日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2019年8月8~9日 【仕事】海外出張要員は研修する

2019-08-21 20:52:32 | 仕事
 海外出張要員を集めての集合研修があり、参加しました。

 プロジェクトの概要説明、システム構成、出張中のふるまいについての事細かな説明、そして作業する装置を使った実習。旅行代理店さんによる渡航の諸注意説明もありましたが、ほとんどガイドブックに載ってる内容でした。懇親会では、他の会社の企業文化の一端に触れとても興味深くありました。

 出張者も私のように海外慣れしている人間から初海外の人までいるので、レクチュアする方も大変でしょう。もっとも慣れていない人の方が慎重に行動するでしょうから安心か。初めての作業ですので、舐めてかからないよう戒めます。写真は、都心の研修会場から帰宅の途中に撮った東京駅赤煉瓦駅舎。
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【本】角幡唯介著 「雪男は向こうからやってきた」

2019-08-21 06:51:35 | 本・映画・展覧会
 久々に冒険家作家・角幡さんの本。夏なのに雪男。

 ヒマラヤの奥地で何度と無く目撃例が伝えられた雪男の存在確認に、我が国では何度か遠征隊が結成されてきたが、決め手の発見には至っていない。本書は、理詰めな考察の結果、存在に否定的だった著者がふとしたきっかけから遠征隊に参加し、滞在期間を延長してまで探索にハマり込んだ記録。

 やっている冒険のアツさとはうらはらに、クールな思考のイメージがある著者が、なぜ最後は一人残ってまで探索をすることになったのか、気がつけばハマってしまったのか、ヒマラヤ奥地への山行記に加えた面白さがある。
 
 本作中で大きなウェイトを占めるのが「小野田さんを見つけた冒険家」故鈴木紀夫氏のこと。何度もこのエリアに通い、最後には雪崩に巻き込まれ亡くなった。「探検」に掛けたウェイトでは、小野田さんより雪男の方が大きかったことは知られていないかもしれない。

 けっきょく雪男は見つかったのか?せめて何か手がかりは掴めたのか?本書に記された答えはタイトルの通り。とても哲学的で、難解に感じた。こういう空き方に、著者の知性を感じる。

 2019年8月5日 通勤電車にて読了
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