日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】岡本隆司著 「東アジアの論理 日中韓の歴史から読み解く」(中公新書)

2022-01-27 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 タイトル中の「論理」と言う文字に惹かれて読んでみたのだが、面白かった。論理=理屈=主義、と解釈する。なぜ中国や韓国の行動が日本人に理解できないか、を解説しており、腑に落ちた気がする。

 彼の国の人々(と一纏めにしてしまおう)にとって、法律なんざどうだって良い。尊重すべきは法律でなく、主義なのだ。歴史的合意に反しようが、西欧各国から批判されようが、どうでも良い。大事なのは自分たちが拠り所とする主義を崩さないことなのだ。なるほど、これでは会話が嚙み合わず埒が明かないわけだ。

 となれば、未来永劫、彼の国との間に生じる摩擦は消えないのではないか?そうなのだ。消えることはないのだ。どちらの国が、民族が、己の拠り所としてきた主義を捨てない限りは。ただし、摩擦が消えないかもしれないが、擦り合わせて発火させる必要はない。諦めの境地に至ればイライラも解消する、本書はそう言っているように見えた。その点で、福沢諭吉翁の「脱亜論」は極論過ぎると斥けられている。

 2022年1月15日 スタンプラリー中の小田急線にて読了
コメント (2)
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2022年1月15日 【食べ物】百合ヶ丘・燻

2022-01-27 06:00:00 | 食べ物・飲み物
 「燻製麺」とは何ぞや?小田急スタンプラリーを終えた百合ヶ丘駅、滅多に来ることのない場所なのでこの辺のラーメン屋探訪をして帰ろうと検索して目に留まった。店は駅前から狭い階段を下りた、街道沿い。

 特徴は麺を4種類からチョイスできること。一番スープの絡みの良さそうな多加水麺を、特製鶏白湯(醤油)ラーメンで作ってもらう。特製と言うのはチャーシューと味玉がプラスされるが、そうでないのはちょっと寂しい感じ。諸評にある通り、1,000円越えとお高い。

 鶏白湯と聞くとすっきりクリアスープを連想するが、ここはどろりとした、濃厚魚介系によくある感じのスープ。啜ってみると看板通りの燻製の香りが漂う。クリーミィで胡麻のテイストが舌に残る感じ、不思議な感覚。ここのは唯一無二かもしれないな。期待通り麺との相性は良かった。
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