日々のつれづれ(5代目)

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2025年1月17~20日 【旅行】九州の観光列車と大阪のメトロ延伸と(4)

2025-01-28 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 1月20日、4日目。最終日はJRの18きっぷを利用していると寄り道をためらう、ローカル私鉄に乗車して帰宅する。

 神戸の地下鉄は法的にややこしいことになっており、そのため運賃が割高に感じられる区間がある。本日最初に乗る神戸電鉄もその一つで、始発の新開地から乗らず次の湊川から乗ると130円も安くなる。ちょうど湊川には早朝から営業している立ち食いうどん屋があり、好都合。宿も新開地と湊川の中間にあったのだ。

 向かったのは終点の粟生(あお)、途中区間では国内鉄道最急レベルの勾配(50‰=5%)を頂点とする急勾配が山ほどある。朝のラッシュで座れなかったのを幸い、運転台直後で「かぶりつき」をして終点まで。久々に前方視界を愉しんだ。

 粟生は神戸電鉄粟生線だけでなく、JR加古川線そして北条鉄道がX状に交わっている。一昨年末に加古川線に乗車した際、久しぶりに訪れてみたいなと思ってから一年ちょっとでやってきた。接続よく北条町ゆきが発車、ここはかつての国鉄北条線。同時期に国鉄から移管された三木鉄道は早々に廃止されてしまったが、ここは頑張っている。JR東日本からキハ40 535が移籍していた。五能線ですれ違った記憶のある車両に再会するとは。

 北条町では折り返さず、周辺を駅の電動レンタサイクルで見学してゆく。
(1)Soraかさい
 太平洋戦争末期の僅か2年足らず、当地には鶉野(うずらの)飛行場が建設され、隣接して川西航空機の工廠も建設され「紫電改」などが製造された。その歴史を偲ぶミュージアム。展示機(上:九七艦攻、下:紫電改)はレプリカだが実物大であり、迫力がある。また兵の遺品や航空機部品、工具なども展示。歴史解説もあり、見応えあった。

(2)兵庫県立フラワーセンター
 オフシーズンのため屋外に花はなし、僅か数本ロウバイが咲いていた。温室では球根ゼラニウムの展示が見事、色ごとに分けずミックスして壁吊り。池のほとりの散策は楽しく、花の時期に再訪のチャンスがあれば。

(3)古代鏡展示館
 フラワーセンター内、僅かな入場料でこれほどのコレクションが見られるとは。古代鏡と一口で言っても紀元前30世紀近くから起源数世紀までの長い期間に作られてきただけに大きさやデザインが変わることが良く解った。入ってみて良かった。

(4)北条の町並み
 北条(加西市)は西国街道の宿場町であり、今でも古い建物、意匠、寺社などが残っている。短い時間ながらこの一角を通り抜けてみた。


 ここからは、遠来の人間は気付かないルート。レンタサイクルを返却した北条町駅から1㎞ほど北を中国自動車道が走っており、岡山県津山と大阪駅を結ぶ高速バスの停留所がある。4列シート車だが、乗車時間が短いのでさほど気にならない。千里ニュータウンで下車、隣接の桃山台駅から千里中央駅で乗り継いで伊丹空港へ。バスは高速池田で下道に降りるので、ここで空港に寄ってくれれば時間もお金も節約になったのだが。

 出発の直前に発表されたキャンペーンのため、伊丹から真っ直ぐ羽田に向かわず、但馬を往復。JL138便(JA601J:767-300)で46分の短いフライトで旅を終えた。九州の観光列車には未乗が多く、週末しか運転していないものばかりのため乗りつぶしにはあと数回行かなければならないだろうが、今回のように他の地域も組み合わせたりしてユニークな旅を続けたい。(おわり)

湊川 0734
(神戸電鉄)
粟生 0845/0852
(北条鉄道)
北条町 0915着
※レンタサイクル
*** soraかさい(鶉野飛行場資料館) ***
*** 兵庫県立フラワーセンター ***
*** 北条の町並み ***
北条町 1300
(徒歩0.8km)
高速北条 1410発
(高速バス)
千里NT/桃山台 1521/1526
(北大阪急行)
千里中央 1529/1537
(モノレール)
ITM 1550/1655
(JL2325)
TJH 1730/1800
(JL2326)
ITM 1835/2015
(JL138)
HND 2125

 

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