日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【映画】この世界の片隅に

2016-12-05 20:28:31 | 本・映画・展覧会
 飲んだ帰りだったがちょうど上映時間だったので、眠らないよう我慢できるかな?と思いつつ映画に行った。幸い内容に引き込まれ、眠くなることはなかった。昭和初期、広島市に住むぼーっとした(天然ぼけ)絵の上手い少女の、戦前から戦後までの生活を描いたアニメーション映画。原作者・こうの史代の作品では「夕凪の街 桜の国」を読んだことがあり、本作を一目見て原作者が判った。

 主人公はのんびりぽやぽやした性格だったが生活は次第に大東亜戦争開戦へと変わってゆく。やがて見初められて軍港の町・呉へと嫁ぐ。嫁いだ先の暮らしは楽しいことばかりではなかったが、それは戦況悪化と共に厳しいものに変わってゆく。軍都ゆえ頻繁な空襲の標的となったある日、彼女は投下された時限爆弾により手を繋いでいた姪とその手を失うが、それでも懸命に生きてゆく。そして昭和20年8月6日、強烈な閃光に驚き、やがて広島市の家の建具や色々な物が降ってくる…

 訥々と喋る主人公は滅多に激しい感情の起伏を表わさない。ちょっと捉えどころのない彼女は時代や周囲の流れに抗うこともせず、淡々と従って生きているように見える。それでも夫のことは愛しており、終戦まで生き残った夫や家族と生きてゆく決意を話すシーンには意志の強さを感じる。広島市内に入った主人公夫婦は、たまたま出会った孤児(少女)を呉に連れ帰る。エンディングのスチール画では、薄汚かったその少女が可愛い女の子になり縫い物などして平和に幸せに暮らすさまが描かれており希望感ある終わり方をしていた。のん(元能年玲奈)のCVは良い感じ。ささやくように、つぶやくように歌うコトリンゴのエンディング曲もマッチしていた。

 声高に戦争反対や核禁止を訴えるのでなく、何気ない日々の暮らしのありがたさが後からじわりとくる作品だった。

 2016年11月21日 109シネマズ川崎にて
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【本】萩原栄幸著 「『デジタル遺品』が危ない」(ポプラ新書)

2016-12-05 06:25:57 | 本・映画・展覧会
 機器本体で言えばパソコン、タブレット、スマホ、デジカメ等。周辺機器で言えば外付けHDDにクラウドストレージ。パーツで言えばUSBメモリにCDやDVD。これらに残された故人のデータが全て「デジタル遺品」となる。持ち主亡き後の放置の機器や取り扱い方法について、普段「デジタル」に無縁な遺族にも解るよう例を示し対処方法を説いた書。

 残されたデータやアカウントの危険性、パスワードについての警告など、改めて知ったことは多くなかったが具体的なトラブル例を読むと自分もきちんと「エンディングノート」を作っておくべきだろうと思った。そりゃそうだ、各種アカウントの総数はきっと50くらいにはなるだろう。それらのID/パスワードなんて山ほどあるものな。

 巻末のお助けサービスレファレンスは良いヒントになった。危険性や対処方法に知識ある人はここだけ見て、そのものズバリか同様のサービスを利用したら良いだろう。本当に一覧表を作らないとね。。。

 2016年11月22日 通勤電車にて読了
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