日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】小谷 賢著 「インテリジェンス 国家・組織は情報をいかに扱うべきか」(ちくま学芸文庫)

2016-12-01 23:01:55 | 本・映画・展覧会
 先日の「情報、官邸に達せず」に続きインテリジェンスに関する本を読んでみた。以前から日本ってダメだよなぁと思ってる分野で興味がある。本書は専門家が書いておりとても具体的。諸外国との情報収集/伝達ルートの一覧は非常に判り易かった。

 一方的に日本が悪いと言うことなく、その国の文化も考慮しながら有効な組織について論じる姿勢には好感が持てる。と言っても答えは示されていない。きっと1つの「正解」なんてないのだ。少しずつ少しずつ、ムダを排除しつつ情報機関と政治との峻別を保ったままでより多くの情報をより正確により早く、為政者に届くよう、組織も関係者の意識も変えてゆく必要があるのだろう。

 組織の蛸壺だったり縦割りだったりというのはどうやら日本固有の問題ではないらしい。それにしてももうちょっと、何とかならないものでしょうかね。

 2016年11月18日 通勤電車にて読了
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(コンサート) 「響け!ユーフォニアム」公式吹奏楽コンサート~北宇治高校吹奏楽部 第1回定期演奏会~

2016-12-01 20:35:50 | 音楽、ギター、カラオケ
指揮:大和田雅洋
演奏:洗足学園音楽大学 フレッシュマン・ウィンド・アンサンブル2014
ゲスト:TRUE
MC:松澤千晶
トークゲスト:寿美菜子(田中あすか役)

 アニメの声優たちが出演するイベント、ライブは数多い。しかし本日の主役は声優ではなく、劇中で奏でられる吹奏楽というユニークなイベント(コンサート)なのだ。演奏はアニメも担当した洗足学園音楽大学。「フレッシュマン・ウインドアンサンブル2014」と言うことは今年の新人たちでなく、アニメ制作当時に吹き込みを担当したメンバーと言うことだろうか。演る方も感慨深いんじゃないかな?まさかこんな大事になるなんて、ねぇ。昼夜の二部制、県民ホール3階までぎっしり。圧倒的に若い男性が多いが女性もちらほら。劇中の高校の制服を着たコスプレイヤーが客席にいたり、駐車場には作品の画でラッピングされた痛車がいたり。

 開演、いきなりTV一期(現在は劇場版を経て二期を放映中)の主題歌の吹奏楽アレンジ版が奏でられ一気に引き込まれる。劇中で流れたさまざまな曲が、ある曲はそのままに、ある曲はアレンジされて次々と流れる。一曲毎に、それが流れた時のストーリーが思い浮かぶ。やっぱりね、コンクールさながらに「プロヴァンスの風」「三日月の舞」を続けて演ったのは場内も物凄い緊張感でしたね。本当に自分たちがコンクール会場の客席で「上手く演れますように」って祈りながら聴いてるみたいで。主題歌を歌ったTRUE嬢も登場、一期二期どちらも吹奏楽アレンジのバックで高らかに歌い上げた。

 吹奏楽って大勢でやってるので、一人くらいミスっても大丈夫だろうって思ったら大間違い、特にソロパートなんか聴いてると「トチっちゃわないか」って心配で息が止まってしまうのだ。まぁスポーツだってチームプレーだけど打つ瞬間、蹴る瞬間って一人だもんね。今日はソロパートでのミスが結構あって惜しかった。定期公演などで演奏慣れしている洗足メンバーもさすがの大観衆しかも真剣な聴き手ばかりなのにビビったのだろうか。そう考えるとプロのオーケストラメンバーのメンタリティの強さって凄いのだなと思った。

 休憩を挟んで2時間強、大満足のコンサートだったが今夜は二期の曲は主題歌以外演らなかった。公演タイトルに「第1回」とあるのだから「第2回」もあるに違いない。大いに期待しつつ会場を後にし、同行のブラバン経験者さん達と中華街の店で美味しい台湾料理をいただいたのであった。

 TVアニメ「響け!ユーフォニアム2」公式サイト→♯♪♭
 劇場版「響け!ユーフォニアム」公式サイト→♯♪♭

 2016年11月20日 神奈川県民ホール 大ホールにて


追記
 トークゲストの寿嬢(アニメ「けいおん!」のムギちゃんでもある)、オープニングで紹介されて登場のところMCと一緒に登場してしまい「あれ?」場内大爆笑。その失敗を劇中役のあすかのセリフ「正直言って、心の底からどうでもいいよ。」でカバー…できたのかなぁ(笑)。お喋りも多かったが結構「天然」なキャラに見えました。
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2016年11月20日 【旅行】旅の思い出話…ふりかけ

2016-12-01 06:33:38 | 旅行・ハイク&ウォーク
 泊まった宿は出張者向けビジネスホテル、チェーン店にはない古さと気さくさが魅力です。たいてい安いですし。基本的に寝るだけですので、温泉でなくとも大浴場があれば部屋が狭くてもあまり気にしないのです。

 夕飯は吉野家の鍋膳狙いだったので朝食だけ摂ったのですが、テーブルの調味料皿に「ふりかけ」の瓶がありました。中身はいわゆる「のりたま」。残り少なく、私が使ったらカラになっちゃいました。その時ふと、一人旅を始めた当初のことを思い出しました。

 当時は高校生、泊まりはユースホステル。食欲旺盛な時期ですのでご飯お代わり自由の食事は有難かった。昼を節約する(食べないことはないけどビスケットとか立ち食いうどんとか)ため、朝のご飯は3杯くらい食べていたのです。少しでも多く食べるため、家からふりかけの瓶ごと持参して旅をしました。「のりたま」は大好きだったけど栄養のありそうな「かつおみりん」(リンク先は現在の商品)にしましたねぇ。

 ある朝のこと、お代わりをしてふりかけを掛けようと見ると目の前にあったはずの瓶がありません。あれ?周囲を見回すとテーブルの端の方に、だいぶ中身が減ってありました。みな考えは同じ、宿のサービスだと思ってどんどん使ってガツガツ食べていたのです。アハハ…気持ちは解るし周囲は殆どが年上の大学生でしたし、「すみません、それ僕のです」と呟いて「回収」したのでした。

 あの頃テーブルを共にしたお兄さんお姉さんたちは今頃どうしているでしょうか。ひょっとしたら定年リタイヤして、余裕が出来て再び旅してくれていたら良いのですが。
コメント (2)
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