2011年10月10日 【旅行】マレー乱飲紀行（４）

　今回のブログ題名は金子光晴「マレー蘭印紀行」から拝借したことはお分かりだろうけど、その金子が滞在していたのがここバトゥ・バハットなのだとリンさんから教えられた。あれ、そうだっけ？全然記憶になかった。

　同書に出てきた日本人クラブの建物はまだ残っているとのことで連れて行って貰う。昨晩の屋台村のすぐ近くだった。３階建てのなかなか立派な建物、日本人クラブが入ってたと言う３階は燕か何かの飼育場になっているそうで入れず。確かに道路まで喧しい鳴声が聞こえていた。金子が旅したのは昭和ひとケタ、そこから約80年を経て同じ建物を見ている。追体験が不思議な気持ち。

　そして現在のリンさんの収入源！？たるパーム園を見に、片道約20kmほどのドライブ。パーム園を仔細に見るのはもちろん初めてなので面白い。収穫の方法や植え替えなど、色々と教えてもらいちょっとした社会科見学だ。少し資本参加して分け前に預かれないかしら？

　少し遠回りして貰い、海辺を回って町に戻る。昼はパットやボウルに並んだおかずを適当に選び盛って貰う「経済飯」。アジアはコレが旨い。あとはまぁ、適当に買い物したり、タイマッサージを受けたり。16時のバスでKLに向かう。バスターミナルでリンさんとお別れ、本当にお世話になりました。来年もできれば来るからね～ランカウイあたりで会いましょう！

　3時間半でバスターミナルに到着、隣接の駅からKLIA Ekspres(の普通電車)で空港へ。ヒマを持て余したがMH88便(777-200ER:9M-MRL)に23時搭乗、2330出発。行きと同じ非常口席窓側を確保していたが中央列の空きを見つけドアクローズと共に突進！横４席を使いしっかり寝て帰国した。

　機中泊

（おわり）

2011年10月9日 【旅行】マレー乱飲紀行（３）

　マラッカの町は以前にシンガポールから日帰りツアーで来たことがあるが、ジョホール水道(国境)付近の大渋滞のため十分な観光時間が取れなかった。印象も薄れているので、シンボル的教会の辺りを散策。たぶんあの旧い船は以前にはなかったな…ってか地形が埋め立てで変わってる!?世界遺産に指定されたようで、案内表示はかなり充実。おかげで何の予備知識がなくても問題ない。

　マラッカからバスで２時間、リンさんの住む町バトゥ・パハット(略称BP)へ。シャープとミツミ(電子部品)の工場があるそうだが、特段の印象はない地方都市と言う印象。ただし町中の道幅がゆったりとしており、長閑な印象を受ける。人は結構いるので寂れているという感じとは違う。

　ここでも「特に見るとこはありません」だそうなので(アナタ全部それじゃ　ん！笑)、せっかく物価の安いマレーシアに来たのだからと買い物に走る。一番の大物はメガネ！軽量高屈折レンズで１万円ちょっと(価格交渉サンクス)、しかも即日仕上がり。他にＧパン、七分パンツ、ナッツ、カップ麺…実にくだらん雑貨ばかり(笑)。そうした消耗品を買うのが好きなのだ。生活費を切り詰められる
しね。大きなバッグで来て服とかもっと買えば良かったかな。

　夜はリンさんのご家族も一緒に屋台村でサテや飯麺など、いろいろウマウマ。BPの町は見たところ、小洒落たレストランなど少なそう。なので屋台大好きな私みたいな人間でないと滞在にはストレスが溜まるんじゃないかな…って観光客は普通BPには行ったりしないから大丈夫か。

　写真は、(明日の記録で書く)金子光晴も見たであろうBP川の夕陽。

　B&S Hotel泊(http://www.bnshotel.com/index.php)

【映画】僕たちは世界を変えることができない。

　「150万円でカンボジアに小学校を建てることができる！」150万かどうか定かではないが、確かに「あ、意外と安くできるもんだな」と思った記憶がある…どこかで。それを「どこかで」じゃなく実現しちゃった、しかもゼロから始めてお金を集めて、な大学生の実話を映画化したのが本作品。

　もちろん実話に基づくんだけど、それ以上にカンボジア訪問のシーンがドキュメンタリー(ルポルタージュ)を見ているようで。トゥールスレン収容所跡とかキリングフィールドとか、自分が訪問した時を思い出し、あの不愉快な気分が蘇る。もちろん、目を背けてはいけない。行ったことないけどきっとビルケナウ(アウシュビッツ)はこれ以上なんだろうな。

