日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2016年12月5日 【仕事】2016忘年会(その2)

2016-12-14 20:28:46 | 仕事
 インターコンチネンタルホテルのボーナスポイントキャンペーンに釣られ「みなとみらい」の宿泊をしたので、ついでに会社の鉄道愛好会仲間を呼んで部屋飲み忘年会をすることにした。少し前とはメンバーを変え…完全に分け隔てなく接するにはメンバー多すぎるけど、仲良いメンバーはけっこう多いので。

 ここでの飲みは崎陽軒のシウマイ(何度も書きますがシュウマイではなく「シウ」マイ)が必須アイテム。4人だけど30個入りの大箱を買って来てくれたのでたっぷり楽しめた。買出しは桜木町駅前「ぴおシティ」の地下、元々が庶民的な店ばかりで安いうえ夕刻の見切り品をうまいこと買い揃え、ワイン3本合わせ一人2k円以下と言うハイコストパフォーマンス!事前にホテルにテーブル1つ入れておいてとリクエスト。ご丁寧にクロスまで掛かってた。使い捨ての食器を少し持ち込むだけで楽しい会場の出来上がり。でもうるさくしないよう気をつけて。

 相変わらず綺麗な夜景を眺めながら今年の活動を振り返ったり来年の計画を話したり、楽しいひとときを過ごすことが出来た。もちろん、明日も早起きして普通に出勤です。
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【本】西脇順三郎著 「野原をゆく」(講談社文芸文庫)

2016-12-14 06:31:30 | 本・映画・展覧会
 本を脈絡なく読んでるようだが、幾つかのジャンルの中での流れがある。流れと言うよりリンク、ちょうどネットサーフィンをするのと同じである本や雑誌、エッセイ等に登場や紹介された本を読み、またその本に関連した書に手を出し…と言うものだ。自分の知ってる本の数なんて知れている。全く知らない著者の本を手にする冒険はちょっと愉しい。本書も正にその体で読んだ。

 古い本である。日本の作家なら多少なりとも知っているが、西脇という名前には思い当たらなかったのも道理、作家ではなく詩人として名高い人だった。その人の永年に亘る随筆を収録した本が本書で、昭和ひとケタの頃から活動末期の昭和40年代初頭まで長い期間の著作が収められている。その配列は年代順ではなく、あるテーマに即している。そのテーマは文学であったり、著者が好きだった(得意としていた?)植物学であったり、外国に関したり。日記の様相もあれば、思い出を綴ったものもある。本も出版が古く活字が小さいため、かなり読みでがあった。著者が居住していた東京城南あたりから多摩川方面、或いは遠く多摩地区まで散歩や用足しに出かけたりする内容だと、出てくる地名がたいてい今でも残っており当時を想像する楽しみがある。あ、今の目黒通りだなとか。地名や人名にはたまにカタカナが混じり、それが現在と違う表記だったりるのが時代を感じさせる。

 文体を愉しむのも良いが内容を吟じなければならない。植物に関する項はこちらの知識が不足しており植物名をズラズラ並べてあるのに耐え切れずスキップ。散策の途中で枯れた自然に感じた侘しさ・寂しさを表わすあたりが良かった。著者いわく、この感情は「満ち足りた」人には起こらないのだろうと。「もののあはれ」に通じるものか?いかにも日本的じゃないか。そういう感性を持ち表現したからこそ詩人としてノーベル文学賞にノミネートされるほど評価されたのだろう。もちろん作中の風物は昔のものだが、自然風物を見て感じることなど、いま読んでも全く古さを感じない。日本に生まれ育った者の共通認識として共感できるのだろうか?
 著者の出身地・小千谷市には友人が宿を営んでいる。後から引っ越したのでこんな「郷土の英雄」は知らないかな?小千谷市の図書館には記念室もあるようだが。

 2016年12月5日 通勤電車にて読了
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