日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【写真展】PENTAX / GR フォトコンテスト2021入賞作品展

2022-01-06 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 オリンパスギャラリーを見て、道路を渡って直ぐのビルにあるペンタックスギャラリー(旧称)へ。

 ハイパフォーマンスデジタル一眼のPENTAXシリーズで撮った作品群は、もちろん素晴らしい。独り善がりな作品が少なく、伝えたい内容がはっきりしている作品が選ばれていると感じた。自分用ならどうでも良いが、他人に見せるのであればソコは大事。

 しかし個人的により注目したのは、コンパクトデジタルカメラであるGRシリーズでの作品群。かつて自分が「コンデジ」愛好者であったことから、限られたサイズ・機能でどれだけの表現をできるか、その能力の引き出し方に興味をそそられた。と言っても今どきのGRは、自分が使っていた頃の製品とは比較にならない高性能なんだけどね。

 写真愛好家クラブの作品展より見ていて好感が持てるのは、選考と言うフィルタが自分好みの写真をより多く残しているからだろうか。でもそれって本当に良いことなのかな?

 そして新宿駅へ戻る道すがらニコンサロンに寄ろうと思っていたのだが、時間切れで本日はここまで。

 2021年12月18日 リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーA&Rにて
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【本】安田峰俊著 「八九六四-「天安門事件」から香港デモへ-完全版」(角川新書)

2022-01-06 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 八九六四=89.6.4。「天安門事件」の日である。もう30年以上前になるんだな。当時北京で、或いは他の街で、デモに参加した人々へのインタビューで、さまざまなポジションにいた彼らの「あのとき」と「いま」を比べることで中国の、人々の変化を探っている。終章は追補的に、急速に中国化を行っている香港でのデモ行為を題材に、同じ手法で香港人の意識を探っている。

 習近平政権が、これほど強引に、諸外国の声を黙殺して香港を圧制すると誰が想像したろうか。中米関係悪化を受け、一部企業が香港回帰を進めているとは言え、かつての香港の特徴は風前の灯であると言えよう。その様相には、天安門事件の影響が見て取れると著者は言う。教訓も、同じ轍も。

 著者は本書で何を言いたかったのか、訴えたかったのか。日常生活も仕事も中国と関係ない(中国製品や食料といった関連は多大にあるが)身からすれば、ロクでもない国、関わりたくない国という度合いが高まっているとしか思えない。

 2021年12月21日 自宅にて読了
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