　カッコ良く、ちょっとチャラい感じさえする主人公(向井理)たち。遊びサークル作ってパーティー開いてカネ集め、そんなやり方で良いの？と思わないでもないし会計報告とか大丈夫なの？と心配もする。そしてメンバーの衝突や外部からの非難中傷。サークルは空中分解して計画は宙ぶらりんに…ならなかった。彼らは成し遂げた。

　学校は造って終わりじゃない。維持管理は建物だけでなく先生の手配や学用品の補充など、果てしなく続く。実話の主人公はそれを今もきちんと続けていると言う。スゴイことだ。スゴイことだけど大げさに構えず…と言うのが本作のキモなのだろう。震災ボランティアだってきっとそうなのだ。

　公式HP：http://www.boku-seka.com/

　2011年10月7日　MH89便(東京→クアラルンプール)機中にて

2011年10月8日 【旅行】マレー乱飲紀行（２）

　今日はＫＬをぶらぶらして、午後はマラッカに移動の予定。だがリンさん、何もプランを考えてない…おいおい、ホテルの朝食をしっかり摂りながら話すが何も決まらない。あまり何事にも興味ない人ってのも困ります(笑)。

　あなたマレーシア人なんだから首都の景色くらい見ましょうよとKLタワーを提案するが展望台は高いと却下を喰らう。ならばとKLCCのペトロナスツインタワー間に架かる「スカイブリッジ」(無料)へと向かったら改装工事のため12月まで閉鎖中。だから「タワー」にすれば良かったのに…

　気を取り直して国立モスクへ向かう途中、KL中央駅でワタクシ得意のhop-on/offバスを発見。これに乗ることにする。でないと二人いても決まらない。まぁリンさんはKLの人間ではないので(マレーシアで二番目の地域の二番目の町に住んでる…日本だと大阪の堺になるのかしらん？)、KLを案内しろと言ってもムリなんである。ハイここがムルデカ・スクエアですよ～…

　国立モスクは二度目なんだが良かった。残念ながらキリスト教会のように礼拝堂の内部に入って見学はできず、外から眺めるだけなんだけど(写真)。しかし暑くなって来たな…さすがと言うか、こうでなくちゃ。捨てるつもりで半袖シャツを持ってきてるんだし。

　再びバスでぐるーっと回る。下車せずとも街並みや公園を高い視点から見られるので良い。何のことは無い、ホテル前にバス停があった(笑)ので下車、昨夜と同じ場所(の違う店)で海南鶏飯を喰い、部屋に戻ってシャワー浴びて荷物くくってチェックアウト。そして三たびバスで中央市場へ…と思ったら猛烈なスコール。下車は断念。中央駅まで乗ってこれで一回り完了。もしまたKLに来ることが
あればブキットビンタン、中央市場、チャイナタウンあたりを歩いてみたいな。

　列車で郊外バスターミナルへと思ったら遅延で40分来ないだと…仕方なくタクり、新築間もない立派なターミナル(本当に空港ターミナルみたい)からマラッカへ２時間。予定よりだいぶ遅くなってしまったが、マラッカではリンさんの妹さんが出迎えてくれ、３人で夜市へ。週末なんで大賑わい。食堂に入るも品切れ続出。辛うじて麺にありつき、妹さんの立派なお宅に伺いワイン飲みながらお喋り
して本日終了。

【本】東大作著 「平和構築－アフガン、東ティモールの現場から」 (岩波新書)

　世界のあちこち(と言っても今はアフリカが多いけど)で紛争が絶えない。何でみんな仲良くできないんだろうって思うけど、そんな各国の平和に乗り出す国連は大事な存在。本書は、そうした場所での平和構築のあり方と実情について書かれている。

　現場からのレポートだけでも貴重かもしれないが、本書の特徴はそれ以前に平和構築の方法、スキームについてきちんと解説している点、へぇそういう仕組みだったのかと初めて知ることが多く勉強になる。単純に「自衛隊をＰＫＯに出せばいいじゃない」から一段掘り下げて考えることができる…かも。著者がフィールドスタディした「現地」はアフガニスタンと東ティモール、後者は自分も行ったのでより実感を伴う。

　紛争の場所によって原因(根)は異なるだろうからどこでも同じ方式で停戦～平和構築ができるとは思えないが、こういう内容が少しでも多くの人に理解されて世界の紛争が一ヶ所でも一日でもなくなって欲しいものである。良い本を読んだ。

