロバート・ハリスと言えばFM局でJ-WAVEで聞いたことがある。経歴は全く知らなかったが日英のクオーターなんだね。日本名まで持っていたとは。
本書は、著者の幼少期からの人生を辿った自伝。日本では横浜が中心なので雰囲気も想像しやすかった。クォーターならではの立ち位置や葛藤、ナイーブすぎるのではと思う人生の彷徨が赤裸々に書かれている。女の子達と遊びGIと喧嘩し時にはドラッグ。今ならとんでもない無法者だが決して悪ぶってる感じはなく、ちょっとイカした(そしてイカれた)青春のアイテムという感じに読めてしまう。
息が詰まりそうで日本を脱出した著者は世界を旅する。バックパッカーと言わずヒッピーと呼ばれる時代だ。日本に戻る。そしてバリ島に1年間住む。オーストラリアのシドニーで本屋と言うかギャラリーと呼ぶか、センスある連中の集うサロンと言うか、そういう店を開く。そのために本屋で働いて修行もした。まったく流転の人生だが敗走につぐ敗走ではなく、その時々で自分の感じたもの、やりたいことに忠実に生きている様は立派。そのスタイルに好き嫌いはあっても批判する権利は誰も持っていないだろう。
人生でやりたいことを書き留めた「100のリスト」のアイディア、前に「最高の人生の見つけ方(The Bucket List)」と言う映画を観たがそれに通じる。何でも良い、やりたい事を見つけ実現に向け生きるのが人生の愉しみだと。
2016年1月30日 ニセコひらふスキー場レストランにて読了