タイトル中の「論理」と言う文字に惹かれて読んでみたのだが、面白かった。論理=理屈=主義、と解釈する。なぜ中国や韓国の行動が日本人に理解できないか、を解説しており、腑に落ちた気がする。
彼の国の人々(と一纏めにしてしまおう)にとって、法律なんざどうだって良い。尊重すべきは法律でなく、主義なのだ。歴史的合意に反しようが、西欧各国から批判されようが、どうでも良い。大事なのは自分たちが拠り所とする主義を崩さないことなのだ。なるほど、これでは会話が嚙み合わず埒が明かないわけだ。
となれば、未来永劫、彼の国との間に生じる摩擦は消えないのではないか?そうなのだ。消えることはないのだ。どちらの国が、民族が、己の拠り所としてきた主義を捨てない限りは。ただし、摩擦が消えないかもしれないが、擦り合わせて発火させる必要はない。諦めの境地に至ればイライラも解消する、本書はそう言っているように見えた。その点で、福沢諭吉翁の「脱亜論」は極論過ぎると斥けられている。
2022年1月15日 スタンプラリー中の小田急線にて読了
彼の国の人々(と一纏めにしてしまおう)にとって、法律なんざどうだって良い。尊重すべきは法律でなく、主義なのだ。歴史的合意に反しようが、西欧各国から批判されようが、どうでも良い。大事なのは自分たちが拠り所とする主義を崩さないことなのだ。なるほど、これでは会話が嚙み合わず埒が明かないわけだ。
となれば、未来永劫、彼の国との間に生じる摩擦は消えないのではないか?そうなのだ。消えることはないのだ。どちらの国が、民族が、己の拠り所としてきた主義を捨てない限りは。ただし、摩擦が消えないかもしれないが、擦り合わせて発火させる必要はない。諦めの境地に至ればイライラも解消する、本書はそう言っているように見えた。その点で、福沢諭吉翁の「脱亜論」は極論過ぎると斥けられている。
2022年1月15日 スタンプラリー中の小田急線にて読了