　2011年10月5日　通勤電車車中にて読了

2011年9月27日 【さらに追記】【物欲】キャリーオンバッグ(小)購入

　先日壊れたキャリーオンバッグとは別に、やはり機内持ち込みできるサイズを使ってみようと思った。某しげちゃんの経験談を聞き、オークションで物色。まずは勉強でこのサイズのを使ってみて、便利なようだったら本気でホイールの良いのを買えば良い(狙いはTUMI 20インチトロリーだ)かなぁと。躊躇なく高級品を買える皆様が羨ましい。

　かくして入手した初のポリカーボネート製キャリーオン。36Lで機内持ち込みギリギリ(機種やエアラインによってはアウト)。某だっちぇす師のヘルプで安くゲット、落札価格41円(笑)。もっともこの業者は送料が高いんだけど。まぁそれでも総額3,000円強、欲しいTUMIのちょうど1/10倍だ。勉強代と思えば高くないでしょう。10回使えれば1回あたり300円だ。

　デビュー戦は来月、久々の東南アジア方面の予定。


【2011/10/11追記】使ってみた
　予定通り、連休の旅行で使ってみた。実際にどれくらい入るか、今後買う計画のある人のため(いるのかなぁ？)備忘録。現地で買った物もあるので日数に比べ多目。

・Ｇパン１本
・短パン１本
・短パン(七分)２本
・革ベルト２本
・ジャージ下１本
・Ｔシャツ４枚
・ナイロンジャンパー１枚
・ソックス６組
・パンツ８枚
・ハンカチ１枚
・カップ麺２個
・袋詰ナッツ２袋
・口腔清涼剤１個
・A4サイズ雑誌３冊
・マンゴープリン12個
・タバコ１カートン
・ホテルアメニティ約15個
・スリッパ１組
・洗面具キット１式
・ケース入り眼鏡１個
・スマホ充電器１個
・コンセント変換プラグ１個
・ケース入りDVD２組
・スーパーのレジ袋５枚

　まぁ何とかこれだけ押し込んだ。さすがに上から乗っかってぎゅっとファスナーを閉めないとダメ。ケースよりファスナーが先にダメになったりして…
　服は圧縮袋に入れていないが、パッキングを考えると隙間に詰め込める非圧縮の方が良い気がする。

　いかがですか、結構入ると思いませんか？でもこれだけ詰めると機内で上に収納するの、結構気を遣う。うっかりよろけてぶつけでもしたら大変。でもおかげでスピーディーに行動できた。とりあえずはコレ買って良かったな。さっそく何箇所も傷ついたけど、それは旅の勲章だ。


【2011/10/15追記】
　きのう駅で、同じ型の色違い(白)を引っ張ってる人を見かけた。
　傷だらけでその傷に汚れが入り込んで筋がくっきり目立つ目立つ…やはり銀色にして正解だった。
　（選べた残りの黒色も、光の加減でけっこう目立つと思うんだよね）
　ウチのも現地バスで２回預けたので既にけっこう傷ついている。
　傷は一向に構わないのだが、壊れないで何時まで持つかなぁ。

2011年10月7日 【旅行】マレー乱飲紀行（１）

　この春、20年余りの日本生活を終え(いや、中断し、かな)故国マレーシアに戻ったリンさんを訪ねることにした。

　彼が住むのは首都クアラルンプール(通称KL)から3時間ほど離れた町。そこも訪ねるとしてまずはKLで再会し、あとはお任せ…にした。往復は、デルタ(旧ノースウェスト)航空のマイレージを使ったマレーシア航空(MH)エコノミークラス無料航空券。

　MHは成田２タミから出る。普段JALを使ってるので使い慣れているがその分、セキュリティチェックの優先レーンやラウンジが使えないことが悔しい。そもそもチェックインで15分も待つなんて…やはり上級会員はストレス少ない旅ができるんだね。

　MH89便(9M-MRJ:B777-200ER(※))はほぼ満席、幸いチェックインが早かったので非常口席の窓側(＝外が見え、かつトイレにも立ち易い)を確保。隣はヒューストン在住のアメリカ人、仕事で東京→クアラルンプール→シンガポール→モスクワ→ヒューストンと飛ぶそうだ。なのにエコノミークラス!?

　途中それなりに揺れたが居眠りするには快適。起きて映画を1本観たらちょうど降下となった。向かい風が強く、30分近く遅れてKLに到着。リンさんとスムーズに合流でき、ホテルまでタクる。

　夜はホテル正面の小モールにある食堂で。まぁ屋台飯みたいなもんだ。いいねぇ。同じ場所にあったスーパーで酒も買えたのでワイン買って部屋で飲みつつ、この半年間の報告などを。

Intercontinental Kuala Lumpur(実は昨年までホテルニッコーだった)泊

　(※)帰国して調べたらこの機材、過去にZRHで尻もち事故を起こしていた…

2011年10月6日 【ジェミニ】車検に出したよ

　朝、タイヤ屋に古タイヤ２本の処分を依頼し(４本あるんだけど積み切れなかった)、そのまま首都高に乗って埼玉へ。先週ファーゴと対面したばかりの工場まで走り、車検を依頼。

　今回は、先日割れたライト交換以外に大きな整備はない…と思いたいが真面目に細々とチェックする社長のことだから結構いろいろ見つけて突いてくるんじゃないかなぁ？そこらのディーラーよかよっぽど厳しいんだ(笑)。まぁそれで旧い車を維持できるのなら良いことです。

　それと、工場の良い所は駅から徒歩1分な点。快速電車は停まらないんだけど、ともかく会社やその他の用事があっても時間を読みやすいのが有難い。JR(東)205系に揺られて会社に向かいました。

(Live) M.N.G.(水岡のぶゆきグループ)

　前回から一ヶ月ちょっと、仕事ぶっちぎって行ってしまった…予定が立たなかったおかげで友人を誘えず。今夜は水岡のぶゆきさん(Pf)、水岡竜さん(G)に加え津島周平さん(Per)。パーカッションが入ることでどう変わるかを楽しみに…以下セットリスト(◎がオリジナル曲)。

・Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
・Arthur's Theme (＝ニューヨークシティセレナーデ)
・You'd be so nice to come home to
◎North Avenue Cafe
◎グリーンフィールド
・Libertango
・Change the World

・Dance with Me
・Black Orpheus
・How Deep Is Your Love (＝愛はきらめきの中に)
・ルパン三世のテーマ
・赤とんぼ
◎Magnolia
・Spain

・Imagine

　前回は「初顔合わせ」で様子見なところが結構あったようだけど、その後何回もセッションして馴染んできた感じがはっきりと分かる。だからと言って馴れ合うのではなく、むしろ「安全圏」でしかキャッチボールしなかったのが多少のクセ球を投げられるようになったと言うのか…ある意味、今日の方がスリリング(笑)

　そして、パーカッションが入ることで音の底支えができると言うのか、特にピアノは左手の自由度が高まるように覚える。目立ちすぎず控えめすぎず…にしっかり鳴らすのって難しそうだが、ドラムよりカホンにコンガ、スティックじゃなく手かブラシで鳴らすシンバルって他の楽器に良く合ってアコースティックな響きになる(ドラムで聞いたらそれはそれで良いと感じちゃうんだろうけど)。

　今日は山下さんのギター教室のお弟子さんも来られていて、その割には隅っこで…勿体ない！師匠のステージなんだから正面で見れば良いのにと思ってたら堪りかねたのか移動した人がいた。そうそう、貪欲に吸収しなくちゃね。色々な弾き方をさりげなくデモンストレーションしてくれてたみたいでしたね、余禄にありつけたこちらも大満足です。

　終了後ついつい長話…気がつけば閉店時刻。たいへん失礼しました(汗)。

　2011年10月6日　荏原中延・ボナペティにて

2011年10月5日 ハダカのココロで

　今日は営業担当者とお客様を訪問して業務終了。どこか寄って一杯やってく？って話していて閃いた看板、「フロ屋いこー！」なんて怪しい中年男二人組。おまけに「マッサージたっぷりウヒヒ」とか言ってりゃねぇ。

　ビルの中の施設にしては結構楽しめ(温泉マニア向きでないことは言うまでもないが…)、上がってマッサージして貰えばちょっと揉み返しきたかなふくらはぎ？ちょっと腰回りが張ってるとのこと、座りっ放しは良くない、時々は立ち上がって血行良くする運動を…とのこと。

　風呂でデトックス、マッサージでリラックス、仕上げに焼き鳥で飲んで仕事の毒を吐きだしてあゝスッキリ。いろいろ不満はおありでしょうが、何とかウチの連中よろしくお願いします…

　おふろの王様　大井町店：http://www.ousama2603.com/shop/ooimachi/